日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

「心のご馳走」-子ども達の食事-

2005-03-31 11:44:28 | ライフスタイル
「文化事業にも成果主義」にコメントを下さった酔狂人さん、カミナリ弟さん、とても貴重なご意見ありがとうございました。
酔狂人さんのブログ拝見させて頂きました。
経済学をお仕事とされているのでしょうか?その考察の深さに勉強させて頂きました。
そして「新発想?老人のホーム」にトラックバックくださいました、「斜め読み介護ニュース」の管理人さん、ありがとうございました。
元々は、閉鎖されたビジネスホテルの再利用ということが目的だったようですが、着眼点の違いがこのようなユニークな老人ホームをつくり出していくことになったのでしょう。

さて、実は風邪をひいてしまいまして・・・昨日は一日寝床でウンウンと唸っておりました。
しかし、「(クーラーや扇風機等を体が受け付けないので、真夏でも団扇生活をしているため)体が原始」と友人から言われるほどの生命力?なのか、今日はほぼ復活です。

毎日新聞で連載されていた「食欲の果て3部:9万回のごちそうさま」が、終了しました。
この連載を楽しみに読んでいました。
最終回だった昨日は食の乱れ、主婦のせい?という内容。
確かに、ここ数年凶悪な少年犯罪があると決まって「キレル子どもを作る食生活」というような記事を新聞、雑誌で目にします。
しかし、食だけの問題なのでしょうか?
そして、今日朝食:小学生の「理想の朝ごはん」、絵で表すと…友達と一緒に楽しく!という記事が、掲載されています。
私が、子供の頃は家族揃って朝食を食べるというのが当たり前だったように思うのですが、生活時間帯の変化などにより、家族揃ってというのは難しいようですね。
でも、一週間の内何度かは「家族揃った食事」というものが必要なのではないでしょうか?

就職をして、毎日自分のためにだけ食事を作るようになってから気がついたことがあります。
それは「ご馳走」の意味です。
元々「もてなすために、西へ東へと奔走をして食材を集める」という意味らしいのですが、食べ物だけではなく、一緒に食事をする人と交わす会話は「心のご馳走」となるのではないでしょうか?
だからこそ、気心の知れた友人との会食は「心のご馳走」をイッパイ頂くようにしたいと思っています。

新発想?の老人ホーム

2005-03-29 11:43:19 | 老親介護
今日の西日本新聞(九州)のWEB版に歓楽街に老人ホーム 飯塚市 ビジネスホテル改装 という記事がありました。
歓楽街に老人ホーム・・・なんとなく違和感がありますが、案外ポイントをつかんでいるかも知れません。

実家に帰って認知症の症状が出始めた母と一日を過ごすことで、分かってくることがありました。
それは「とても寂しがり」ということ。
父と二人っきりの生活が20数年続いて、その父が入院をしているのですから当然といえば当然です。
それだけではなく、認知症的な症状の中でも普通に戻る時が、家族以外の誰かと会っているときだったのです。
家族との会話よりも、ご近所の方と話すことの方が話し方もシッカリとしていますし、話そのものも辻褄の合うモノでした。
外から受ける刺激というのは、認知症に対して効果的な部分があるように思いました。

それだけではなく、街中にこのような施設を作ることで「入所者の家族が行きやすい」という気がします。
日本の場合、老親介護に対して「何とか家族で面倒を見るのが、一番」という考えが優先的にあります。
しかし、その為に介護をする家族の方が疲れ果ててしまい、その行き着く先が「姥捨て山」的に老人医療施設ということが少なくないような気がします。
そして、週に一回顔を見せればいいほうで、預けたら預けっぱなしという状況になってしまう、ということを聞いたことがあります。
このようなことが、一番老親にとっては不幸なのでは?
新しい試みだと思いますし、是非成功して欲しいと思います。

それと・・・高齢者の時間感覚ということにも、触れておきたいと思います。
今回の件で感じたことなのですが、年齢が高くなるとどうしても動きが遅くなってしまいます。
本人もそのことに気付いて、ジレンマを感じていています。
そこに「早く」という言葉を言ってしまうと、余計ストレスとなってしまい、コミュニケーションを取ることが難しくなります。
1日の時間が24時間ではなく36時間くらいのつもりで、こちらが余裕を持って接することが大切な気がしました。
実際、食事の支度が整って「さぁ、食べましょう」と言ってから、箸を取り、一口目のご飯を食べるまでに5分近く時間がかかりました。
おそらく、本人にとっては1.2分の時間感覚なんだと思います。
その時間感覚のズレを理解することも、大切なのだと感じました。


文化事業にも成果主義

2005-03-28 10:12:28 | マーケティング
今日の讀賣新聞のWEB版にオーケストラにもリストラの波、都響が能力主義導入という記事が掲載されています。

音楽という分野に「成果主義」が、馴染むのだろうか?というのが、最初に思ったことです。
スポーツ選手なら活躍した数字が出ますが、オーケストラの場合何が根拠となるのでしょうか?
少なくとも、パートごとの演奏時間というのは対象とならないと思いますし、CDの売上や公演収入といっても好みに左右されます。
どうも評価基準が分かりません。

実は、日本の企業の多くが人事査定に成果主義を導入しているのですが、いち早く成果主義を導入した富士通ですら、問題があるようです。
それほど「成果主義」というのもが良いものなのか?と思うところがあります。
確かに、仕事の効率や成績が評価のひとつとなることは良いことだと思います。
でも、それだけが総てではないと思います。
そして、海外に目を向けると意外にも「年功序列」的な人事制度を実施している企業が、少なくありません。
社会学者のPFドラッガーなども「日本型の人事制度」を評価しています。
「人が働く」ということを考えた時、成果主義だけが総てではないということだと思います。

今回の「東京フィルハーモニー」の経費削減は、リストラという首切りではなく予算枠の提示だけにとどめ、その運用と経営をそっくり任せてしまうということのほうが、良いのではないでしょうか?
「収益をあげるために、できることは何か?」ということと向き合うことで、クラシックというお堅いイメージの音楽が、もっと楽しめる音楽になっていくチャンスとなるように思うのです。
実際、アメリカではそのような試みを実施し、成果を上げているオーケストラがあるのですから。

そして、バブル期に盛んに言われていた「企業のメセナ活動(=文化支援活動)」は、一体どこへ行ったのでしょう?
バブルが崩壊し、多くの企業は一斉にメセナ活動から手を引いてしまいました。
文化支援をするということが、一時期の流行だったということでしょう。
そんな企業が実施している「成果主義」というのは、言葉を変えた「リストラという名の首切り」の判断材料となっているような気がしています。

これが現実?-愛知万博-

2005-03-27 12:43:18 | アラカルト
「地方ブランド」についてトラックバックを頂きました「イケてる大人塾本校。おくさま占いつき。」の管理人さん、ありがとうございました。チョッとドキドキするお名前ですね。
拝見させて頂いたブログは、「大人のチョッと知って得するマナー」という内容で、拝読させて頂きながら「フムフム」とPCの画面の前で、頷いていました。

25日に開幕した今世紀初の国際博覧会「愛知万博」。
開幕日、初の週末となった昨日までは、季節外れの寒さや冷たい雨にたたられ、出足を挫かれたようです。
そして今日!穏やかで暖かな行楽日和となりました。
春休みに入った最初の週末でもあったのですが、現実は違ったようです。


もちろん、目玉のトヨタパビリオンや、マンモス館などは整理券があっという間になくなったようですが、いまだ完成していないパビリオンもあり、会場そのものが準備段階という感じもしないではありません。
スムーズな観覧のために考えられたインターネットによる予約システムがダウンし、再開は4月になってから。
やはり、解消しなくてはいけない様々な問題があるようです。
何のための「内覧会」だったのか???

昨年、行われた「浜名湖花博」は、当初予定よりも花の開花が遅れたために、開幕そのものも遅らせたということがありました。
それでトラブルが起きたか?といえば、何の問題もなかったと聞きます。
まぁ、植物は気候によって開花が左右されますから、当然の対応だったのかも知れません。
それに対して、パビリオン建設という人力で何とかなるモノが、スケジュールとおりに進まない。というのは、意味が違うといえば違いますが・・・。

ここでひとつ、万博情報。
一週間前に行われた「内覧会」で問題になった「リニモ」についても、今は待ち時間無しで乗れるようです。
だからといって、来週も待ち時間無しで「リニモ」に乗車できるのかは、分かりません。
名古屋の人というのは、「列があると並びたがるが、列がないと並ばない」というところもありますし、「話題になって、人が押しかけているところには我先にと行くが、人がいないところへは行かない」という傾向が強いようですので。
それと、「名古屋めし」は一度、チャレンジしてみてください。
想像以上に美味しいです。

一人のスター選手より・・・

2005-03-27 01:05:18 | スポーツ
25日夜行われた「2006年FIFAワールドカップTMドイツ大会 アジア地区最終予選」のイラン対日本の試合を観戦された方は、多かったのではないでしょうか?

このブログを、よく読んでいらっしゃる方は薄々気付いていらっしゃると思いますが、実は野球よりもサッカーやラグビーのファンです。
サッカーについては、年に数回はスタジアムに足を運んで生観戦をしています。
本当は、10試合以上行きたいのですが・・・(爆)。
もちろん、過去にはW杯予選を観戦に国立まで行ったこともあります。
当時は、こんなに盛り上がっていなくって試合2週間くらい前でもチケットが買えたのです。

さて、昨夜の試合結果は新聞・テレビ・インターネットでUpされていますので、アレコレ書く必要は無いと思います。
ただその中で気になることがあります。
それは「中田(英)・俊輔」という文字が目に付くこと。
どうも日本のメディアは、ヒーローを求めやすいようです。
その為、どうしても特定の選手にばかりに目が行きがちです。
これはサッカーだけではなく、野球などについても同じことが言えますが。
サッカーに限らずチームプレーのスポーツは、限られたスター選手でゲームをしているのではありません。
特定のスター選手の活躍次第で、持ち上げたりスケープゴートにしたりするのは・・・選手にとってもメディアにとってもその関係において、プラスではないように思います。

メディアが殆どノーマークだった?福西選手が、ゴールを決めたのはメディア的には「想定外」だったかも知れませんね。

これから地方もブランド化

2005-03-26 11:40:08 | マーケティング
昨日の「ホリエモン考」にトラックバックくださったアイコラボ京都Blog「頑張れホリエモン」さんありがとうございました。

毎日新聞のWEB版に「おかやま「地産地消」 JR岡山駅の限定駅弁「晴れの国・岡山づくし」が好評 という記事と、ミカン 「寿太郎プレミアム」、順調に約200トン出荷--沼津 /静岡 という記事が、二日間にわたって掲載されていました。
ひとつは「地元の食材をふんだんに使った駅弁」。
元々駅弁は、その地方色が現れたモノが数多くあります。
むしろ、そのような地方色豊かなお弁当が、駅弁の楽しみともいえますね。
今回の駅弁が、これまでのモノと違うのは「ひとつの駅弁の中に余り知られていない、岡山の美味しいものがふんだんに使われている」ということでしょう。
これまで岡山の駅弁といえば「祭りずし」や「ままかり」でしたから。
「それだけではないんだぞ!」という意気込みが感じられる駅弁。というのが、人気を博している理由なのだと思います。
こうゆうカタチで、地域の食や食材をPRすることも地方の活性化ということになると思います。
何よりも、お弁当のおかずそのものは「お惣菜」に近いモノということもポイントでしょうね。

そうして、もうひとつの「寿太郎プレミアム」という静岡産のミカンですが、食べたことがありません(爆)。
名古屋では、出回っていないのか?近所のスーパーマーケット程度では扱っていないのか?分かりませんが、どうやら他の静岡産ミカンよりも割高な「高級ミカン」のようです。
これまで「静岡ミカン」といえば「三ケ日ミカン」や「温州ミカン」で、静岡県西部が中心でした。
今回は、沼津という県東部。
ひとつの県の中で、「ミカン」というブランドを高めあうというのも面白いですね。
そのことによって、生活者がより満足できるモノが提供できれば、新潟のおコメのようなっていくかも知れません。

以前ブログでも書いていますが、これから先地方そのもののブランド化が始まるのではないか?と思っています。
「魚沼産コシヒカリ」は農産物という分野における「地方ブランド構築の成功例」です。
果たして、この二つのブランドは成功するでしょうか?

どうして彼は嫌われるのか?-ホリエモン考-

2005-03-25 17:18:12 | アラカルト
いつも優しいお心遣いのあるコメントを頂くsabuさん、老親介護についてのコメントを頂きありがとうございます。

さて、2月から始まった一連のライブドアのニッポン放送株について、ひとつ気になることがあります。
それは「どうしてホリエモンは、嫌われるのか?」ということです。
もちろん、一般の世論調査などでは彼の活躍に拍手を送る人たちがイッパイいます。
人気投票で経営者の能力が問われるわけではありませんから、「経営者としての堀江社長」について云々する気もありません。
しかし・・・ニッポン放送の過半数に近い株を取得し始めた頃から、現在ニッポン放送で番組を持っている人たちから「堀江さんが社長になって、経営に乗り出すなら番組を降りる」という人たちが、続々と出ています。
これでは「ニッポン放送の価値」が下がってしまいます。
堀江さんは、これまで盛んに「ニッポン放送の価値を高めるために、株を取得し業務提携をしたい」と話して来ました。
でも、番組を作る人たちからすれば、そう見えないようです。

堀江社長というよりもライブドアが、ニッポン放送の株を取得するために取った行動がなんとなくダーティーなイメージを与えているように感じます。
いくら商法上間違った取引をしていなくても、裁判で勝ったとしてもその印象は代わりません。
先日の記者会見では盛んに「お客様」とか「従業員様」という言葉を使っていましたが、どうも・・・収まりの悪さを感じたのは、そんなイメージがあるからなのでしょう。
また、堀江社長自身の発言も直球過ぎるのか?配慮に欠けているようにも思えます。
以前「お金があれば、女性と付き合うのも簡単」といった内容のことを著書で書いていたようですが、ある意味「そんな女性としか付き合ってきていない、モテナイ君」ということを告白しているようにも思えました。
と言っても、その言葉で傷ついた人たちはたくさんいたと思いますし、そこまで想像する力が堀江さんに無かったのも事実です。
もうひとつは、「いくら経っても明確なヴィジョンが語られない」ということだと思います。

ここにきて「音楽配信などのコンテンツを提供する」というヴィジョンを話し始めていますが、とすれば業務提携する相手は、ソニーエンターティメントの方がベストだったのでは?
既に、レコード会社各社が「音楽配信事業」(=携帯電話の着メロサイト等)をし始めているので、後発企業としてどれだけできるのか分かりません。
その上、音楽配信と言っても、著作権やレコード会社との版権など様々な問題(これは、テレビドラマなどの再放送やDVD化なども同じ)があります。
そのようなことを堀江さんは知っているのでしょうか?
単に、ラジオでオンエアーすることが音楽配信だと思っていませんでしょうか?
そしてもし、本気でライブドアが音楽配信をするのであれば、是非日本のレコード会社と契約の切れてしまった、海外の小さなレーベル(70年代の「ベアーズビルレーベル」や「ロケットレーベル」等)の名曲を配信して欲しいです。

テレビのニュース番組に、こんな場面がありました。
ニッポン放送社屋の前で、他局のレポーターが「堀江さんが経営権を持ったら、どうしますか?」という質問に対して、ある方は「もし、本気でラジオをやりたいんだったら、ラジオの勉強をしてからにして欲しい」。
おそらく、堀江さんが嫌われる理由のひとつがこれらの言葉にあるのではないでしょうか?

わびしい食卓-日本の食糧自給率-

2005-03-23 13:38:07 | ライフスタイル
先日、「日本の食料自給率」についてのニュースがありました。
だいぶ前から「日本の食料自給率40%」ということが言われていましたが、いざ食卓となると「わびしい」という気がしませんでしたか?

一日3食サツマイモやジャガイモに軽く盛られたご飯一膳。
日本の伝統食である?納豆やお味噌汁といったモノも食卓には上がりません。
夕飯には魚類がつくようですが、それも毎回という訳にはいかないようです。
肉類については9日に1回程度。
サラダ等の野菜類も、食卓に登場するのは週のうち数えるほどのようです。
当然、ファーストフードなどは影も形もありません。
このようなメニューを見る限り、戦後の動乱期よりも「わびしい食卓」のように感じられます。

実際スーパーマーケットに行くと、「アメリカ産ブロッコリー」「中国産どんこしいたけ」「ノルウェー産鮭」等など、海外から輸入された食料品を数多く見かけます。
しかし、そのような食料品の輸入がいきなりストップしてしまうような事態が起こると、いきなり3食ジャガイモやサツマイモになってしまうのです。
もちろん、総ての輸入食材が総てストップするようなことは無いと思いますが、それにしても・・・わびしい、寂しい、貧相な食卓。「粗食」以前の問題です。

反面、飲食店からの残飯や一般家庭からゴミとして出される「賞味期限切れ」の食品は、年々増え続けています。
「食べるモノを輸入に頼っているはずなのに、食べ物を粗末にしている」そんな気がしませんか?

そして、最近では「地産地消」ということが盛んに言われるようになって来ました。
「自分の住んでいる地域で生産されたモノを、地元で消費する」という考え方ですね。
問題なのは、野菜などは「旬」があり季節によっては、食べられないモノがあるということです。
例えば一般的なサラダに使われる野菜は、夏野菜です。
冬にサラダを食べようと思ったら、冬野菜を工夫して食べるという知恵が必要になってきます。

気になったことがひとつ。
今回のニュースが丁度米国のライス国務長官の来日に合わせたかのようなタイミングであったことです。
ライス氏の来日目的は「BSE問題に端を発した、米国産牛肉の輸入再開」です。
米国産牛肉については、まだまだ問題が多く輸入再開という状況にはなっていません。
それどころか、米国自身はBSE発生国からの牛肉の輸入禁止を解いてはいないのです。
まるで「食糧自給率が悪い国なんだから、サッサと輸入を再開しなさい」とでも言っているかのようです。
もちろん、そんなことは誰も言ってはいませんけど。

食の安全という点でも、日本は国内の自給率を上げる必要があるようですね。
これからは「地元で取れた旬の食材を必要なだけ購入して、美味しく頂く」というライフスタイルが、一番お洒落になっていくかも知れません。




学びたい気持ち

2005-03-22 12:07:56 | アラカルト
しばらく前から、日本では小中学生の学力低下が問題になっています。
特に「読解力」については、その低下度が加速度的になっているようです。
しかし、世界へと目を転ずると「学校に行けない子供達」が、たくさんいます。
南アジアでは3人に一人、アフリカに至っては2人に一人の割合だそうです。
そんな子供達への支援として「世界中の子どもに教育を」というキャンペーンが展開されるという記事が、毎日新聞のWEB版にありました。

最近、書店の片隅に「Peole Tree」という通販雑誌が置かれています。
この通販雑誌は「フェアートレード」の商品を扱っているもので、途上国の人達の経済的自立を目的としています。
「経済的な自立によって、子供達に教育の機会を与えよう」という考えも持っています。
他にも、WFP国連食料計画では「学校給食の推進」という活動を通して、子供達に教育機会を与えようという活動をしています。

日本の子供達は確かに「読解力」等の著しい低下がありますが、何よりも「学びたい」という気持ちが薄れているのではないでしょうか?
「日本の子供達は、恵まれた環境の中で勉強しているんだな~」という気がします。
むしろ、恵まれすぎていて、幼児期の頃から受験勉強というモノに駆り立てられて、「勉強アレルギー」みたいな子どももいるのでいるような気がします。
と言っても、私のような独身・子ども無しが言っても説得力も何もありませんが。

大人になってから、どれだけ勉強をしていますか?



「愛・地球博」

2005-03-21 13:50:47 | アラカルト
いよいよ今週の金曜日に開幕が迫った「愛・地球博」の「内覧会」が、この三連休を利用して行われていました。
金曜日の午前中は、パビリオンなどを出展している各国の要人や企業の方を対照とした内覧会。
午後から、土曜日そして昨日までは地域住民や応募の一般客を入れての内覧会だったようです。
そして、様々な問題点が浮き彫りになった内覧会となってしまったようです。

特に「リニモ」の輸送力は、最初から指摘されていた問題点。
個人的には「何を今更」という気がしています。
むしろ、「リニモ」以外の輸送手段を提示できなかったことのほうが、問題でしょう。
他にも、お弁当などの持込ができないために「食事処」では大行列。
会場内のコンビニエンスストアーで「お弁当」を買って、広場で食べると言う人たちも相当いたようです(一足先に開業した「セントレア」騒動でも、同じような光景が見られました)。
また、警備上の理由で「ペットボトルなども持ち込み不可」になっています。
これから暑くなると、水分補給は大切になってきますが、そこまで考えてのことなのでしょうか?
それとも、「会場内のコンビニエンスストアーで、水もお弁当も購入しなさい」ということなのでしょうか?
「会場内への食べ物の持込ができない」というのは、今後予定されている名古屋市内及び周辺市町村の小中学校の「社会見学」等の場合(身内の学校関係者から聞いた情報)は、どうなるのでしょうか?
「自然の叡智」というテーマであれば、当然「食事処」での残飯処理や食器などの扱いも「エコロジー」を考えたシステムになっているのでしょうか?
そのような、情報の提供が一切されていないことも、気になるところです。

確かに、出展パビリオンの見どころをレポートするテレビ番組はイッパイあります。
その為にレポートされたパビリオンばかりに人が集中し、整理券を配布する騒ぎとなりました。
尚且つ、当日の案内が徹底されなかったために整理券を貰えず、右往左往する人たちが続出したようです。

そのような問題点を最終的に洗い出すのが「内覧会」ですから、ここで様々な問題が出たことは、本番を前にして良かったのかも知れません。
それにしても、なんとなくお粗末な気がします。

他にも、今名古屋では「新世紀 名古屋城博」というイベントが、開催されています。
こちらは「金のシャチホコに触れる」というのが、売りのポイントなんですが、こちらは宣伝不足なのか?余り話題にはなっていないようです。
ただ、メディアなどが騒げば騒ぐ程、興味が失せ冷めていく自分がいます。
まぁ、元々「トヨタ博覧会」と揶揄されるような博覧会イベントで、地元民としてはそれまであった「(遊具のほか芝生公園があり、市民が自由に利用できた)青少年公園」を潰して万博会場にしているなど、余り良い印象が無いということもありますが・・・。