日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

Kindle発売で正念場?樂天kobo

2012-10-30 20:31:02 | ビジネス
いよいよ、AmazonのKindleが発売される。
「Amazon Kindle公式サイト」
公式サイトを見てみると、Kindle fireは「電子書籍専用」という訳ではなく、タブレット型PCの要素も含んでいるようだ。そして低価格というか普及版の「Kindle Paperwhite」が、現在樂天が販売をしている「kobo」のライバル機種となる様だ。
価格も、樂天の「kobo」とさほど変わらない。
大きな違いは、購読できる書籍の数のようだ。

しかし、その書籍の数もどうやら同じくらいのようだ。
当初、樂天側は約3万冊と言っていたのだが、実際は2万冊にも満たず。
3万冊の根拠となったのは、写真1枚、譜面1枚を「1冊」と数えていたかららしい。
楽天電子書籍、写真1枚も「1冊」 利用者らに戸惑い朝日新聞より

確か樂天社内の公用語は英語だったと思うが、英語でも写真1枚は、「a book」とは言わないいのでは?
ギターの譜面にしても、いわゆる「教則本」は「a book」だと思うが、譜面1枚は違うと思う。
それだけでは無く、実質的な数である「2万冊」の内著作権の切れた「青空文庫」なども、相当数含まれている、という話もある。

発売の決定から、販売までの時間が短かったコトを考えれば、出版各社や作家さん達に「電子書籍化」の話をし、著作権の問題もクリアせずに、見切り発車のような状態で販売を開始したツケが、今問題となっているように思う。
何事もスピーディーに決定をし、時代をリードする、というのは樂天のひとつの良さかも知れないが、コト電子書籍に関しては「勇み足」だったようだ。

樂天の「kobo」は、「電子書籍」という新しいツールであり、読書スタイルを提案するコトに成功したかも知れない。
でも、読みたい本が無ければ「ただの液晶画面のついた箱」でしか無い。
冊数の数え方にしても、「たくさんあるコトは良いこと」と言う考えが、先走った結果のように思われる。
「電子書籍」という、新しい市場を魅力的市場にして行くためには、やはり出版社や作家さんたちとの、丁寧なやりとりの上で成り立つ、というコトだということを改めて教えて貰ったような気がする。
その意味で「Kindle」の販売は、樂天の「電子書籍」に対する考え方に疑問を投げかける結果となったようだ。

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通販サイトから送られてくる「おすすめメール」は、的をえている?

2012-10-29 22:02:35 | マーケティング
樂天を始め、通販サイトを利用される方は多いと思う。
私も、樂天の通販サイトだけでは無く、アマゾンなどを利用したりするコトもあるし、ベルメゾンのような昔からの通販会社のサイトを利用するコトもある。

樂天の場合、注文をする時「利用した出店企業からのお勧め情報」や「樂天からのお勧め情報」のメールが欲しいですか?という案内があるが、それがなかなかの曲者。
最初から「情報が欲しい」にチェックが入っていて、必要無い場合はチェックを外す必要がある。
それを見落とすと、相当の頻度で様々なお勧め情報がメール送信されてくる。
もちろん、他の通販サイトも樂天ほどでは無いにしても、2,3日に1通程度の「お勧めメール」が送られてくる。
それらのメール文の最後には「配信停止」の案内がされているのだが、いちいちそれをするのも面倒臭いと、放置されている方も多いのではないだろうか?
それとも、ずぼらな私だけだろうか?

そんな「お勧めメール」を見る度に思うコトがある。
それは「的外れだな~」というコト。
アマゾンの場合、自分の登録ページに行くと「お勧め本」がズラリと紹介される。
例え、父に頼まれて注文をしたモノで、自分の趣味では無い場合でも、無条件的に「的外れなお勧め」が、並んでいる。
樂天にしても、頼まれて購入とかギフト用での注文であっても、チェックを外さなかったばかりに、「その情報要らないから」と思っても、「お勧め」としてメールが送られてくる。

「お勧めリスト」を提供している側としては、それまでの購入者データなどを元に、販売促進も兼ねて、最新の情報を送っているのだと思う。
ただ、それほど高い頻度で「お勧め情報」や過去の購入者データを元にした「お勧め」をリストアップしなくては、いけないのだろうか?
特に、ネット場合多くの人は「自分で調べる」というステップを踏んで購入をいると思う。
それも、いくつかのショップサイトを見て、価格やレビューなどを調べ、その時必要なモノだけを購入しているのではないだろうか?
「人に頼まれて」というケースも、少なく無いのでは?

過去の購入歴からお勧め商品をピックアップする、というのは「データベースマーケティング」と呼ばれるはずだが、自動的に「お勧めをピックアップできる」ほど、人の購入行動は単純では無いと思う。
逆に「買え!買え!」と迫っているようで、個人的には「ごめん、あなたのトコロでは買いたくない」という気分になってしまうコトもある。
スーパーなどのPOSシステムを利用した「データベースマーケティング」は、それなりに有効だと思う。
しかし、個人にそれを当てはめるのはどうなのだろう?
半ば強制的に送られてくる「お勧めメール」を削除しながら、考えてしまうのだ。
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とらわれない

2012-10-28 20:05:00 | マーケティング
Yahooのトピックスに、「パンのふりかけ、棚を変えたら売り上げ急増」という記事が、取り上げられていた。
取り上げられていた「パンのふりかけ」というのは、ハウスが発売をしている「トーストシーズニング」と言う商品。

確かに、この夏近所のスーパーで見かけた商品だ。
そして私が見かけた時は、ただズラ~と並べてあっただけ。
しかもスパイス売り場では無く、中途半端に置いてあるだけだった。
印象としては、スーパー側も「どの売り場に置いたら良いのか判らない」と言う感じだった。
ただ、それを手にとっているお客さんは多かったし、購入している方も少なく無かった。
実際私も手に取ったのだが、そのシーズニングを使って料理をする予定が無かったし、シナモンそのものが苦手なので、買わずに終わってしまった。

その時、感じたコトは「使い方の説明が無い」というコト。
並べるだけでは、「何?」と思って手にとっても、「何を作ろう?どうやって食べよう?」というトコロには至らない。
そして記事を読んだとき、思い出したのが「マーケティングの4つのP」だ。
今回の「トーストシーズニング」の場合、商品に問題があったわけでも、価格(100円/個程度)に問題があったわけでも無い。
残りの「売り場」と「宣伝」という点で、問題だったというコト。

記事にあるように、商品名である「トースト」と関連づける売り場というのは、やはりパン売り場というコトになる。
それだけでは無く、スパイス売り場で買い物をするお客さんというのは、限られたお客さんという場合が多い。
なぜなら、スパイス売り場に並べられているスパイスは、毎日の料理で使う頻度は決して高くなく、一度購入すると1年以上購入するコトが無いからだ。
例外的なのは、コショウや一味・七味などの唐辛子とカレー粉だろう。
そう考えると、シーズニング=スパイス調味料ではあるが、使う用途としてはスパイス売り場では無かった、と言うコトになる

もう一つは、「宣伝」だ。
新しい商品には、「?」がイッパイある。
「どうやって使うの?」、「どうしたらよいの?」という「?」は、お客さんとの重要なコミュニケーションの始まりだ。
そのコミュニケーションのきっかけとなるのが、「宣伝」なのではないだろか?
例えば、現在サントリーがレシピブログとジョイントをして、展開をしている「自家製フルーツブランデーレシピコンテスト」などは、一般の料理自慢のブロガーにフルーツブランデーのモニターになってもらい、様々な料理の提案をして貰うと言うキャンペーンだ。
旧来の宣伝方法では無く、今時らしいキャンペーンであり宣伝の方法だろう。

「宣伝」=テレビCM、売り場での実演販売やPOP広告、と言う時代では無い。
「宣伝」を「生活者とのコミュニケーション」と、考えると今は様々な方法が考えられるはずだ。

そう考えると、それまでの「既成概念にとらわれずに、マーケティングの4つのP」を考えるコトが重要だと改めて考えた。




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新鮮みの無い「第3極」

2012-10-27 20:35:56 | 徒然
昨日、東京都知事の石原さんが突然辞任をし「新党を立ち上げ国政に出馬する」と、発表をした。
何でも「最後のご奉公」だそうだ。

この石原さんの突然の辞任には、驚くと言うよりも「東京オリンピックは、諦めたのかな?」というほうが気になった。
と言うのも、石原さんの都知事になった時から一貫して言い続けているのが、「東京オリンピックの開催」だからだ。
「東京から国政を変える」と息巻いていらっしゃるようだが、単に「東京オリンピックをしたいが為に国政を変える」というので無いコトを願っている。

次々と登場する「新党」の新鮮みの無さは、どうしたことだろう?
この夏立ち上がったはずの、小沢さんの新党「国民の生活が第一(でしたか?)」は、その実態が見えず。
肝心の小沢さん自身の姿が全く見えないし、その発言も聞かれない。
その前に結党した「立ち上がれ日本」という政党もあったと思うのだが、選挙後、存在そのものが全く感じられない。
こちらの政党は、自民党から分かれたご高齢の方が中心の政党であったので、夏の暑さを避けていらっしゃったのだろうか?
そして、今度はやはりご高齢の石原さんの新党だ。
ただ石原さんと、小沢さんの政党や「立ち上がれ日本」などと違うのは、大阪の橋下さんへのラブコールだろうか?

逆に言えば、橋下さんへのラブコールで「新鮮みのある政党」というイメージづくりをしている、と言う印象がある。
違う言い方をするなら「橋下さんにラブコールをしなければ、新鮮みに欠けるのでラブコールを送っている」というコトだ。
橋下さん人気にあやかった、印象づけ作戦というところか?
だからこそ、余計に「新鮮みに欠ける」という印象を持ってしまうのかも知れない。
それが判らないのが、残念な気がする「石原(父)新党」だし、メディアが騒ぐ「第3極」となり得るとは思えない。
それだけではなくメディアが騒ぐ「第3極」の中心が、メディアが叩く橋下さんである、と言うのは何とも皮肉な気もする。



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「お弁当」と言う文化

2012-10-26 20:18:50 | ライフスタイル
新聞を読んでいたら、「OBENTOU」という記事があった。
「お弁当」のコトを指す、海外での表現らしい。
確か英語では「ランチ」と習ったはずの「お弁当」なのだが、文化的背景を考えると「昼食」としての「ランチ」では無く、「OBENTOU」という、日本固有の表現のほうが合うらしい。

その象徴が、「お弁当箱」。
3月くらいになると、東急ハンズやロフトには「お弁当箱売り場」が拡充される。
理由はご存じの通り、新学期・新年度になると新しくお弁当を持って行く人が増えるからだ。
そして季節が変わり、9月末~今頃になると登場するのが「保温機能の付いたお弁当箱」だ。
「保温機能付お弁当箱」と言っても、以前のような「働くおとうさんが持って行く、かさばる大きなお弁当箱」では無い。
若い女性が鞄に入れても違和感が無い程、コンパクトで軽量お弁当箱そのものもカラフル。
中にはキャラクターものもある。
しかも、汁物が持ち運べたりする様になっていたりする。
最近では、汁物専用保冷・保温容器、と言うモノもある。
もちろん、伝統的な木製の「曲げわっぱ」とか塗りのお弁当箱も健在だ。
プラスチック容器のタイプの中には、入れ子式や折りたたみ式などの、食べ終わった後のコトを考えたモノもある。
「お弁当箱」に、これほどいろいろな種類のある国は日本くらいかも知れない。

もちろんそれだけでは無い。
昨今小さなお子さん向けのお弁当の主流(?)となっている「キャラ弁」などは、日本独特のモノだろう。
小さく食べやすい様にと工夫されたおかずが、キレイに並び、食べるだけでは無く「見ても美味しい」と感じさせるような工夫ができる様、様々な道具や食べきりサイズの調味料がある、と言うのも日本独特だろう。
それが中高校生のお弁当になっても、栄養バランスだけではなく見た目の美味しさが、ひとつの「お弁当箱」の中にギュっと詰まっている。
行楽用のお弁当にしても、駅弁(最近は「空弁」か?)などをみても、メニューの豊富さ、見た目の美味しさ(=キレイさ)など、海外では見るコトができない程のじゅうじつぶ
それができるのも、「ご飯+主菜+副菜+デザート(+箸休め)」が基本の日常の食事があってのことだろうし、それらを凝縮したのが「お弁当」というコトになるのかも知れない。

麻生さんの頃から盛んに「クールジャパン」と言うコトで、日本の文化を海外に紹介する様になってきた。
それらの中心は、アニメであったりマンガであったりするのだが、もしかしたら一番「クール」なのは、伝統的(と言う程ではないが)日本人の当たり前の生活なのかも知れない。


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「お弁当」と言う文化

2012-10-26 20:18:50 | ライフスタイル
新聞を読んでいたら、「OBENTOU」という記事があった。
「お弁当」のコトを指す、海外での表現らしい。
確か英語では「ランチ」と習ったはずの「お弁当」なのだが、文化的背景を考えると「昼食」としての「ランチ」では無く、「OBENTOU」という、日本固有の表現のほうが合うらしい。

その象徴が、「お弁当箱」。
3月くらいになると、東急ハンズやロフトには「お弁当箱売り場」が拡充される。
理由はご存じの通り、新学期・新年度になると新しくお弁当を持って行く人が増えるからだ。
そして季節が変わり、9月末~今頃になると登場するのが「保温機能の付いたお弁当箱」だ。
「保温機能付お弁当箱」と言っても、以前のような「働くおとうさんが持って行く、かさばる大きなお弁当箱」では無い。
若い女性が鞄に入れても違和感が無い程、コンパクトで軽量お弁当箱そのものもカラフル。
中にはキャラクターものもある。
しかも、汁物が持ち運べたりする様になっていたりする。
最近では、汁物専用保冷・保温容器、と言うモノもある。
もちろん、伝統的な木製の「曲げわっぱ」とか塗りのお弁当箱も健在だ。
プラスチック容器のタイプの中には、入れ子式や折りたたみ式などの、食べ終わった後のコトを考えたモノもある。
「お弁当箱」に、これほどいろいろな種類のある国は日本くらいかも知れない。

もちろんそれだけでは無い。
昨今小さなお子さん向けのお弁当の主流(?)となっている「キャラ弁」などは、日本独特のモノだろう。
小さく食べやすい様にと工夫されたおかずが、キレイに並び、食べるだけでは無く「見ても美味しい」と感じさせるような工夫ができる様、様々な道具や食べきりサイズの調味料がある、と言うのも日本独特だろう。
それが中高校生のお弁当になっても、栄養バランスだけではなく見た目の美味しさが、ひとつの「お弁当箱」の中にギュっと詰まっている。
行楽用のお弁当にしても、駅弁(最近は「空弁」か?)などをみても、メニューの豊富さ、見た目の美味しさ(=キレイさ)など、海外では見るコトができない程の充実ぶりだ。
それができるのも、「ご飯+主菜+副菜+デザート(+箸休め)」が基本の日常の食事があってのことだろうし、それらを凝縮したのが「お弁当」というコトになるのかも知れない。

麻生さんの頃から盛んに「クールジャパン」と言うコトで、日本の文化を海外に紹介する様になってきた。
それらの中心は、アニメであったりマンガであったりするのだが、もしかしたら一番「クール」なのは、伝統的(と言う程ではないが)日本人の当たり前の生活なのかも知れない。


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ドラフト会議の不思議

2012-10-25 21:38:35 | スポーツ
今日、プロ野球の「ドラフト会議」があった。
毎年、この季節になると各球団の第一位指名選手の名前が、スポーツ紙だけでは無く一般週刊誌などにも取り上げられるようになる。
それほど、世間が注目しているというコトなのだろう。

そして毎年の様に、「希望球団からの指名ではないから」と言う理由で、辞退する選手達がいる。
プロ野球と言えども、就職というコトには変わりないのだから企業側が希望しても、辞退を申し出る選手がいてもおかしくないだろう。
希望する球団からの指名の為に、1年「浪人生活」をする選手などは、「就職浪人」と言ったトコロだろうか?

今年、最大の注目選手は花巻東高校の大谷選手は、随分前からメジャーリーグでのプレーを希望していた。
本人も「指名をして欲しくない」、と言う趣旨の話を随分前からしていた様だ。
にも関わらず、指名をする球団がある。
説得できる自信がある、と言うコトなのだろうか?
それとも、日本のプロ野球で活躍せずにメジャーリーグでプレーできない、と言う規約でもあるのだろうか?

コレまで指名を断る選手達の理由が、何となくブランド志向的な印象を持っているような気がしていたので、「希望以外の球団でプレーするコトで、違う道がひらけるんじゃないの?」という気がしていただが、大谷選手の場合メジャーリーグというブランド志向と言うよりも、自分の実力をメジャーリーグという、一番中心的なトコロでプレーしたい!と言う心意気のようなモノを感じるのだ。
とすれば、海外でのプレーを野球界全体で後押ししても良いのでは?
「日本の優秀な選手は、みんなメジャーリーグへ移籍する」と嘆くよりも、「メジャーでも通用する若い選手が、あえて日本のリーグでプレーしたい」と、思わせるような魅力あるリーグ、球界創りのほうが、大切な気がするのだ。

日本のプロ野球人気の低迷が言われる様になって、随分経つような気がする。
それは、今まで中心的球団人気が減っただけで、人気が高くなかったパリーグなどは、順調に観客動員数を増やしている様だ。
地元ファンを増やすコトには、成功しつつあるとすれば、次のステップは「海外挑戦よりも、日本でプレーするほうが魅力的」だとか「メジャーリーグよりも、日本のほうが厳しくもやりがいがある」と思える環境づくりだと思う。

それにしても、プロ野球の「ドラフト会議」と言うシステムは、よく分からない・・・。
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どっちが本当?~新聞ななめ読み~

2012-10-24 15:24:39 | アラカルト
Facebookの7~9月の決算について、新聞各社が報じている。
内容は、47億円の赤字。
収益の柱である広告収入や登録会員数などは、順調に伸びている。
今や日本でも、Facebook登録をしない企業は無いと思うし、実際Facebookを使っての広報活動も最近は目立つ様になってきた。
ひとつの、広告宣伝ツールとして認知され始めている、と言っても過言では無いだろう。
しかし、そのサービスを提供しているフェイスブックが赤字決算であった、と言うコトには変わりない。

株式上場前には、期待感も高く上場日にはどれほどなのか?と、世界的に注目を浴びた。
上場した日はともかく、その後株価はパッとしない。
投資家の中には「こんなはずじゃ無かった!」と、恨み節が聞こえると言う話も聞く。
本当かどうかは判らないが、上場以来赤字続きとなれば投資家の皆さんも考えるトコロがあるだろう。
赤字が続き企業に、何時までも投資をしている程優しい投資家は、余りいないはずだ。

ところで、気になったのはこの「赤字の原因」だ。
讀賣新聞はフェイスブック、47億円赤字・・・開発費膨らむとなっている。
一方、産経新聞では株式関連の報酬の費用計上で赤字と報じている。
その中間(?)が、朝日新聞で「株式上場にからむ一時的な費用や研究開発費がかさんだと言う内容になっている。

フェイスブックの7~9月期決算について、共通している内容は「日本円にして屋宇47億円の赤字を計上した」と言う点。
読者の多くは、その要因が知りたいのでは?
特に投資家にとって、赤字という事実も重要だと思うが、その要因のほうがもっと大事な情報だと思う。
と言うのも、研究開発による赤字であれば将来的な展望として、より魅力的なサービスを提供するコトが可能であり、そのことによって、フェイスブックの主な収益源である広告収入も増える可能性がある。
事実、収益の柱である広告収入は伸びているのだ。

一方、株式上場関連の報酬費用の計上となると、いつまでその影響が続くのか?と言う点が気になるのではないだろうか?
株式上場から半年以上が過ぎ、何時までも「上場関連の報酬費用の計上による赤字」が続くとは思わないが、チョッと長引いているような気がしないでも無い。

今回は、フェイスブックの7~9月期の決算についての記事の違いだったが、この様に複数の新聞を読むと「アレ???」と思うコトも多い。
ひとつの記事に対して、様々な意見が出るのはある意味当然だと無いコトだと思っている。
なぜなら、「考え」は人それぞれで、過去の経験などからも影響を受けやすいからだ。
でも、今回の様に「本当の理由」となると、記者の考えでは無く、ありのままの事実を伝えるコトが重要なのでは?
その部分が、どの新聞を読んでもよく分からない。
その「わからない」点が報道にとって、とても重要だと思う。
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日本の企業は、まだまだ元気!?

2012-10-23 18:51:22 | ビジネス
今年の夏、話題になっただけではなく大ヒットした「扇風機」がある。
ご存じだろうか?
通常の扇風機よりも「羽の枚数が多く、静か、送風も柔らか」という「扇風機」だ。
何となく、昨年のダイソンが発売した「羽の無い温風機」や同じく「羽の無い扇風機」の話題で、すっかり影が薄かったような気がするのだが、一般的な扇風機よりも3倍くらい高い価格にも関わらず、大ヒットしたバルミューダ社の「グリーンファン」と言う扇風機だ。
そして、この冬に向け「空気清浄機」を発売するようだ。

先日、偶然FM番組でこのバルミューダの社長さんである寺尾玄氏のインタビューを聞いた。
そして「日本の企業もまだまだ元気!?」と言う気がしたのだった。
まず、このバルミューダという企業、理念は「最小で最大を」
小さなスペース、省エネ、静音、シンプルな操作などを目指しながらデザイン性に優れ、心地よさを最大限に引き出す機能、と言うコトのようだ。
もちろん、今という時代を反映して「環境」というコトにも配慮をする、コトも含まれている。

考えてみれば、バルミューダの理念と言うのは、戦後日本経済を引っ張ってきたメーカーが一番得意としていたモノのではないだろうか?
現在、元気の無いソニーなどはそんなデザインや発想で製品を作っていたように思う。
ただ、ソニーと違うとすれば寺尾さんの経歴かも知れない。
寺尾さんご自身は、工業系の大学で学んだ経験が無い。
代わりに、10代の頃から海外へ出かけ、バンド活動をしたりと、いわゆる日本の経営者としてはとても異色の経歴を持っていらっしゃる。
おそらくその様な経験から、シンプルながら使い勝手が良く、人にも環境にも優しいモノづくりができるのかも知れない。
一時期盛んに言われた「ユニバーサルデザイン」という言葉を必要としない、デザイン性と操作性のある製品を作り出すコトに成功している様に思う。

アップルの「iPhone」や「iPad」ような、世界的大ヒット商品とはならないかも知れない。
大切なコトは、ゆっくりでもロングセラーとなる「生活を心地良くするための製品」と言う考えなのでは?と言う気がしている。
そしてこの「ロングセラーとなる商品づくり」と言うのが、実は一番難しい。
生活者の価値観は、どんどん変わっていく。
価値観だけではなく、生活のスタイルも数年で劇的に変化をしてしまう。
その中で生き残ると言うのは、本当にシンプルで使いやすいデザインを持った高性能なモノだけだからだ。
それを維持する為に必要なモノは、使う人を思う気持ちとぶれることの無い理念だろう。

これから注目していきたい、企業であり寺尾さんだ。
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この冬、鍋のシメはせんべい?

2012-10-22 19:39:47 | トレンド
昨日行われた「B-1グランプリ」。
結果は、「八戸せんべい汁」が見事、グランプリに輝いた。
おぼろげな記憶で申し訳ないのだが、今回グランプリに輝いた「八戸せんべい汁」は、第一回大会から継続的に、出場をしていたと思う。
そう考えると、グランプリまでの道のりは遠かったと言う気がする。

しかし考えてみると、八戸に伝わる伝統食である「せんべい汁」を、時間をかけ認知させてきた、過程は決して遠い道のりでは無かったと言う気もするのだ。
歴代のグランプリ受賞メニューを見ると、比較的手頃な感じのものが多い。
それに対して「八戸せんべい汁」は、手間の掛かっている料理。
似ている料理として思い浮かぶのは、秋田の「きりたんぽ鍋」や山梨の「ほうとう」だろうか?
ただ、この「B-1グランプリ」に参加しなければ、テレビの「旅番組」などで紹介される程度の、郷土料理になっていたかもしれない。
家族で集まって食べると、より一層美味しく感じられる、と言う点では共通していて「家庭の味」が、グランプリを受賞したとも言えると思う。

同時に、毎回「B-1グランプリ」が、与える経済効果の高さも話題になる。
今回は、本州の一番北にある青森県の郷土料理、と言うコトになると、「八戸せんべい汁」の味を求めて出かける人は、「青森旅行」も兼ねて行くコトになるだろう。
言い換えれば、「旅行気分」という新しい魅力が加わったと言う点も大きいと思う。
高速を使っていくにしても、途中休憩で利用するSAやPAで、それぞれのSAやPAの人気グルメを食べるだろう。当然、ガソリンも使うし高速代も必要となってくる。
青森まで開通した「東北新幹線」を、利用する場合も同じだ。
場合によっては、温泉などの楽しみが加わり、日帰りでは無く宿泊を伴う旅行と言うコトも十分あるはずだ。

この様な、食のイベントの経済効果というのは、実はこの様な「出かける費用」というモノも大きい。
「お取り寄せ」と言う方法であっても、それらの商品を購入すれば、当然商品を運ぶ=物流が活発化する。

この「B-1グランプリ」は、地域の活性化だけでは無く地味ながらも日本経済の活性化にも一役買っているのだと考えると、食に対する興味が日本経済を活性化させるのかも?と、思えてくるし、そこに様々なヒントが隠されているような気がする。


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