幸せになろうね 改め しあわせだね

日々の生活の中のほんの小さな出来事をどう捉えるかで
私達はすぐにも幸せになれるのです。

ステキなパパ

2010年11月13日 19時32分23秒 | 暮らし
 「イケメン」はさすが世情に疎い私でも知っていた。

が、恥ずかしいことに「イクメン」は
今日知りたてのほやほや 

どこかの知事さんとどこかの知事さんが
「男の育休」でバトルしているらしい 


そんなことを
遅まきながらに知った今日
私はステキな「イクメン」を見た。


うーん、 
あれを「イクメン」といってよいのかどうかは
ちょっと疑問ではあるけれど
とにかく
積極的に子育てに参加しているパパさんに会ったのだ 





私の今日のお仕事は 
ある幼稚園での
「親子でマナーを楽しく学ぶ集い」
の講師だった。


ほとんどが
母親と子供で参加する中
数組だけ
夫婦で参加してくださった。


そういう所に出てきてくれるパパたちは
たいていが
子供になつかれているし
子供のことを妻任せにはしていない。


私の話も熱心に聴いてくれる。


だからみんな、それなりにステキなのだが
たまたま
目に付いたパパさんとお嬢ちゃんを
見るとはなしに眺めていた。


ある物がないと思ったパパさんは
お嬢ちゃんにそれを探してくるように頼んだ。

彼女はすぐに指定された場所に探しに走った。



ところがその直後
パパさんは
それが
手元にあったことにきづく。


で、
パパさんはすぐにお嬢ちゃんに向かって叫んだ。


「○○ちゃん、あった、あったよ。 ありがとう 」




・・・・・それは至極自然で
まさしく「いつもの」呼びかけだと見受けられた。



一瞬
私にはそのイクメンパパが
とってもイケメンに見えた。



嬉しかった。

幼い子供が
ちゃんと人として尊重されているようで
嬉しかった。


幼い子供も
ちゃんと人として尊重できる父親であることが
とてもとても嬉しかった。




・・・・・今これを読んでくださっているあなたは
「そんなのあたりまえのこと」
とお思いになるかもしれない。


でも、
自分より力関係が下の者に
「ありがとう」が言えない人が多いのだ。

やってもらってあたりまえだったりするのだ。

他人には言えても
妻や子供にはたまにしか言わない人も
まだまだ多いのだ。


でも彼は
間髪いれずに
幼い娘へかけたことばに
ちゃんと「ありがとう」を入れていた。




なんだかとても嬉しくて
それを絶対に褒めたくて
思わずそばにいらした奥様に

「ステキなだんな様ですね」

と褒めてしまった。





「えっ?!
 どのへんがですかぁ~~~?????」


と奥様は彼をしげしげと見た。



彼は「エッヘン!!」
とばかりに胸を張った。



茶目っ気たっぷりのしぐさだった。





子供を丁寧に扱う若い親がいて
その若いカップルをより育てるのは
そのよさを認めて褒める他人であろうという老婆心から
私は大袈裟に彼の言動を褒めた。


そうして

「こんなステキなご主人でお幸せね。

 こんなステキな方とご夫婦だということは
 あなたもステキだからなんですよ。

 本当におしあわせですね。」

と付け加えた。

二人とも、
いえ
そばで聞いてらしたお嬢ちゃんを含めて
三人とも
とても嬉しそうだった。

そして
幸せそうに帰っていかれた。



その後姿を見送る私も
嬉しくて幸せだった。


イクメンが当たり前に言った幼い娘への日常の「ありがとう」は
それを見ていた他人の私をも幸せにしたのだ。


ステキなイクメンパパ

優しさと幸せをありがとう    


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