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横江の虫送り

2013年07月15日 | インポート
白山市の無形文化財に指定されている横江地区の虫送りの行事が宇佐八幡神社前で昨夜行われました。
300年間続くと云われているこの行事は、この時期に大事な生育期を迎える稲につく害虫を炎と音で追い払う伝統行事です。
陽が落ちた午後8時頃に神社に集合したおよそ150人の一行は若衆が打ち鳴らす太鼓を先頭に近辺の田んぼの農道ををカンテラや松明を手に行列をつくって歩き、松明の炎や太鼓の音で害虫を追い払った。
              真っ暗な田園に松明やカンテラの光の行列
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一行は神社に戻り、神社前に設けられた「虫送りアーチ」の火文字に火がつけられた。
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神社境内のた焚き火を囲み若衆が太鼓を打ち鳴らし、クライマックスに達すると若衆が次々に太鼓に飛び乗って激しく太鼓を打ち鳴らした、リーダーの笛の合図で太鼓は終了して柳の枝で造られたバチは焚き火に投げ入れて燃やし、行事は終了した。
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神社前ではこのあとに子供相撲が奉納される予定で特設の土俵が設けられていました。
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虫送りの行事は昔から農村の集落ごとに行われていたようですが、農薬を使用して害虫を駆除する時代になって行事を続けるところが無くなった中でここ横江地区は伝統行事として保存会を結成して続けています。

お終いまで読んで頂いて有難うございます。