はげまるのぶら~り日記

横浜の渋い空間散策日記

異国情緒あふれる港町  横浜(144)   思い出の おでん屋「けんぞー」 (1) 野毛

2012-03-31 00:59:40 | 日記
ここんとこB級散策が10話以上続いてきました
今回は久々の 通常の散策であります






野毛の深夜から開店の店「阿武茶」の隣にあるビル





数年前まではこんなビルであった


はげまるも60年以上生きていると
20代とか30代で亡くなったりした友達
40代 50代で亡くなった奴なんか多々いる
もちろんブログを始めてからも何人もの仲間が
この世からいなくなっている

そんな仲間の顔を ふと思い出してしまう事もあるが
今までブログには書いた事は無かった

ここんとこ散策ずいている野毛で
このビルの一階で おでん屋「KENZO」をやっていた奴がいた


奴とは おでん屋「KENZO」をやっていた
 けんぞ~ である





  
<おでん屋「KENZO」の中>


けんぞ~ を初めて見たのは確か30年以上前の事だと思う
クラブ24と云うライブハウスがあったビルの
二階の「LAZYBONES」と言う店であった

とにかく背が高くてデカイ鼻
日本人離れの目立った存在であったのである

次に見たのはホットドッグとコーヒーの老舗「ジョンジョン」
後にけんぞ~に聞いたら
「ジョンジョンは俺の居間みたいなもんで 毎日昼間顔出していたぜ~」


けんぞ~の評判は酒を沢山飲むと酒乱になり やばい事になるから
近づべからずなり

との情報は周りから聞き及んでいたので口さえも聞いた事が無かった






<おでん屋「KENZO」の中>

そんなこんなで 野毛の阿武茶で真夜中にちょくちょく顔を見たりした時も
無視していたのである
そのうち隣の席なんぞに座る機会も多々あり 話してみると
ロック大好き 音楽大好き おね~さん大好きであり そのうちに
阿武茶の隣のビルの一階に おでん屋「KENZO」と云う店を出したのである







この写真は何年前のモノであるかは不明である
(想像では15年ぐらい前)
フィルムカメラはデジタルカメラと異なり撮ったデーターが無いので
日付入の写真にするか 出来上がった写真の裏に
日付を書いておくしかないのである

けんぞ~は喧嘩して顔にアザなんか作っていた事もあったが
飲酒自転車でタクシーと事故った時は 
タフなけんぞ~も流石に顔のカタチが変わってしまい
余計凄みが増してきた

野毛の暗~い夜道でばったり出会ったら
「ど~も  ごめんなさい」となった奴もいる
(ホントの話)





2005年元旦の写真である

「今年はいい年になるかな~ぁ」 なんて
アマチュァバンド仲間のドノバンの差し入れのシャンペンを飲む





これもドノバンの差し入れ 生牡蠣
ドノバンは凄く紳士で気が利くいい男なのである





次回で詳しく写真を載せる事にするが
二年半ぐらい前の頃 けんぞ~の一番の仲良しであった
「ジョンジョン」の安藤さんから連絡があった

けんぞ~が亡くなったと

葬式の話とかいろいろあったのであるが
誰もけんぞ~の写真を撮って無い
免許証の写真しかないとの事なので
はげまるが撮り溜めていた写真を印刷提供する事になった

葬式が身内近親者ノミであったので 
大々的にけんぞ~のお別れライブをやる事になり
その時のポスターである







伊勢佐木町の「ドラゴンクラブ」での追悼ライブ






はげまるが撮ったけんぞ~の写真の前での「ジョンジョン」の安藤さん


これらの四つ切り写真はライブ終了時に ライブに来たけんぞ~の仲間達が
皆さん一枚一枚大切に持ち帰っていったのが 嬉しいなぁ





この箱は けんぞ~に伝えたい事を紙に書いていれる箱

最後にはこの箱に貼りっけてあった写真も全てはがして
仲間が大切に持ち帰った
  
今でもロック大好き 野毛大好きの奴らから忘れる事が出来ない
そんな  けんぞ~  のお話でありました。

  続く。
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はげまるライブのお知らせ

2012-03-30 10:30:15 | 日記




半年ぶりの「旧バラ荘ライブ」のお知らせです




飛び入りで 横浜が誇る柳ジョージさんが在籍した伝説のバンド
「ムー」のボーカリスト関口敏郎さんが歌う予定です

尚 席に限りがありますので 絶対座りたい方は6時に来てくださいね
(元気な人は立ち飲み感覚でよろぴく)
宜しくお願い致します

  はげまる。
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異国情緒あふれる港町  B級横浜散策(91)    「車橋もつ肉店」   元町近く

2012-03-28 03:04:44 | 日記




元町から中村川方面を上がっていくと車橋付近川沿いに「車橋もつ肉店」がある










ここ「車橋もつ肉店」はこの界隈ではかなり有名で
いつも夕方早くから満員状態なのである





先日の日曜日久しぶりに行ってきた

この はげまる 自分で言うのもなんだが
人ごみが大の苦手である
したがって散策も客の入りがそこそこ少ない店 
それに店もうらぶれていて今にも廃業しそうな店
が大好きである

当然ひとりが基本であり 同年代の加齢臭ぷんぷん仲間と群れを組んで飲む
なぁんてあまりない(たまにあるがね)

これがおね~さんと二人で飲むなんてなると事態は急変
もう 混んでようが まずい店でも 平気の平気
おね~さんがソバにいるだけでいい

フランク永井さんの(また 古いねぇ)
「おまえに」の歌詞状態に相成る


そば にいてくれる だけでいい~~
だまっていても いいんだよ~~と
ぼくのほころび 縫えるのは~~おなじ心 の 傷をも~~つ~ときたもんだ
おまえのほ~かに 誰もない~~
そばにいてくれる~~ぅ  だけでいい~~ うぃ~っ

(多少 合いの手入れております
  なんかインポ男の歌みたいだなぁ)

みたいになってしまうのが工○君と同じで
チト悲しいなぁ~と

写真は 煮込み300円 モロキュー250円  ウィスキー水割り250円
これに焼き鳥皮 タレで3本で  990円なり
安いウマイ 繁盛するわけである





もつ煮込みはあっさり系である とにかくモツが多く入って
ウマイのであるが

この先の うどん屋兼飲み屋兼定食屋「高橋」の
もつの裏側脂身のぴろぴろが詰まっている 昔風のもつ煮込み
はげまるはこれのほうが好きだなぁ





壁に向かって飲むのも大好きである
人が前にいるとやはり気を多少なりとも使ってしまう

壁だったら 気楽だし
退屈な時は壁に向かって話しかけたりしている
 (おいおい)

箸も二種類置いていて ひとつは新品の割り箸
もうひとつは洗って再利用できるエコの箸であり
お店のピシっとした姿勢が見えてくる







ガスでなく本物の炭で焼き鳥を焼いているのであるから
もちりんこ  うみゃ~

手前の空いてい皿は 食べ終えたお客さん達が 食べ残しをゴミ箱に捨てて
きれいにそこに並べているのである
マナーというか 客へのしつけが行き届いているみたいである






たまたま相撲の千秋楽で みなさんテレビに見入っている
とにかく店の中はすごい煙である

これがたまらなくいい






お待たせの 焼き鳥 






はげまるの好みは 野毛の焼き鳥屋「鳥剛」のコリコリよく焼き皮(タレ)なのであるが
ここの皮も とろけるウマさで お口の中が 
  はふはふ うぐうぐ

それにしても 全部で990円は安いなぁ





この写真は この「車橋もつ肉店」がオープンしたての
2006年大晦日のモノ

まだ開店したばかりで客はほとんどいなかった
店主が年越し蕎麦を無料で出してくれた





この写真は2007年1月

店はまだお客さんが少なく ここの店主の子供さん達が
店を手伝いながらテレビをみている






真新しいお品書きが書いて貼ってあり
一生懸命この店をやるぞ~  の決意が見て取れる






店がまだ綺麗だなぁ

現在の煙が店中に染み付いていい味が出てきた店とは
かなり違っていたのである

ここんとこ いつも満員で入りそびれていたので
4年ぶりの「車橋もつ肉店」 のお話でした。
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異国情緒あふれる港町  B級横浜散策(90)     マリリン・モンロー 「クェッション」 元町

2012-03-26 03:56:23 | 日記




元町の商店街の一本裏の通り川沿いにそこそこ古いバーレストラン
「クェッション」がある

そこのカゥンターの壁に飾ってある マリリン・モンローの写真
ホント色々な まりりりんさんの写真を見ているが
どの写真を見ても素晴らしいなぁ


店主のママさんに聞いたらアメリカに行ってきたお客さんからの
プレゼントだそうである
マリリン・モンローの時代の頃のフィルムと言えば
当然コダクロームが全盛期の頃であり
色のノリが怪しいぐらいこってりとしていてたまらなく

昔のカラー映画も同じで 50年ぐらい前に見た
エルビス・プレスリーのミュージカル映画「ラスベガス万才!」なんて
たまらない色が見られるので今でも大好きなのである

この映画を中学生の時 映画館で見た時
プレスリーの相手役アン・マーグレットが
八頭身ムチムチの肢体で舞台で踊る姿なぁんて
悩ましい  おまけに水着みたいな衣装であるから
  もう  
 ごっくっん。  (唾を飲み込んだ音)
たまりまへんへんへん  アヘアヘ

息をするのを忘れて苦しくなり
ハッと気が付いて息をしたぐらいである
危なく酸欠で死ぬ所であった






この前久しぶりに「ラスベガス万才!」を見たら
アン・マーグレットのピチピチむれむれの水着姿を見ても 全然動じず
鼻毛なんか抜きながら
「ふ~ん  まぁ  こんなもんだな」

じじぃ化がかなり進んでいるみたいである(しょぼん)



参考までに
コダクロームも今ではもう発売していないし
コダックの会社自体が破産更生法を申請している
時代の流れと言うか デジタル化の流れと言うか
残念であるなぁ










昔は飲酒運転で何度か店の前に車を停めて 飲んだ記憶がある
ここんとこ野毛で飲む機会が多くなりご無沙汰の「クェッション」であった







カゥンターのバーで一人で飲むのが好きなので
たま~に行ったりしているのである








この「クェッション」さん は開店から27年ほどだそうで
川沿いでない元町の裏通りの「レーザーラッシュ」さんと
同じ位古く元町のバー&レストランでは老舗の部類に入る






ここは わんゃん同伴大歓迎の店なので
よく デカイわんちゃん同伴のお客さんなんかが来ている

カゥンターの中に座っていたこの店のワンちゃん
 メスの5歳だそうである
はげまるが「わんちゃ~ん」と呼んだら
可愛いしぐさで微笑んでこちらを見ていた





時間は夕方で外はまだ明るい
客は はげまるひとりである
60年代のBGMが流れる中で水割りのグラスをのんびりと飲む
至福の時間が過ぎて行く










カゥンターのキッチン方面に「river side street」の看板が見えた
店主のママさんに
「この川沿いの道 リバーサイドていう名前なの~?」
ママさん
「勝手につけた名前なのよ~」
だってさ(わらい)

はげまる
「すっげ~昔さぁ 元町の市電通りの川沿いに リバーサイドてバーがあったの知ってる?」
ママさん
「知らないですね」

それはそうである はげまるが20歳ぐらいの頃2度ほど入った店で
今から44年ぐらい前の話である

そろそろ夕方本番になってきたので ママさんに
「じゃ  またね~」と店をあとにした

サテト 次はどこで楽しい酒を飲むかなぁ。
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異国情緒あふれる港町  B級横浜散策(89)    福富町散策  「香満園」

2012-03-23 00:49:19 | 日記



野毛と福富町を結ぶ宮川橋を渡ると
昔から変わらぬ風景がみられる
もちろんビルの中の店舗はだいぶ多国籍化して変わっているのであるが
昔からのビル群がずら~りと目に入る







このビルは はげまるが若い頃そう10代の後半ぐらいからあって
ぜんぜん変わってないし このビルの向かい側のあるビルは
終戦後すぐ建てられて 前に散策した バーの老舗「クライスラー」(1949年開店)
なんかが今でも元気に営業していてたりするのがうれしい








この庇がたまらないなぁ

最近の飲食店総合ビルなんかでは今では見られない庇である







先日 ふらふら散策したいたら
う~ん なんかそこそこ新しい中華風居酒屋さんがある
 このあたり 新しい店がどんどん増えているなぁ






ここで本日のお題 「香満園」である

「これって なんて読むの~」

なんてあなたに 面と向かって聞かれると

私も   つらい






 テナ事で  まあ こう読むそうである

このあたり ぜんぜん意味が分からない人は  まぁ 分からなくていいのであり
分かる人は分かる人でいいのである

  それでいいのである






ほんと昭和の風景が残るこのあたりはいいなぁ







このビル よく見ると名前が「国際ビルチング」と書いてある

ビルディグではない  ビルチング
多国籍のオーナーの人が なまって決めたのかな
なんて思ったりする

「あいゃ~ 名前ハネ  コクサイビルチングあるよ~」
なぁんてね  

 散策は楽しいなあ。
コメント (21)
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