はげまるのぶら~り日記

横浜の渋い空間散策日記

異国情緒あふれる港町  横浜(85)   三吉演芸場と草津温泉

2011-05-30 04:55:43 | 日記
前回の三吉橋商店会の出口にある「三吉演芸場」について
書いてみる事にする






これは先日撮った写真「三吉演芸場」は 高層マンションになり
二階が「三吉演芸場」 一階が駐車場になっている





ここからは銀塩ポジフィルム写真
20年以上前に撮ったものである


戦前からある建物で 西洋風なモダンな造りであった
隣に見えるのが「草津温泉」という名前の
素晴らしい銭湯であった

銭湯大好きなはげまるは週に何度か通ったものである 
草津の湯の花を入れていたので 中に入ると
硫黄の匂いが ぷんぷんぷんぷん 温泉気分 あへあへあへ
の世界になったものである (なななんなんだ)










ほんと昭和してましたね









夜の「三吉演芸場」





「三吉演芸場」と「草津温泉」





毎度の たまりまへんへん頭へんへん





前の写真と同じ位置から撮った現在の写真

サテ これから昔の「草津温泉」に入ってみますかね





すべての写真が三脚使用であります

今のデジタル画像と違い ポジフィルムはラチュードが狭く
ひとつに露出をあわせると 他の景色は写らないか 明るすぎて飛んでしまう

とにかく使い方が難しいフィルムであるが その発色が素晴らしく
今でもオリンパスペンにポジフィルムを詰めて使っているくらいである

露出がぴったし決まった時の写真はですね~
水戸黄門に出てくる「お銀」(由美かおる)の忍者姿の網タイツぐらい
悩ましくたまらないのである

マタマタ あへあへあへあへ
もぅ やめられまへんなぁ



尚この「草津温泉」の写真は 
「はげまるの横浜銭湯散策」のブログでも載せた写真でもあります






なにしろ三脚を持ち込んで 番台に座っている女主人に懇願して撮影したものである

「三吉演芸場」の赤いポスターが貼ってあるのが見える
露出がかなりアンダーであるのが少し残念ではあるが
それはそれで昔の銭湯の薄暗さが感じられて  まぁいいか~ である










左手の上あたりに見えるのは「三吉演芸場」に上がる階段と思われる

おじさんの着替え 
けして おじさんのお尻を撮るつもりではありまへん





夏の季節  銭湯での天井の扇風機からの 柔らかくて少し生温かい風がここちょく

あ~ 日本の夏  キンチョールの夏
美空ひばりが頭に浮かんでくるのは

じじぃの証である








ほんと いい空間だったな~





今でも思う 今日この頃である。
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異国情緒あふれる港町  B級横浜散策(58)  完璧な昭和  三吉橋商店会

2011-05-27 00:47:07 | 日記
南区の横浜橋商店街については何度も散策で書いてきた

横浜橋商店街には昔からの古い商店も そこそこ残っているが
ドラッグストァーやら韓国系総菜屋さんやらが増えて
かなり様変わりしてしまい昔の面影はかなり薄れてきている

その横浜橋商店街と通り一本隔てた 「三吉橋商店会」
について書いてみる事にする




28年ほど前の横浜橋商店街の出口あたりの写真
(どちらが入口か出口かわかりまへんがね)

まだアーケードが無かったのである





そして今の横浜橋商店街の出口あたりの写真

わざとモノクロで撮りました






これがその横浜橋商店街と通り一本隔てた 「三吉橋商店会」

まだ昔の昭和の香り満点の店が軒を連ねている

はげまるがコノ辺りに住んでいたのが約30年前の頃であり
その頃とまるっきり変わっていない商店街が この
「三吉橋商店会」なのである





商店街の入り口いある「○寿田屋」○の字が分からないが(ますだ屋)さんかもね
ここは昔も今も変わらない味の和菓子を製造販売していて
特にアンコは美味く 母の大好物なので今でも
よく買いに来ているのである 







ショーウインドの中には 懐かしい昭和の味が詰まっているのである










家に持って帰り 皿にのせて撮った 柏餅
アンコに品と伝統が感じられる逸品である
(ア~ン よく分からない人は各自買って食べてくださいね)




「三吉橋商店会」は歩けば100歩ぐらいの短い距離の道の両側に
昔からの老舗が並んでいる 店は両側で20軒ほどしかないので 
あっという間に出口になってしまう
横浜橋商店街の1/10位の距離である(だぶん)





ここからは昭和の気分を出すために
得意のモノクロ6x6版の気分で(正方形画像)リコーGX100撮り

写真とおね~さんは気分が一番なのである
(また始まりましたか)








ここの魚屋さんでよく買ったな~








この八百屋さんでも買った買ったな~










本屋さん ここでエロ本買ったな~ ははは
(真面目な本も多々買いましたよ)





もちろんこの肉屋さんでも買った

フライは横浜橋商店街の「ほてい屋」で買うのが多かった















出口で急にカラーになり はっと今に帰る感じである

橋の上の高速道路は昔は(30年前)無かったのである






左側には 三吉演芸場の入口がある
昔の建物は戦前からあった  渋~~~い建物であった

次回はその当時の写真みせますね。



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異国情緒あふれる港町  横浜(84)    野毛  旧バラ荘(2) 

2011-05-24 00:56:29 | 日記
前回は 銀塩カメラ撮りした写真を見せたので
今回は デジタルカメラ撮り写真で(キャノンS90)
「旧バラ荘」を堪能してください


まずは外観から















前回も書いたが この古びた窓から見るシヤンデリァは満点だな~

さてと それでは中に突入する事にする
外の窓の隙間から中の様子が少しは分かる 
まだ営業したばかりみたいであり
客の姿は見えない

初めてのバーに ひとりで入る時は毎回 
多少なりとも緊張してしまう
入る時の顔もいろいろ考えたりしてしまう

真面目なじじぃ顔にするか それともへらへら顔にするか
サングラスでもして地元の地回り風顔にするか
頭もスキンヘットぽいハゲだしなぁ

それに入って第一声も何て言うかな~
「ど~も ど~も あははは・・」じゃ 野毛あたりで飲み腐れているじじぃぽいし
「すいません トイレ貸してくらはい」じゃまずいし
無言で入り込んで いきなりピースマークしても怪しいしなぁ

う~ん  






覚悟を決めて ドアを開けて中に入ってみる

「ど~も ど~も 毎度お馴染チリ紙交換ですが ~」
  (冗談です)

中は程よい狭さの空間で  カゥンターとテーブル席がふたつ
その配置も満点である

40代の男性ひとりでやっている店である
はげまるはカゥンターの真ん中の椅子に よっこらしょ と座り
「あの~ 角のロックくれますか~」と注文した
マスター
「あの~ 角は無いんですよ~ ホワイトでいいですか~」
はげまる
「もちりんこ」

テナ感じで時間が過ぎて行ったのである





戦前モノと思われるランプ





そのランプと天井の曲線美は たまらなくいい

おね~さんの曲線も大好きだが 天井の曲線も好きである
はげまるは天井の曲線を見上げてながら飲み続けた
そのうち首が痛くなってきたのでやめる事にして
マスターと話し始めたのである





窓の隙間から ひんやりとした春の夜風が
柔らかく入り込んでくる





こんな素敵な空間に 客は はげまる一人
贅沢ここに極まりけり





はげまるのカバンと隣にグラスが写り込んでいる






この店で撮影されたJRの宣伝ポスター
撮った人はアノ有名写真家「アラキー」さんである

おね~さんはなんか有名な人みたいであるが
この年になると名前も顔も覚えられないし それにテレビもほとんど見てねえし
そんなの関係ねぇ  なのである

人間覚えられなくなると 急に気楽になれる
う~ん じじぃもいいものである

よく じじぃで 痩せていて目が真剣していて
やたらと己の自慢話したり 
今の時代の周りの生き方に文句つけたりする
陰険じじぃがいたりするのであるが

そういうじじぃはかわいそうである
「もう気楽にやりなさい とんがらずに 猫をみならいなさい」
と言ってあげたくなる









得意の店のトイレ撮りである





1949年(昭和24年)この横浜の片隅に・・・

と色々書いてある

詳しい事は聞かなかったが 現在のマスターが三代目だそうである





店の入口ドアに横上にあるスピーカー

まだレコードがステレオ化していない時代のスピーカー
そう モノラル用スピーカーである

つまり店のスピーカーは二つ無いのである
今の時代スピーカーがひとつは凄いな

思い起こせば はげまるが中学生ぐらいまでは ステレオなんて無かった時代であり
家の蓄音器も家具調で もちろんスピーカーは一つであった







HIFIの文字がみえる

参考
<Hi-Fi(ハイファイ)とは、字義的には、High Fidelity(高忠実度、高再現性)
の略語で あり、
音響機器などにおいて「原音や原画に忠実な再現」という意味を持つ。
また、録音 や録画し再生する場合に発生するノイズやひずみが、
最小限に抑えられている。>

だそうである





ほろ酔い気分でドアの外を見る

こちらは昭和しているのに 
  外には平成の時間が せわしく流れていた。
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異国情緒あふれる港町  横浜(83)    野毛  旧バラ荘(1) 銀塩撮り

2011-05-21 00:31:49 | 日記
野毛には 戦後まもなく建てられた建物が多々ある
今回の散策は 1949年(昭和24年)に出来た老舗のバーである

名前は「旧バラ荘」
何故 旧 が付くのかは分からないのであるが
夜 野毛をふらふらしていると 思わず立ち止まってしまう

そんな所である

今回は銀塩カメラ(フィルム)で撮った写真を見せる事にする
<カメラ ヤシカ 一眼  50mm 1.9   iso400






悩ましいでしょう





窓の容が素晴らしい 中にチラッとみえるシャンデリァ

思わず終戦直後の昭和にタイムスリップしてしまう





中のシャンデリァが また渋~ぃ






まるで時間が昭和で止まってしまったような空気が流れている






はげまるが飲んだホワイトの味は ほんのり
遥か遠い 昭和の味がした

わざとピンをはずした訳ではございません(酔っ払い状態)

今のデジカメでは撮れない写真かもね
今のデジカメ 手ブレ以外は ピントが自動で必ず合って
必ず素晴らしい写真が撮れる(ピントを手動でやれば別の話)

こうして見てみると ピンがピシっと合ってなくても
味のある写真は撮れるもんだな~  なんて
思ってしまった一枚です





これはデジタルカメラ写真である

はげまるが使った ヤシカのカメラが見える

銀塩カメラは昭和の味なのかもしれない
すこしぼんやりと官能的に 写ってくれる



次回は デジタル写真で撮った「旧バラ荘」見せますね。
コメント (3)
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異国情緒あふれる港町  横浜(82)    都南ビルの謎

2011-05-18 00:56:22 | 日記
「イセビル」のすぐ前の道路は昔 大岡川の支流「派大岡川」と言う川が流れていて
それを埋め立てて首都高速横羽線になった事は前に書いた

今の大通り公園の下には「吉田川」が流れていた
昔の横浜は運河交通が中心であったのが分かる

さて 「イセビル」に隣接している吉田町商店街の道路側い面しているビルの一角に
「都南ビル」とういうビルがある
そのあたりを中心に書いて行こうと思う





この入口に建っている「斎藤ビル」も古いビルである
右の歩道の木の植え込みの右側には 川が流れていたのである






その歩道を歩いてみる

カメラの「ミヤマ」の文字が見える
はげまるが30年位前には よく通ったカメラ屋さんである





「斎藤ビル」の隣の「都南ビル」が見えてきた




「都南ビル」(静岡中央銀行)は「イセビル」より一年遅く建てられ
昭和3年築である






この写真を見て あれ~ なんか変だな~ と思いませんか
正面玄関が すこし斜めに造られている






正面玄関の扉の扉どころか 二階のバルコニーの窓も同じに
建物の壁面とは違う角度で取り付けられている


これを「謎」と言わずに居られるけ~ぃ 
これを「謎」と言わずに どうするんで~ぃ (鼻息あらいな)

そこで「横浜の近代建築」というサイトからの記事を
得意の無段転載である


<伊勢佐木モールの人波から外れたところにある都南ビルは、
比較的目立たない存在です。
利用者は正面口より裏側の通用口から入る方が多いようです。

そのためか、建物裏側のタイルは新しいものに貼り替えられているようで、
おかげで正面側の建設当時からのスクラッチタイルは保たれたままです。
この建物には面白い特徴があります。

正面玄関の扉や2階バルコニーの窓が、
建物の壁面とは違う角度で取り付けられている事です。
私が推測するに、入り口を正しく東に向けたということなのでしょうか。(仁木)>


とうい真面目な記事が書いてあるが
その仁木さんにしても よく分からない 推測であると書いてある

う~ん う~ん
謎は謎を呼び 嵐は嵐を呼ぶのである

ここではげまるが一人で う~ん う~ん なんて浪花節みたいに
唸っていても らちがあかない

先に進めないので 誰かさん
「謎」の答えを知っていたら 教えてくださいませ。


追加記事
この「謎」によんぼうさんという方が

「表通りの道と平行になるよう斜めに造られてのではないかいな~」
とコメントがありました

地図を見て見ると 「都南ビル」は台形風に建てられていて
確かに表通りと斜めに造られた角度が同じに見えるのである

かなり確立が高いのではなのか  と思ったので
手打ちと相成りました

ぱんぱん(手を打った音)





「都南ビル」の隣にあるビルも凄く古く
はげまるが学生の頃は二階には セガがやっていた コバサーキット
と言うミニチュアカーのレーシング場があって
浜のお金持ちの子弟やら 遊び人風の悪ガキ
はげまるみたいな並みの庶民の若者達が 屯(たむろ)していた






おぼろげな記憶ではあるが たしかレーシング場の前には
音楽喫茶(生バンドが出ていた)であったと記憶している
(高校生の頃に入った記憶がある)

もしかしたら隣の隣のビルかもしれないが
なにしろ45年ぐらい前の記憶である


一階のカワイピアノの展示場も昔からあった

とにかくこのあたりのビルの裏側の横には
のんびりと川が流れていた
昭和の時代の話である







さて 吉田町商店街の表通りから この「都南ビル」あたりを見てみると
「都南ビル」には「静岡中央銀行」の看板は見当たらない







銀行のビルという感じはまったくしない






食いもの屋さんの看板が外に出ていた





「横浜の近代建築」からの転載写真をみると ちゃ~んと
「静岡中央銀行」の看板が見て取れる
このあたりの経緯は わかりまへんへんへん







吉田町商店街に建っているビル群のほとんどは
40年以上前から有るビルばかりであるが
通りの反対側の古いビルの一階の店の様子は激変している






最近では洒落たバーが数軒並んでいたりして 昔の面影は少ない






もちろん昔からの老舗も何軒かありますよ


<使用カメラ  キャノンD60  キャノンS90  シグマSD14>

お知らせ
イセビルの記事に 下の写真を加えました

コメント (8)
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