はげまるのぶら~り日記

横浜の渋い空間散策日記

異国情緒あふれる港町  横浜(263)    ローカル線の旅  鶴見線(続編)

2013-07-30 00:38:18 | 日記
前回は鶴見線「浜川崎」駅あたりで疲れ果ててしまった

さてさて「浜川崎」駅からの旅の続編のはじまりはじまり~







「浜川崎」駅を出てからすぐ はっ!!と気がついた

どえらい事に気がついた
ぬぁんとぬぁんと 知らない間に単線になっていたのである






わ~~ぃ  わ~~ぃ

江の電も銚子電鉄も単線である
今回はローカル線の旅であるが単線は無理
あきらめて、そのあたり触れないでお茶を濁す事にするか

なぁんて思っていたのでその喜びと感動は
 筆舌に尽くし難し
(すぐ感動するなぁ)





いいぞいいぞ




がんがん行け~







単線や~~ ああ単線や~  単線や~~
(芭蕉)










単線で旅の気分も最高潮に達してくるなぁ





「昭和」駅到着
昭和の時代に作られたから「昭和」なのかどうかは知らないが
平成にでない事はたしかである
(あたりまえだ)






「昭和」駅を出発すると線路の先に小さく駅が見える





鶴見線の終着駅「扇町」駅である
この間
あっ   と言う間である
そう ズボンを脱ごうとしたら片足が裾に引っ掛かり
あらら・・・とよろめいているわずかな時間に着いてしまう感じ
(毎度のあほ)





鶴見線の駅と駅の間の所用時間としては一番短いみたいである
暇な人は各々調べてみてくらはいはいはぃ~と






「扇町」駅
乗り降りする人は少ない
はげまると同じローカル鶴見線の旅を楽しんでいると思われる人達も
6~7人はいる
つまりここ「扇町」駅で下車しないでそのまま引き返す人達である

みなさん男性で暇人みたいである
若い人で30代前半
中心は30代後半~40代前半みたいであり
一番最高齢と思われるのが、ニタリ顔のハゲたじじぃである
(はい  はげまるです)










改札口から降りて少し写真を撮る






日曜日で工場はお休みみたいである
人通りもほとんどない

こりゃ~このあたりはトタンのお城の宝庫であるなぁ






トタンが大好きな人は是非、この鶴見線に乗ってみるといい
JRで企画でもすればいいなぁ
「ああ ローカル鶴見線の旅紀行」
副題「トタンのお城見放題 単線区間有り 途中下車可 往復周遊券320円」







この時間帯は一時間に一本である
つまり乗り遅れると一時間ここで待つしかない
このクソ蒸し暑いさなかにトタン撮影はきついので
着いた電車に乗って引き返す事にした






帰りの写真

はい「昭和」駅
乗り降りゼロ





はい「浜川崎」駅
乗り降り少々





はい トタンのお城工場






乗り降り少々






乗り降り少々





乗り降り少々
(駅の名前を書くのがめんどくさい)






少々




そ~だ このまま鶴見駅に降りても面白くないので
鶴見駅のひとつ手前の駅「国道」駅で降りて
京急「花月園」駅近くの焼き鳥屋で一杯飲んで
帰ることにするか






何度降りてもここ「国道」駅の昭和度は高いなぁ






駅の陸橋から下を見ると、やたらとベニヤ板が目に付く





5~6年前に写真を撮った時はほとんど見なかったベニヤだらけだ
なんか旅の最後に来て寂しさが漂うなぁ





あ~





あ~





ここの看板はまだ残っていた





国道15号線(通称「第二京浜」)を横浜方面に向かって歩く
銭湯散策でも書いた「千代の湯」さんがまだ健在であるのを
確かめながら京急「花月園」駅方面に歩いて行き
焼き鳥屋で一杯飲んで
大満足「ローカル線の旅  鶴見線」の旅を無事終えたのである


付録
最後に「第二京浜」は、はげまるの子供の頃は第二国道なんて
呼ばれていた

御注意
ここから先はオッサン世代の人以外は無視してください
頭がおかしくなります


それでは、フランク永井さんの名曲「夜霧の第二国道」を
みなさんと一緒に歌ってお別れします


ばぁ~~っくみらぁ~に(バックミラーに)
あのこぉ~~の かぁおおお~が~ぁ (あの娘の顔が)
うぅか~ぶ(浮かぶ)よぎりぃの~ぉ(夜霧の)
あああ~ああ~っ  だいに こくどぉぉ~~ぅ(第二国道)




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異国情緒あふれる港町  横浜(262)    ローカル線の旅  鶴見線

2013-07-27 00:46:37 | 日記



前回ローカル線の旅にでも行ってきます~
なんて予告したはげまる
まず頭に浮かんだのが鎌倉から出ている「江の電」
湘南のローカル線としては超A級の有名どころである


う~~ん
こちとら、渋い銭湯とか立ち飲みとかトタンとか寿とか
他人様があまり書かないような散策が中心である
江の電とは、なんか素人じみているなぁ~

なにしろ観光客がほとんどだし、まして今は真夏であるから
海に向かう若者達も沢山乗ってくるはずである
若いおね~さん達がワイワイガヤガヤ乗ってくるのはいいが
おまけでおね~さんに、いちゃいちゃと付いてくる
ニタリ顔の暑苦しい男野郎共の顔なんか見たくねぇしなぁ



ローカル線と言うのはですね
とにかく観光客が少なく単線で人の乗り降りが少なく
のんびりゴトゴトと田んぼの景色の中を走る
心静かな 心休まる旅

それがローカル線なのである

テナ事で「江の電」はやめて「銚子電鉄」なんてどうかなぁ
(この前テレビで千葉の銚子電鉄の番組をやっていた)
横浜からだとかなり距離があり旅気分は満喫できるなぁ
テナ事で事前に調べてみた


銚子電鉄

銚子駅 - 外川駅
わずか6.4kmの間に10もの駅がひしめいている
平均すると駅と駅の間が640m
銚子駅から20分で終点の外川駅に到着するそうである

<参考資料
銚子駅から観音駅までは、初春の頃には軌道の両側に千葉県の花でもある
菜の花が咲き揃います>

ふ~~ん

単線であり海も望めるが普通の住宅地の間も走り抜けるそうである

ふ~~ん

でも、 このあたり江の電とたいして変わらないなぁ

それに銚子駅まで横浜から2520円3時間以上電車に乗らない
とたどり着けないのである
真夏のクソ暑い時に
こりゃ~ 銚子駅に着いた途端に疲れ果てて
駅で立ち食いソバ食べて、そのまま帰路につきそうである


そ~~だ
クソ暑い夏だし 金もねえし

   近場の「鶴見線」にするか  はははは






鶴見線、昼間の時間帯は一時間で二本ぐらいの電車しか走って無い
このあたりは忙しくなく
のんびり感が出ていいなぁ






「鶴見線」
鶴見駅 - 扇町駅間 7kmの17分160円の壮大な旅である
(あほ)

駅の数は奇しくも銚子電鉄と同じ10駅(距離6.4km)
鶴見線(距離7Km)と同じぐらいである

江の電と銚子電鉄はトロトロのんびりと走り海が望めるが
鶴見線はトロトロのんびりと走り京浜工業地帯の工場が望める
 
 たいした違いは無い

このあたり苦し紛れで、もっともらしい、いいかげんな言い訳で
結論を出すのが、オッサン世代の特徴なのである






はげまるは鶴見線三両編成の先頭車両に乗った
各車両には20人前後、そこそこの人が乗っている







ドアの上のあたりにはJRの路線図が見える
鶴見線の駅の位置関係がだいたい分かる





はげまるは先頭車両の一番前に陣取る
わ~ぃ わ~ぃ わ~ぃ

人間年齢を重ねて来るとどんどん子供に帰って行くと言われている
童心に帰ったはげまるの
ローカル線の旅の始まりである

安上がりでせこい旅ではあるが胸は高まり血は踊る
えいえいお~~





出発だ~~ガタゴトガタゴト・・・





最初の鉄橋

下はJR線の線路が沢山走っている





走り出して1分ぐらいで最初の駅「国道駅」が見えてきた
そう、ズボンを脱いでいる間に次の駅についてしまうのである
(おいおい)






「国道駅」





「国道駅」を出るとすぐ鶴見川を渡る





「国道駅」が高架線なので次の駅「鶴見小野」駅までは
なだらかな下り坂である






はげまるが小学生の頃、
このなだらかな下り坂が大好きで、
よく先頭車両の運転室の窓ガラスに顔を
目いっぱい近ずけ
わくわくしながら乗っていた思い出が蘇る





あっ  もう「鶴見小野」駅が見えてきた
「鶴見小野」駅は、はげまるが子供の頃いつも乗っていた駅である





「国道」駅や「鶴見小野」駅の景色が
その頃と全然変わって無いの凄いなぁ





「鶴見小野」駅到着
前の「国道」駅もそこそこの乗客が降り立ったがここも同じぐらいの感じである






さてとここからが本当の旅
何故かと言うと、ここ「鶴見小野」駅から先へは
5年ほど前に銭湯散策で「安善」駅に行った一度だけ

今回が本当の横浜が誇るローカル線
鶴見線の旅なのである





ガタゴトガタゴト

あ~  踏切だ~~





ガタゴトガタゴト

「鶴見小野」駅までは住宅が多く見られたが
この辺に来ると大きな工場が沢山目に入ってくる





ガタゴトガタゴト






次の駅「弁天橋」駅が見えてきたぞ





「弁天橋」駅到着

駅の両脇の緑がローカル線の旅気分を盛り上げてくれる
日曜日の午後の時間帯、ここ「弁天橋」駅に降り立つ人のほとんどが
「国道」駅や「鶴見小野」駅に降り立つ、生活で鶴見線を使っている人達と異なり
ローカル線の小さい旅を楽しんでいる人達みたいである





あっ  反対車線には鶴見駅に向かう電車が
ガタゴトガタゴトと近ずいてきた






「弁天橋」駅出発





走り出してすぐに、次の駅「浅野」駅が見えてくる






ローカル線は駅と駅の間がすごく短くていい
距離が短いので当然、トロトロとのんびりと走る

たまりませんね






ここ「浅野」駅で路線が二つに分かれる
右に向かう線路が「新芝浦」駅「海芝浦」駅方面に向かう線路であり
左に向かう線路が鶴見線の本線である

この鶴見線の付録で銭湯ブログからの記事を載せる予定でありますが
5年ほど前、鶴見線の本線の「安善」駅に行くつもりが
この右に向かう路線の電車に乗ってしまい
どえらい事になった思い出がある






その時は「海芝浦」で30分駅で待ってから
のろのろと「浅野」駅まで戻り
違うホームまで、線路を渡って本線に乗った苦労が蘇るなぁ






はい「浅野」駅到着

人の乗り降りはほとんどないなぁ






次の駅「安善」駅に向かう
ガタゴトガタゴト





ガタゴトガタゴト
 あっ「安善」駅が見えてきた 






「安善」駅は、民家や商店があり高校まであるみたいで
人の乗り降りがそこそこある
(銭湯散策で「安善湯」に行った時に降りた)


ここ「安善」駅から支線に乗ると「大川」駅という駅に行ける
今回のローカル線の旅は本線のみなので
いずれ気が向いたらどんなおね~さんなのか
見に行くつもりである







次の駅は「武蔵白石」駅

このあたり京浜工業地帯なので、運搬用の線路が沢山見える






この運河を渡ると川崎区になるみたいである





はい「武蔵白石」駅






「武蔵白石」駅の周りを見ると工場はもちろん沢山見えるが
マンションなんかも経っているので
そこそこの乗り降りがあるみたいである






次の駅「浜川崎」駅に向かって
ガタゴトガタゴト






このカーブと鉄橋がいい味だしているぞ~~~

  ガタゴトガタゴト






ここまで来ると読んでいる人も疲れてくるが
書いているはげまるも疲れてきたのだ

  ガタゴトガタゴト







お~~高架線の柱にツタがびっしりと絡み付いている
いいぞ~  どんどん行け行け行け~~
(なんかヤケ糞になってきたな)


   ガタゴトガタゴト






ぴゃ~~ぴゃ~~





ガタゴトガタゴト







「浜川崎」駅が見えてきたぞ





「浜川崎」駅到着
鶴見線の凄いところは、
すべての駅が渋い昭和そのままのお姿で残っている事である





鶴見線も残りふた駅であり
この「浜川崎」駅の道路を挟んで南武線「浜川崎」駅の姿が見える

テナ事で今回「ローカル線の旅  鶴見線」は次回へと続くのである
(あ~~疲れた)



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異国情緒あふれる港町  B級横浜散策(128)    「桐のや水産」  野毛

2013-07-24 10:10:25 | 日記
外観は御立派な木造創り、木の扉をガラガラと開けると中から
そこそこ小奇麗な中居さんが
「いらっしゃいませ」
と優しい笑顔で迎えてくれる

黒光りするぐらい掃除が行き届いている廊下を
歩き奥座敷に案内される
和室部屋からは外の中庭が望め小さな池まで見える
はげまるはゆったりと腰を落ち着ける
「取りあえず日本酒の冷と、板さんに言って刺身のうまいところ
 適当にみつくろってもらおうか」

う~ん  のんびりひとりで刺身をツマミで日本酒なんて
日本人に生まれてよかったなぁ~

なぁんて事とは、世の中ふわふわ~と生きて来ている
はげまるとは毎度の無縁のお話
 
  よ~っ(相の手です)


野毛で立ち飲みでありながら酒の肴で魚が食べられる店がある
立ち飲みであるから当然安い







場所は野毛の深夜2時半過ぎてから開店する店
「阿武茶」の隣にあるビルの一階にある
「桐のや水産」さん
このお店はその隣にあるお魚割烹「桐のや」の支店である
隣が本店であり、本店の隣に支店があるえらく
気楽にやっている感じのお店である 





この「桐のや水産」さんがあるビルは
その昔古いビルが建っていて、今はこの世にいないケンゾーが
おでん屋「ケンゾー」をやっていた





はい  昔の写真である
その昔このビルのオーナーであるお母さんとよく「阿武茶」で会ったものである
そのお母さんがビルを新しく建て替えたのが現在のビルである

つまり「桐のや」「桐のや水産」は実家が千葉の魚やさんである
そのお母さんがやっているお店であり
娘さんが切り盛りしているみたいである





中から通り方面に目をやると





今は廃業してしまった野毛の隠れた名店「みつる」さんが見える
なにしろ店の奥には水槽があって指でお魚さんを御指名すると
すぐさばいて食べさしてくれたものである

銀座あたりの高級クラブであったら、おね~さんも
御指名されると
「あら~  うれしいわ~」
なんてなるが
お魚さんの場合はそうはいかないのがツライところだなぁ


「あ~  みつるさんで食べたアワビのデカイのやら
お魚の刺身は御機嫌だったなぁ~」





「桐のや水産」さんは最近開店したばかりなので
店は凄くきれいである





酒類、ツマミのほとんどは300円が中心である






いつもは角の水割りを飲むが、マスターに
「飲み口が柔らかい焼酎ある?」

テナ事でマスターがお勧めの
世界自然遺産登録の屋久島産本格焼酎三丘酒造株式会社
あっぱれ千万の
「三丘」(みたけ)を飲んだ

う~ん  あっぱれ千万







カゥンターに置いてあったマッチ






マッチの写真を撮るはげまるは
他人が見てたらきっと頭がかなりおかしい変わり者
と思われるだろうが立ち飲み屋さんは

①他人様の事はあまり気にとめない、変わり者がいても気にしない
そう無関心が基本である
②喫煙吸い放題
③外を歩いているおね~さん見放題(見るだけです)
④自分の愚痴言い放題(独り言中心です)


とにかく他人と喧嘩したり床に座り込んだり
枕持参で寝なければ問題無く安く酒が飲める

これがいいのである






本日お勧めのメニューが書いてあるぞ
カゥンターの横にはその他いろいろツマミが置いてある





ヒラメの刺身とアジのたたきをもらおうか~





ヒラメの刺身とアジのたたき






アジのたたき

これがウマい~~  300円は安いなぁ






ヒラメの刺身


これもウマい~~
「三丘」(みたけ)をまた注文して飲んだ
魚にすごく合うなぁ

むふふふふ







壁にかかっている一枚の絵に目がいった






田舎の風景みたいで青い空と緑一杯の畑が見える





畑の向こうには一両のローカル線が走っている
畑の真ん中をのんびりと走るローカル線

いいなぁ  真夏のローカル線


そうだローカル線の旅にでも日帰りで行ってみるか

次回はローカル線の旅です  乞うご期待。


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異国情緒あふれる港町  B級横浜散策(127)   かつ丼  中華料理屋 「萬福」  野毛

2013-07-21 06:11:08 | 日記
オッサン達がクソ暑い時期に食べるのは
さっぱり冷たい系の、そうめん、もりそば、なんかが
まず頭に浮かんでくる
元気をつけるなら ど~~んとふんぱつして鰻、
ホルモン焼肉なんかもいいし
カツカレーなんかもいいなぁ

クソ暑いときに辛いカレーがかかったカツカレーを
大汗かきながら喰らうなんて好きだなぁ


え~と
今回の話はカツ丼である
トンカツ(豚カツ)のどんぶりである

カツ丼の本家、日本蕎麦屋さんのカツ丼のお話ではない



ぬぁんとぬぁんと
中華料理屋さんのカツ丼のお話である

真夜中の野毛界隈の重鎮が集う(つどう)
焼き鳥屋「鳥剛」さんでよく会う
「萬福」の社長兼店主兼マスターが作る

  カツ丼はすごい






はい  中華系カツ丼






はげまるの座っているカゥンター席まで
まいかけ姿の「萬福」の社長兼店主兼マスターがわざわざ
お越来ていただいた 


  「スープ 飲むかい?」

普通はスープがつかないかもなぁ








カツはもちりんこ揚げたてのさくさく
少し甘味があるタマゴ玉ねぎ系のあんかけが

  うまい~~~~いいいいい







無我夢中の中華風カツ丼のお話でありました


  お~~暑さがなんでぃ  矢でも鉄砲でももってきやがれ~

とはげまるは盛り上がり

さ~て  次どこに行くかなぁ。

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異国情緒あふれる港町  横浜(261)     「都寿司」   野毛

2013-07-18 01:30:46 | 日記
ここんとこ寿司と言えば回転寿司しか行ってないなぁ
残り少ない人生である
生きているうちに回転しない高級寿司屋さんに
ふらりと一人で入って
渋い木のカゥンター座って、
周りを、ねめるように見渡し
いきなり、そこの一番偉い板さんに向かって

「お~ぃ  オヤジ~  ここで一番ウマイ寿司でも握ってくれ~ぃ」


なんてほざいてみたら
気持ちいいだろうなぁ~





これなら出来るがね~






野毛では老舗の高級寿司屋さんとして有名である「都寿司」さん
はげまるは15年位前に二度ほど入った事がある

「都寿司」さんは、はげまるがよく通う野毛では隠れた名店
(隠れてねえか)
安くてウマくて野毛界隈深夜の重鎮が集う焼鳥屋
「鳥剛」さんの2~3軒隣にある







開店前に通ると、よくネコちゃんが
「お~ぃ  早くなんか魚でも喰わせてくれにゃ~」
と待っているのを目撃したりする






先週の事である、はげまるが夕方あたりから野毛で
魚をツマミで軽く一杯>焼鳥屋で重く一杯>違う焼鳥屋で重く一杯
>バラ荘でへろへろの一杯

そう、かなり出来あがってヘロヘロ状態の時である
野毛の徘徊三人衆のひとり、宮○さんから携帯にメールが来た
「今野毛ですか? よかったら「都寿司」さんで8時ごろ
 待ち合わせしませんか」





なんでぃ
高級寿司屋さんとして有名である「都寿司」さんに行くなら
前日に連絡でもくれたらいいのになぁ
それなりに、前の日から飲まず食わずで用意周到準備万端ととのえて
今日の酒地肉林に備えたのになぁ
(肉林はないか)

ほんと宮○さんは毎度の突然だもんなぁ~
これからは宮○さんを突○さん(突然さん)と呼ぶ事にするか


中に入ると、若主人がはげまるを優しい笑顔で迎えてくれた
突○さんから突然連絡があったみたいである
ここの若主人は最近、突○さんから紹介されていた

気楽にカゥンターに座って少し話していると
突○さんが
「おまたせ~」
と入ってきた


はげまるは居酒屋と焼鳥屋さん二軒をハシゴしているので
お腹はぱんぱんである

テナ事で軽い酒宴と相成り、飲み物は冷えた吟醸酒





ガリをツマミに、きりっとコクのある冷えた吟醸酒を口に含むと
酔いが一瞬さめるくらいウマい

(穴きゅう  アナゴとキュウリの巻物)





目の前のウィンドウに見えていたやや大きめなアワビを
若主人がさばいてくれた
アワビの刺身






ワサビをアワビの刺身に乗せて、醤油に少しつけて口にいれる

コリコリした触感がもう
たまりまへんへんへん あたまへん
(出ましたよ~)





アワビを焼いたもの

「ひゃ~~~」
最高のお味だ





なにしろお腹は満杯であるので
少しずつ握ってくれる優しさがうれしいなぁ






ヒラメの昆布締め





見ればわかる イクラの軍艦





最後に本日の〆である
かんぴょう巻き

かんぴょう巻きを食べるとその寿司屋の技量が分かると言われているが
まさにその通り
海苔といい、酢飯といい、かんぴょうといい
握り方といい、絶妙なバランス、
口に入れると海苔の香りがお口いっぱいに広がり
噛んでみると海苔と酢飯と酢飯の隙間に微妙にはいりこんでいる空気と
かんぴょうとで絶妙なハーモニーを奏で
お口の中で分離する

かんぴょうを噛み切る時の触感は抜群である
(かんぴょうは九州のなんだらかんだら産だそうだ)

う~ん 流石の流石
噛むと全体が、ぐにゃ ねちゃとなり
口の中でぜんぜん分離なんかしない
回転寿司のかんぴょう巻きとはかなり違うなぁ
(あたりまえだ)





はげまるがえらくかんぴょう巻きに
感動しているのを見ていた宮○さんが、
母へのお土産で頼んでくれたオリである

家に帰って早速母に食べさせてあげた
母もそのお味に感動したのは言うまでもない






翌朝しらふになって又食べてみた

うまいなぁ

寿司屋のオリに入っていた本物の笹の葉






「本物の笹の葉なんて・・・・ 久しぶりに見たなぁ~」

宮○さん 取材ありがとうございました。



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