確か、はげまるのぶら~り日記の、コメントの書き込みが
可能だった2年ぐらい前の話しであります
コメントの常連さん、さも次郎さんからメールが来た
はげまるさん、末吉町の
ストリップ劇場「黄金劇場」の少し手前の角に
その昔、メリーさんがよく通っていた店がありますよ
テナ事で、早速その店に行ってきたのであるが
ブログに書く事をすっかり忘れていた
今回は そんな濱のメリーさんがいた店「イル・シャンテ」
の話しであります
参考までに この道まっすぐ歩いて行くとすぐ
黄金劇場がある(今はもう無い)
さて 中に入ってみますか
はげまると同年代風の店主マスターが
「いらっしゃ~い」
店に入ってすぐ、
メリーさんが通っていた頃の
聴き取り調査もマズイので
「あ~ とりあえず、ウイスキーの水割りーと冷奴ください」
毎度の立ち飲み屋の定番メニューだ
枝豆はウーロン杯に付属している酒のツマミであり
注文してねえのに無理やり付いてきて
勝手に席料に加算されてしまうお通しでは無い
水割りのおかわりを注文して
得意の根掘り葉掘り聴き取り調査が始まった
マスターに話を聞いたら「イル・シャンテ」は開店から33年、
2年前の話しであるから、現在は35年ぐらい経っている
「そう メリーさんは夕方あたりによく
店の前あたりを歩いていましたよ~」
ふんふんふん
「もちろん店もよく入って来て
だまってお茶飲んだりしてましたよ~」
ふんふんふん
「その当時は、今と違い伊勢佐木町の通りも賑やかで
このあたりも小さい店なんかがあったしね」
「もうメリーさんがいた時代の面影はまったく残ってないね~」
ふんふんふふふん
「メリーさんは店に入って来なくても
夜なんかよくあなたの座っている後ろの窓から
ガラスに映る自分の姿を見てましたよ~」
ふんふんふ~~~~うっふん
(あほ)
聴き取り調査も一段落したので
絢爛豪華なディナーでも食べる事にした
はい焼肉定食
ひと目でわかる本日のディナーである
このひと目でわかるディナー
これがいい
ひと目でわかるおね~さんもいい
(なんだなんだ)
はげまるみたいに残りの人生を
ふぁふぁといい加減に生きて行く者にとっては
ディナーとおね~さんはこれでなくてはならないのである
どんどんどん
(パソコンの机を叩いている音)
おフランス料理みたいに
ワインはいかがいたしますか
(ウーロン杯くれ~)
はい 本日のなんだらかんだらスープです
音をたてないでズルズルすする
(音がしてるではないか)
少し経つと
はい 本日のなんだらかんだらサラダです
(暗い顔をしてパリパリふぐふぐ食べる)
また少し経つと
はい 本日のなんだらかんだら魚のなんだらかんだらです
(よくわからないがさらに暗い顔ではぐはぐ食べる)
勝手にパンなんかが出て来る
(お~ぃ 御飯に塩辛くれ~)
さらにいろいろ出て来る
は~い なんだらかんだらのなんだらかんだらです
なんて出て来て
(もう、ちんたら食べていたから腹が満腹感を
感じ出した頃に)
はい 本日のメイン、なんだら産のなんだら牛の
なんだら焼きです
仕方なく苦手なフォークとナイフを駆使して
口に入れようとすると、
連れのおね~さんが
あなたー これから肉にかけるソースが出てくるのよー
(あ~ いゃんだいゃんだ)
(おい
味噌汁とぬか漬けのお新香持ってきやがれ)
その点、ひと目で食する全容がわかる定食はいいなぁ
さてその焼肉定食のお話しであります
おー
焼肉の皿には大好きな目玉焼きが付属しておるぞ
うれしい~~~ぃ
おー
さらにゴボウの煮付け、サラダ、
ぬか漬けお新香、
味噌汁もしっかりと美味かった
大満足のディナーが終わり
はげまるが座っている後ろを振り返ると
その昔、夜になるとメリーさんがガラス越しに
覗いていた窓から、
メリーさんが笑顔で微笑む姿がある錯覚を覚えた
マスターにメリーさんのお話を聞いたお礼を言って外に出た
メリーさんがよく鏡代わりに見ていた窓を見ながら
「イル・シャンテ」を後にした
おまけ
住吉町通りの入口あたりにある
昭和の香り満点の建屋は
先月歩いたら、すっかり無くなっていた
いい味出していたのになぁ
また昭和の景色がひとつ消えた。