Urawa 0 v 0 Niigata @Saitama Stadium 2oo2, SAIATAMA(HOME)
GWの連戦を終え、ACLノックアウトステージを前にようやく1週間程度のインターバルが取れたところ、久しぶりにリフレッシュした選手たちが見られるかな、と期待しました。しかしどっこい、柏木こそ益々好調(それでも終盤はへろへろでしたが)だったものの、激戦が続いた疲れを引き摺っているのか、暑さのせいだったのか、あるいはむしろ間隔が開きすぎてしまったからなのか、全体的にどうにも足取りの重い感じの選手が多い印象でした。その浦和は「いつもの」フォーメーションと布陣。
他方、昨年までレイソルを率いていた吉田監督が指揮する新潟さんは4-4-2を基本にしつつ、守備時には右ハーフの小泉選手が最終ラインに下がって5バック気味になり、FW平松選手がそれを埋めて5-4-1のような布陣で、余り前からプレスをかけてくる感じではありませんでした。左ハーフでスタメン出場で後半途中までプレーした田中達也は愛あるブーイングと拍手が入り混じって埼スタに迎えられました。
さて、浦和は楔にボールを入れて小気味よいパス回しで新潟ゴール前まで迫りゆくものの、ギリギリのところで2人、3人と人数をかけてブロックしてくる新潟守備陣を、途中から一段ギアを上げたようなところはありつつも崩し切ることができません。その一連の崩しの中で新潟DF大野に倒されて興梠がPK獲得に成功する場面がありましたが、阿部ではなく興梠がキッカーを務めこれを失敗。結果的にこれが「痛恨の一撃」になってしまいました。特に後半に入ってから、つまらないボールロストなどもあり新潟さんのカウンターを浴びまくってヒヤリとする場面もありましたが、これは彼方の決定力のなさに救われるところ大きく、何とか失点だけは免れます。
浦和は左右のWBを入れ替えたり、関根→梅崎、宇賀神→ズラタンとスイッチする等して何とかゴールを目指すものの、最後までゴール前の新潟の人垣を崩すことができませんでした。むしろ逆に後半の終盤になってもなお鋭いカウンターを浴びてゴールを脅かされる始末。最終的に「痛恨のスコアレスドロー」ということになりますが、むしろ失点しなくてよかったなあ、という印象。それにしても、この試合、というか今年に始まったことではありませんが、CKをもらえどももらえども全く可能性を感じませんな…とほほ。
J1・1stステージ第12節 浦和0×0新潟@埼スタ