AFC Champions League, Group H - GS MD6
Urawa(JPN) 1 v 1 Pohang Steelers (KOR) @Saitama Stadium 2oo2, SAITAMA(HOME)
浦項さんにとってはまごうことなき消化試合、そして浦和としても、既にグループリーグ突破は決めており、GL首位がかかっているとはいえ他力本願、加えてGW中の過密日程の真っただ中ということで、必然的に双方ともスターティングメンバーを落としての対戦となりました(ただ、個人的に浦項については予習及び復習の時間もままならなかったため、「1.5軍」と戦前に語っていた指揮官の言葉のみがその認識の前提になっています)。浦和はミシャさんらしいと言えばらしいスタメン「ごっそり入れ替え」で、リーグ戦のスタメンからは柏木と西川以外全て入れ替えという構成でした。
浦項はミシャ式対策っぽい5-4-1の布陣で前半はリトリート気味。リーグ戦のスタメン組ならばもはや「慣れた」相手であり、あるいは比較的易く崩すこともできたのかもしれませんが、何せこの日はスタメン総とっかえに近い布陣で攻守で連携のままならない場面がちらほら。また、そもそも足元がおぼつかなかったり、明らかに試合感を失っている選手も少なからず、加えて当たりの強い相手と十分ファイトできなかったり攻守の切り替えが遅かったり(攻から守への切り替えには一部見るべきものがありましたが)で、「1.5軍」の浦項相手に試合を通して決定機を作り出すこともままならずという感じ。
後半に入り浦項は少しばかりプレッシャーをかけてくるようになりましたが、そうした中60分頃に恐らく事前のプラン通りだったのであろうミシャさんお得意の三枚替え。しかし、その直後に実に間の悪いことに、現地では正直よく見えていなかったのですが、「またしても」と言って差し支えないでしょう、今季のACLではお馴染みとなった実に怪しい判定でPKを与えてしまい先制点を許す羽目になってしまいます。その後高木に代えて投入されていた興梠が前線をやや活性化してみたり、駒井と梅崎の左右を代えてみたりして何とか浦項守備陣を攻略しようと試行錯誤しますが、後半のチャンスらしいチャンスは石原の放ったシュートくらいだったでしょうか。そんな状況だったので、正直帳尻っぽいPKには歓喜はもちろんですが、苦笑も禁じ得ませんでした。しかし中東にも「帳尻」なんて概念あんのかよと(笑)
さて、もうGL首位をうかがうということに加えてもう1つテーマであった「新戦力発掘」という点では、現時点でスタメンの西川、柏木と、試合出場機会の多いズラタン、梅崎(この日はちとアレでしたが)、青木を除いては今すぐスターターに食い込めそうな選手は残念ながら見当たらない感じでした。ただ、既に各所で皆さん仰っているとおりチュンソンや青木が薄皮を剥ぐようにミシャ式に馴染んでいった前例もありますので、時間がある程度解決してくれることを期待しつつ、今少し長い目で見ていきたいと思っています。そしてさしあたり次のダービーですね、ダービー。いや、私はテレビ観戦なのですが(笑)
あ、サウジの審判団の皆さん、思わぬ形で埼スタのおブーの洗礼を回避できて何よりでしたね(棒)
そうそう、日本語では審判団の出身国はアナウンスしてないんですかね?聞き漏らしたかな。
AFCチャンピオンズリーグ グループステージ マッチデイ6
浦和1×1浦項@埼スタ