赤い彷徨 part II

★★★★☆★☆★★☆
こんにちは、アジア王者です。↑お星さまが増えました。

渾身

2007-04-29 23:55:49 | Urawa Reds
J第8節 鹿島0×1浦和@カシマ

ヌルサポゆえ、わざわざ早起きして銚子に寄って海の幸とちょっぴりお酒を堪能してから鹿島へ。乗り継ぎが悪く、結局スタジアム到着は15時半くらい。帰りの切符を買いにスタの外を駅に向かって歩いているとまだ練習中だというのにウォーリアー、そして浦和カモンの大合唱。ここのところうまく結果が出せていなかったりする中、ゴール裏の並々ならぬ気合がビンビン伝わってくる。



相手サポを挑発するだけの人文字に、ピッチに散乱してプレーの邪魔にさえなっていた紙吹雪と、何一つ選手のためになっているとは思えない向かい方のパフォーマンス。ま、他人事だからどうでもいいんだけど。今年はバルサンはなかった。

浦和は3バックに戻し、左から坪井、闘莉王、ホリの3バックに、左WBには長谷部、ボランチには阿部と啓太、右WBヤマ、そして伸二ロビーの2シャドーに永井の1トップという布陣。ベンチも入っていなかったシトンだが、ネット情報では欠場の理由は「規律の問題」ということ。何があったのだろうか・・・。

視界が限られていたので試合の細かいところは余り覚えていないが、中盤を厚くしたせいか中盤は結構支配できていたのではないかと。副作用として前線で「蓋」になってしまいがちなシトンがいないこともあってか、主に阿部などが積極的に前線に顔を出しており、いつもより攻撃面での「流動性」みたいなものが感じられた。また、前目の位置からのボール奪取もしばしば見られ、上々の内容だったと思われる。



ハーフタイムに紙吹雪回収中の鹿島下部組織のみなさん。せっかく綺麗にしてくれたのに後半開始時にも再度バラ撒いた馬鹿どもがいて呆れた。異文化ですな。

後半10分過ぎに遂に均衡を破る。左サイドを駆け上がった啓太が逆サイドのヤマへサイドチェンジ、そしてヤマがニアのバイタル付近に飛び込んできたロビーにグラウンダーで流してこれをロビーがゴール向かって右スミに決めて待望の待望の先制点。久々にネジがブッ飛んだ感じ。

この後、やや足が止まってきて、例によってぎりぎりまで選手交代を行わず押し込まれて肝を冷やす場面もあったが、肝心なところでの相手のミスにも助けられて何とか凌いで逃げ切り。鹿島は試合を通じていくつかあった決定機を生かすことが出来ず。オジェックは今日は珍しく交代枠を使い切ったものの、せっかく動いても如何せんタイミングが遅いという気がするのだが。



それにしても、アウェイ鹿島戦って相手の状態がどうあれ何か燃えるのはなぜなんだろう。個人的には初めて生で見ることができたカシマでの勝利、格別な一日となった。セルは復帰おめでとう、期待してるぞ!



しかし帰りの電車、成田までラッシュ状態で立ちっぱなしってのにはさすがに参った。ま、勝ったからいいんだけどねw

カレーなる一族(1)

2007-04-29 01:52:59 | アウェイじゃないけどぶらり旅
ACLの組み合わせが決まった頃には上海に行く気まんまんだったのだが、よりによってその週にピンポイントでパキスタン・インド出張を設定されてしまい失意の旅へ。上海戦はデリーで迎えることになったのだが、仲間のうぃあーに無理をいって出張用携帯のメールに得点経過を送ってもらうという暴挙にw

さて、まず最初の目的地はパキスタンの首都イスラマバード。パキスタンはインドの北西にあるイスラム教国家で、1947年に時の英領インドから分離独立した国家。首都イスラマバードは人工的に作られた「首都」で、1965年にそれまでの首都だった港町のカラチから遷都されたもの。そのイスラマバードだが、空港がしょぼいせいか首都のくせにアクセスが悪く、日本から行くにはカラチを経由しなければならない。デリーに行くのもカラチ経由になるから始末が悪い。

ということで一日目はバンコク経由でカラチまで移動したところで飛行機がなくなり、そこで一泊する羽目に。写真は宿泊したホテルから朝撮影したカラチの街並み。思いの外道路の舗装もしっかりしていて、整然とした街並みにはちょっとびっくり。



宿泊したホテルのロビーにはセントジョージ旗、豪州の他バングラやパキスタンなど珍しい国旗が飾ってあったので何かと思ったら「クリケットワールドカップ」の開催を記念しての展示らしい。旧大英帝国エリアでは盛んだとは聞いていたが、「盛り上がり」を実際に感じたのは新聞以外では初めて。実際かなり白熱するらしく、最近ではインドで敗戦のショックで自殺者が出たとか、パキスタン代表監督がワールドカップ開催中のジャマイカの宿舎で怪死体で見つかったとか・・・(絞殺されたというところまではわかったらしいがまだ事件は未解決)。

日本人の我々には想像もつかないが、逆に彼らからすれば野球で熱狂してるアメリカや東アジアの国々の様子も理解できないだろうから、まあお互い様か・・・。しかし、仕事で南アジアに行ったり、ケーブルテレビでBBCのスポーツニュースで観たりしても、まったくもってオレは興味が湧かない!w