赤い彷徨 part II

★★★★☆★☆★★☆
こんにちは、アジア王者です。↑お星さまが増えました。

エース

2007-04-17 01:29:36 | Urawa Reds
昨日の柏戦後の両チーム選手たちのコメントのうち、気になったのが柏DF近藤のコメント「前半に関しては、前にボールがおさまらなくて前線がもっと体をはってくれたら、とは思いました。1人1人がワシントンくらい、2人分くらい走らなければいけないと思いました。」というもの。あのワシントンが相手チームから「走り」で賞賛されているのはちょっとびっくりだ。

他方、今季のワシントンは調子が上がらず、自分もそれを専らコンディション不足によるもので、時間が解決してくれると思っていた。しかしながら、ここにきていろいろなメディアでよく目にするのが「FWに求められる動きの違い」によるものとの指摘。つまり、昨年のギド政権下ではワシントンはエリア内に留まってひたすら足元にボールをまっていれば良かったのに対し、今季のオジェック政権下ではスペースを作る動きや、より多くのポストプレーや前線でのチェイシングを求められているというもの。なるほど言われて見れば思い当たる節はある。チェイシングについては昨年だってやってたじゃないかとも思ったが、近藤のように相手選手から指摘があることからすると、やはり昨年より何割か増しなんだろうか。

このワシントンの変節ぶりが、昨年のような圧倒的な決定力にやや影を落としている(あくまで仮定だが)というデメリットがある一方で、昨年よくみられた、いわゆる「間延び」の問題が多少なりとも改善され、2列目以降の選手の飛び出しを呼び出し、組織的なプレスが一層かかるようになるのであれば、果たして中長期的には浦和というクラブにはとってはプラスではないかという気はする。ということで、ワシントンの決定力は浦和に必要だし、人柄も大好きなので、何とか順応して浦和のエースとして君臨しつづけて欲しいのだが。ある日突然アラブ系の人と握手してるとか、そういうのはなしの方向でw