能楽・喜多流能楽師 粟谷明生 AWAYA AKIO のブログ

能楽師・粟谷明生の自由気儘な日記です。
能の世界も個人の生活もご紹介しています!

『融』の謡蹟めぐり 源融の河原院跡だと思っていたら・・・

2011-11-12 20:38:01 | ミニ 写真探訪

今日は京都・高林家の涌泉能で『巻絹』の地謡に行きました。

東京を少し早く出発して、午前中に東本願寺の別邸
「渉成園(しょうせいえん)=別名・枳殻邸(きこくてい)」
に行き写真を撮影をしてきました。

平安時代前期 左大臣源融が営んだ六条河原院の旧跡・・・
だと思い、能『融』の謡蹟めぐりをした気分でいましたが、

どうも、現在は歴史学的に見て河原院は七条坊門小路以北、万里小路(現・柳馬場通)以東であることから、河原院との関係を否定する説も出されています。

しかし、庭の印月池の中には「源融供養塔」があり、
私としては、融がここで3000人の人を使い、
塩を焼かせ、遊舞してお遊びになったところだと信じて撮影して来ました。

お天気に恵まれ、またまたど素人カメラマン明生の作品を恥とも思わず公開しますので、愚作をご覧下さい。



東海道新幹線「のぞみ」からの車窓
お天気がよく冨士山が綺麗に見れました。


鉄橋と冨士山


京都駅から徒歩10分で枳穀邸


源融供養塔 


供養塔


供養塔アップ


塩釜
縮遠亭の茶会はこの水源を利用していたそうですが、今は枯れています。


浸雪橋


回棹廊


入場料¥500ですが、お天気のよい日にのんびりとするのはもってこいの所です。
四季それぞれの楽しみ方があるようです。
春の桜に時期に来たいと思いました。

明日は大阪で稽古、明後日から広島に入ります。
そしてまた大阪に戻り、阪大喜多会の最終下稽古です。
頑張ります!


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