曽和正博氏還暦祝いの会で野宮の地謡

昨日は京都観世会館で曽和正博氏の還暦のお祝いの会があり
喜多流は能「野宮」シテ　友枝昭世氏、地頭　粟谷能夫
私は副地頭を勤めた。

写真は地下鉄東山駅から観世会館への道中でパチリ！
実に京都らしい、風情があっていいですね～。

この川は白川という、隅田川のシテは北白川の者だから
ここから北へ上がったところの人？
あ～～～ここから東まで、我が子を尋ねて行ったのか～～～
お母さんは～～～～
母の力って、すごいですよ。


で～～～～
「野宮」ですが、楽屋には観世流の方々もたくさんいらっしゃるし、
喜多流はこうです！
って主張して、頑張って謡いました。

そして東京に戻り、
いつものように反省会を能夫氏とやりながら～～

能夫曰く、

「菊おじちゃんの『野宮』の謡いの善し悪し、云々はあるとしても
菊おじちゃんだったら～こう謡うなあ～～
って、僕は意識して謡ったつもりだよ」

「そうね、僕も、父はこう！と思い出しながら謡ったよ
メンバーが揃っていたからね、精一杯謡えたね」

光は我が思い内にある、色や外に見えつらん
あら、寂し宮所（みやどころ）、あら寂し、この宮所

「明生！

あら寂し宮所

宮所って～～～～

どこだか、わかってんだろうね？


あ～～あ、子どもじゃないから、わかるさ！


第一、この話し・・・・・・・


もう　


何十回も、聞いているからね・・・」


と話したことも、思い出しながら謡っていたのです。

明日は、阪大と東北大の合宿の予定をお知らせします。
応援、差し入れ、大歓迎ですから、
よろしくお願い申し上げます。