地方(ローカル)には、その土地独自の話し方、方言、つまり訛りがある。
同じ国(土地)同士ならば、訛りは通じるが、土地が違うと途端に通じなくなり、とても不便で支障が生じる。
先の戦時中、津軽(現 青森県)の軍隊の兵隊さんが山形の軍隊へ無線連絡をしたが、相手が何を言っているのか、さっぱり分からず
「山形だから通じない、隣の秋田の軍隊ならば通じるだろう」
と試みたが
「だめだ〜、もっとわからね〜」
と、大事な連絡が出来なかった。
これには大笑いをしてしまったが、やはり言葉は通じないといけない、と笑ったことを反省している。
能は室町時代に創られ、その時の言葉をそのまま現代でも使用しているから、今の我々が聞いてすぐに、謡を理解することは難しい。
然も、謡は和歌や漢文などが散りばめられているから、理解力を高めないとなかなか難しい。
確かに難しい・・・
だが、難しいから近寄らない!
ではなく、ちょっと近づいてみて
何が分からないのか?
何が難しいのか?
を、体験して知ることは、そんなに難しいことではないように、私は思う。
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粟谷明生事務所
noh@awaya-akio.com
エントリーをお待ち申し上げております。
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