能楽・喜多流能楽師 粟谷明生 AWAYA AKIO のブログ

能楽師・粟谷明生の自由気儘な日記です。
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2019-07-03 09:49:44 | 粟谷明生の日常
地方(ローカル)には、その土地独自の話し方、方言、つまり訛りがある。

同じ国(土地)同士ならば、訛りは通じるが、土地が違うと途端に通じなくなり、とても不便で支障が生じる。

先の戦時中、津軽(現 青森県)の軍隊の兵隊さんが山形の軍隊へ無線連絡をしたが、相手が何を言っているのか、さっぱり分からず
「山形だから通じない、隣の秋田の軍隊ならば通じるだろう」
と試みたが

「だめだ〜、もっとわからね〜」
と、大事な連絡が出来なかった。

これには大笑いをしてしまったが、やはり言葉は通じないといけない、と笑ったことを反省している。

能は室町時代に創られ、その時の言葉をそのまま現代でも使用しているから、今の我々が聞いてすぐに、謡を理解することは難しい。

然も、謡は和歌や漢文などが散りばめられているから、理解力を高めないとなかなか難しい。

確かに難しい・・・
だが、難しいから近寄らない!

ではなく、ちょっと近づいてみて

何が分からないのか?
何が難しいのか?

を、体験して知ることは、そんなに難しいことではないように、私は思う。



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粟谷明生事務所
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