粟谷明生風

私は父・菊生から能を教えられ、小学生になり故15世喜多実宗家に入門し、29歳からは友枝昭世師にお習いしている。
芸は真似。私は師の舞台の真似を心がけて来たが、今日勤める『小督』。先生方や父の舞台を見たことがない。



そこで今日の『小督』はいろいろ真似て来たものを積み重ねて、粟谷明生風「源仲国」を演じるつもりだ。



能に限って言えば、若年は指導者の芸、舞台すべて真似ることを目標とすると良いが、中年以降はたくさんではなく一、二点を大事に取り入れるのが良い、と思っている。

自分らしく、
自分らしさ、
も大切だと信じているので。





そんな私が直接能楽をご指導させていただく10月24日（火）よりはじまる「粟谷明生の能楽教室入門編『紅葉狩』」と11月18日（土）の「体験しよう！能楽の世界」をご紹介いたします。
「真似る」を意識して能を体験してみてはいかがでしょうか？

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文責　粟谷明生