『昭君』鑑賞ガイド その１

来週の２６日の日曜日、
平成２３年度の私の喜多流自主公演の出番です！

場所は、東京都品川区、と言っても目黒駅下車徒歩８分ぐらいにある喜多能楽堂です。
開始時間は、たぶん私のは１５時ぐらいからだと思います。

さあ！
昭君モード全開にして、頑張って演じますので、お時間ある方は是非ご来場下さい。

では、明生流の『昭君』の解説と演者の心意気を投稿しましたのでご覧下さい。


解説その１

曲名になっている王昭君は、中国四大美人のひとりです。
漢の皇帝は胡国（現・モンゴル）との和睦のために宮女をひとり差し出すことにしました。
ではその選定方法は～～？

皇帝は、絵描きの画によって判断することにしました。
美貌に自信のない宮女達はみな絵描きに賄を渡し、実際より美しく描いてもらいましたが、美貌に自信があった王昭君は賄を渡しませんでした。

そのため、わざと醜女に描がかれてしまい、胡国の韓耶将のもとへ嫁つぐ羽目になりました。

能の『昭君』では、美人の昭君役が主役ではありません。
愛娘の昭君を仕方なく遠い異国の地に嫁がせる老いた父母の悲しみの心境が
この能のテーマです。

美人昭君役は、かわいい幼い子方が演じることで、その影を潜めさせるのが能の手法です。
今回は、金子天晟君が勤めてくれます。

さあ、この解説を読んだら、なんだか自主公演に観に行きたくなりませんか？

そう！なった！

でも入場券が・・・ない・

そういう方は当方までご連絡下さい。
ブログ見て～チケットがほしくなった！

という方はチケット販売を優遇いたしますので、下記までご連絡下さい。

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粟谷明生
akio@awaya-noh.com