昨日は来月録画する「芸能花舞台・粟谷菊生追悼番組」の打ち合わせで
ゲスト出演して下さる、山崎有一郎先生のお宅を訪問した。
山崎先生は現在、横浜能楽堂の館長で、
な、なんと96歳
ご自身で歩かれ、お話もちゃんと出来てまさにスーパーマン!
生前父が「御高齢ながら矍鑠たる・・・」
と話していたことを思い出した。
写真は貴重な資料、
山崎有一郎が語る名人「昭和能楽黄金期」
山崎氏は五流のお能をご覧になられ、
喜多流では、十四世喜多六平太、十五世喜多実、
そして粟谷菊生とその父の粟谷益二郎まで観て来られた貴重なお方で、
まさに生き字引。
NHKの担当ディレクターが
「山崎さん
粟谷菊生さんは十四世喜多六平太さんと十五世実さんのお二人の芸風を
継承なさっている、と言われていますが、
この二人の芸風の違いはなんでしょうか?」
「そうね~~
六平太さんは、ふわ~~とした舞台、
いわゆる世話風で感情的なんだね
古武士的なんだよ
一方、実さんは~~
近代的というか、
きちっとした型で何事も表現しなくてはいけない、
っと考えた人、型を重視した人だね」
なるほど~~
そうなのか、私も勉強になるね~
ディレクター
「今回、粟谷菊生さんの『羽衣』の動画を流しますが
『羽衣』で例えるとお二入の芸風というのは~
そして粟谷菊生さんの芸風とは~
どんな分け方になりますでしょうか?」
「そうね~
六平太さんのは~~
かわいい天女
で~
実さんのは、美しい天女
実さんは頭の人、理屈っぽい
だから~~
例えば、遠くに人がいてそこを指す型があると
本当にその指した先に人々がいるように見えたんだね
当時学生だった私にはね・・・・
で菊ちゃんのは、六平太譲りのかわいい天女だったね」
と、まあ~~
貴重な話を沢山して下さるのだ。
最初は手帳にメモしていたが、あまりに貴重なので
これは~~
と秘密兵器 ICレコーダーを取り出し堂々と録音しはじめた。
それをみてディレクターさんは
えっ!というような顔をしたが
こんな大事なことは録音に限るでしょ!
と目でサイン
ですから、メモ以外にも、いろいろ面白い話は~~
私は書けるのだ~~~
しかし、ここで止めておく。
まあ、9月24日14時と再放送27日23時のお楽しみにしていただきたい
たぶんそれだけでは語り尽くせないので
また、いつかここでも紹介するつもりだが・・・・
「え~~と、ディレクターさん
録画の時に、父の「粟谷菊生能語り」の話をしてもいいですか?」
「あっ、すいません、それは宣伝になるので、ダメでして~」
「あ、そうですね・・・・・」
と引き下がるが、内心は~~
だめか、コンチキショウ
あの本で台本作成しているくせに、
少しぐらいいいじゃない、が本音
でも、ディレクターさんが正論ですよ、
まあ仕方がない公共電波ですから~諦めます。
ということで、ぺりかん社さん、すいません
さて、本日から阪大夏合宿に行きます。
能『紅葉狩』ゆかりの地
戸隠高原の武井旅館で三泊4日で
能『田村』と仕舞・連吟の指導して来ます。
毎日のお稽古風景は、ここでご紹介するつもりですので
興味のある方は、明日も明後日もアクセスして下さい。
阪大には最終日に納会があり、各学年が隠し芸を披露する。
私もやるが、いつもは合宿前に今年これで行こう!
とネタを用意しているが・・・・・
今年はネタが思いつかない
ネタの神が舞い降りて来ないのだ。
私の場合、舞い降りて来ない場合は
「今回パスです」で済むが、学生はそうはいかないから、皆必死。
学生諸君、面白い芸で私を笑わせてくれ!
楽しみにしてるよ
ゲスト出演して下さる、山崎有一郎先生のお宅を訪問した。
山崎先生は現在、横浜能楽堂の館長で、
な、なんと96歳
ご自身で歩かれ、お話もちゃんと出来てまさにスーパーマン!
生前父が「御高齢ながら矍鑠たる・・・」
と話していたことを思い出した。
写真は貴重な資料、
山崎有一郎が語る名人「昭和能楽黄金期」
山崎氏は五流のお能をご覧になられ、
喜多流では、十四世喜多六平太、十五世喜多実、
そして粟谷菊生とその父の粟谷益二郎まで観て来られた貴重なお方で、
まさに生き字引。
NHKの担当ディレクターが
「山崎さん
粟谷菊生さんは十四世喜多六平太さんと十五世実さんのお二人の芸風を
継承なさっている、と言われていますが、
この二人の芸風の違いはなんでしょうか?」
「そうね~~
六平太さんは、ふわ~~とした舞台、
いわゆる世話風で感情的なんだね
古武士的なんだよ
一方、実さんは~~
近代的というか、
きちっとした型で何事も表現しなくてはいけない、
っと考えた人、型を重視した人だね」
なるほど~~
そうなのか、私も勉強になるね~
ディレクター
「今回、粟谷菊生さんの『羽衣』の動画を流しますが
『羽衣』で例えるとお二入の芸風というのは~
そして粟谷菊生さんの芸風とは~
どんな分け方になりますでしょうか?」
「そうね~
六平太さんのは~~
かわいい天女
で~
実さんのは、美しい天女
実さんは頭の人、理屈っぽい
だから~~
例えば、遠くに人がいてそこを指す型があると
本当にその指した先に人々がいるように見えたんだね
当時学生だった私にはね・・・・
で菊ちゃんのは、六平太譲りのかわいい天女だったね」
と、まあ~~
貴重な話を沢山して下さるのだ。
最初は手帳にメモしていたが、あまりに貴重なので
これは~~
と秘密兵器 ICレコーダーを取り出し堂々と録音しはじめた。
それをみてディレクターさんは
えっ!というような顔をしたが
こんな大事なことは録音に限るでしょ!
と目でサイン
ですから、メモ以外にも、いろいろ面白い話は~~
私は書けるのだ~~~
しかし、ここで止めておく。
まあ、9月24日14時と再放送27日23時のお楽しみにしていただきたい
たぶんそれだけでは語り尽くせないので
また、いつかここでも紹介するつもりだが・・・・
「え~~と、ディレクターさん
録画の時に、父の「粟谷菊生能語り」の話をしてもいいですか?」
「あっ、すいません、それは宣伝になるので、ダメでして~」
「あ、そうですね・・・・・」
と引き下がるが、内心は~~
だめか、コンチキショウ
あの本で台本作成しているくせに、
少しぐらいいいじゃない、が本音
でも、ディレクターさんが正論ですよ、
まあ仕方がない公共電波ですから~諦めます。
ということで、ぺりかん社さん、すいません
さて、本日から阪大夏合宿に行きます。
能『紅葉狩』ゆかりの地
戸隠高原の武井旅館で三泊4日で
能『田村』と仕舞・連吟の指導して来ます。
毎日のお稽古風景は、ここでご紹介するつもりですので
興味のある方は、明日も明後日もアクセスして下さい。
阪大には最終日に納会があり、各学年が隠し芸を披露する。
私もやるが、いつもは合宿前に今年これで行こう!
とネタを用意しているが・・・・・
今年はネタが思いつかない
ネタの神が舞い降りて来ないのだ。
私の場合、舞い降りて来ない場合は
「今回パスです」で済むが、学生はそうはいかないから、皆必死。
学生諸君、面白い芸で私を笑わせてくれ!
楽しみにしてるよ