初秋 ひたち能と狂言 能楽文化サロン 無事終了！

昨日は９月６日（土）に日立シビックセンターで行われる『初秋ひたち能と狂言』公演にて演じられる能『経政』と『船弁慶』について見どころなどを、解説書にはない内容で、日立シビックセンター会議室にてお話をさせていただきました。


会場は７０名ほどのご来場者で満席となりました。


今回は演じられませんが、喜多流にしかない『経政』の小書「烏手（からすで）」を動画にてご紹介しました。


動画をご覧いただきながら、補足説明をしました。


「十六中将」「小面」「怪士」の能面三面を実際に触れていただき能楽師がどのように能面を扱っているか、舞台裏もお話しました。







講演を聞いて下さった子ども達に、実際に能面に面紐を通し、当て物をつける体験をしていただき、その視界の狭さを体験していただきました。


能で扱う扇「中啓（ちゅうけい）」と仕舞や地謡で使用する「鎮め扇」、そして暑いときに仰ぐ「お扇子」、その違いを説明し、扇の正しい持ち方もお教えしました。

９月６日（土）１３時～１６時　「初秋・ひたち能と狂言」のテーマは「能に於ける源平のひとびと」です。能二番のほかに、珍しい『狂言語・奈須与市語』を野村万蔵氏が勤められ、人間国宝・友枝昭世氏による仕舞『八島』と能の世界で源平の戦物語をご覧になれる見応えのある舞台です。

残席がまだございますので、是非、地元日立市の皆様も、また東京近郊の方々にも、ご覧いただきたくご案内申し上げます。

チケットのお申し込みは当方までご連絡いただければ対応いたします。お申し込みお待ちしております。

粟谷明生事務所
akio@awaya-noh.com