いよいよ明日『東岸居士(とうがんこじ)』を勤めるが、居士と言うと、戒名を思い出す。
父の戒名は「玄能院妙謡菊生居士」だが、能の『東岸居士』や『自然居士』の居士は在家で仏法を広める禅者の称号だ。
居士達は端的に言うと束縛を嫌う自由な芸能者だと思っている。
その活動には僧籍が有効、且つ便利なので髪は剃らず墨染の衣も着ないが、袈裟は掛け数珠は持つ。
居士は仏法を庶民に分かりやすく広めるために、巧妙な話術と余興の舞、今風に言えばラッパーのラップ感覚の身体の躍動と歌とお喋りで仏道へと誘う。
最近、若く可愛いアイドル系の女の子に歌や踊りで仏の教えを紹介する京都 知恩院の映像を見て、思わず
「おお!南無三宝」
と『東岸居士』の謡を謡ってしまった。
人は昔から比べると進歩しているのだろうが、どうも人の心はあまり変わっていないようだ。
600年以上も前の室町時代に生まれた猿楽(能楽)は、ちゃんと現代に通じ、今に生きているのが、その証だ。
@@@@ お知らせ @@@
11/3(土曜㊗️)東京五反田駅徒歩4分にある池田山能舞台で
「体験しよう! 能楽の世界」
が、14時より2時間ほど催される。
能楽の謡を声を出して発声し
型の動きを真似してみる
能面を顔に当て付けて視界を知り
能装束を身につけて袖扱いに挑戦
最後は小鼓を打って、さて音が鳴るかどうか・・・。
3名様以上でお申込み頂きますと
お一人様 6000円に割引いたします。
大勢様のエントリーをお待ち申し上げております。
お申込み先
粟谷明生事務所
awaya.akio@gmail.com
父の戒名は「玄能院妙謡菊生居士」だが、能の『東岸居士』や『自然居士』の居士は在家で仏法を広める禅者の称号だ。
居士達は端的に言うと束縛を嫌う自由な芸能者だと思っている。
その活動には僧籍が有効、且つ便利なので髪は剃らず墨染の衣も着ないが、袈裟は掛け数珠は持つ。
居士は仏法を庶民に分かりやすく広めるために、巧妙な話術と余興の舞、今風に言えばラッパーのラップ感覚の身体の躍動と歌とお喋りで仏道へと誘う。
最近、若く可愛いアイドル系の女の子に歌や踊りで仏の教えを紹介する京都 知恩院の映像を見て、思わず
「おお!南無三宝」
と『東岸居士』の謡を謡ってしまった。
人は昔から比べると進歩しているのだろうが、どうも人の心はあまり変わっていないようだ。
600年以上も前の室町時代に生まれた猿楽(能楽)は、ちゃんと現代に通じ、今に生きているのが、その証だ。
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が、14時より2時間ほど催される。
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型の動きを真似してみる
能面を顔に当て付けて視界を知り
能装束を身につけて袖扱いに挑戦
最後は小鼓を打って、さて音が鳴るかどうか・・・。
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