昨日の阪大自演会は大勢のお客様のご来場を賜りまして
無事、盛会に終えることが出来ました。
これも一重に、ご来場の皆様、OBの方々
そしてお手伝いして下さいました三役や喜多流の方々のお陰と
厚く御礼申し上げます。
これからの阪大喜多会の喜多流応援団のスタッフをご紹介します。
右から高林呻二さん、佐藤 陽君、息子の尚生です。
自演会は部長の仕舞から始まります。
今回は、吉村龍人君の『岩舟』からスタート。
出番寸前の楽屋裏です。
番組全部をここではご紹介出来ないことお許し下さい。
仕舞、連調、連吟と盛りだくさんでしたが、やはりメインは能!
今年は『田村』でした。
前シテの舩原枝里香さんは、かわいい童子(どうじ)の面をつけなくても
いいぐらいのお嬢さん
彼女は一年生の時から仕舞がうまく、
腰が入って姿勢の良い舞は抜群。
昨日も神童らしい、軽やかな舞姿を見せてくれました。
田村の後シテは長身の菅田陽平君
はじまる寸前、少し緊張気味のところを撮影
「菅田君、撮るよ」
「・・・・・・」
といつもの笑顔が出ない、
まあ出番寸前ですから当然ですね。
部長の吉村君は一日に、申合と本番の二度のワキを勤め
そして、連吟『羽衣』と仕舞の地謡と、舞台に出っぱなし、
さすがに、最後は足が痛そうで痺れていましたが
頑張って綺麗に立てて~~~
よかった、よかった!
来年は能を舞う予定です。
さて、終演後は恒例の一次会、二次会です。
一次会はOBと現役、そして高林さんと陽君と
囃子方の辻雅之さんや荒木建作さんも参加して下れます。
荒木さんは、いつも面白いスピーチをして下さるので、
いつも期待して聞いています。
彼のスピーチに欠かせないものは
「それでは皆様~ご一緒に~もう一度~~
乾杯!」
さて、最後は私のスピーチ
「皆様、お疲れ様、本日は有難うございました!」
からはじまり、
能を勤めた学生さん達を褒め称え
来年の春の大阪菊生会で舞囃子を舞われる仲井友子さんを紹介し
阪大喜多会を卒業し、社会人となり、
そろそろ稽古場に復帰をして頂きたい方々へ
「忘れちゃいますよ! 早く復帰して下さい!」
と戻れコールをアピールしてオシマイにしょう~~と
「あ!もう一つ 追加で~~す
重大発表です!」
「私、実は先ほど、はじめて知らされたのですが~
部員同士のご結婚式があるそうです。
その方々は~~~こちらです!」
と、来週目出度く結婚なさる、
黒田君と長塚さんをご紹介して、
いや冷やかして
彼らにバトンタッチして、私は下に居て、聞く型。
お二人の報告スピーチがあり一次会はおひらき。
さて、二次会は恒例の寿司屋、ここからが修羅場。
まずは新妻になる長塚さんのテーブルにて
「長塚君、黒田のプロポーズの言葉って~どんなだったの?」
「それが~、先生ないんです」
「な、 ない!」
「は~~ なんとなく結婚するような雰囲気になりまして~~」
「え~~そりゃ、いかんなあ!あとで黒田に言っておくよ」
「は~~~~」
と話はここまでとなり、
次の話題は来年の阪大自演会に能が出来るのか?
ということになった。
実は喜多会が大変な危機に遭遇している実態を知らされた。
最近の新入生は少なく、昨年も女性が二人、今年は一人で男性は0人。
つまり、来年男性が卒業してしまうと、
地謡を謡う男性部員がゼロになる。
「どうするの? 仕方がないか~~、来年は能はなしにするか!」
と、少し刺激的な言葉を発してみると~~、
阪大OB達が動いた。
ここが阪大の良いところ。
そして現役も動く。
時刻は10時近く、そろそろ二次会も終わりという頃
「センセ、お話が~~」
「な~に?」
「来年の自演会はどうしても能を出したいので、
皆と相談した結果~~~~
シテは吉村龍人 ワキは高山啓でやらせていただきたいのですが~~」
「いいよ、でも地謡どうするの?」
「地謡は女性が~~地頭を舩原にやらせて下さい」
「あれ?舩原さん卒業は?」
「卒業しても出てきます!」
「よっしゃ~~ならば、副地頭、小藪と辻次、そして大道
藤本も御手洗裕美も地謡だけ参加してもらい~~全部で6人だ
いいね~~いけるね~~」
「阪大歴史上、女性が能の地謡を謡うことはなかったのですが
もしも菊生先生がいらしたら~~きっと~お怒りに~~」
「大丈夫だよ、時代の流れだよ、それよりも絶やしてはいけないでしょ~
父も許すよ、よっしゃ~発表だ!」
と締めの『海老の子』を謡う前にいま決まった重大発表をその場でして、
目出度く、「メデタケ~~レ」と締めて、本当のオヒラキとなった。
そして帰り際、
結婚する黒田君を見つけて
「黒田な~~絶対プロポーズの言葉を言えよ、
そして新婚旅行は式挙げたら直ぐに行くんだよ
これ、父の言葉でもあるんだよ」
「え?」
そこへ仁賀君が
「おまえなあ、一生かみさんから、言われるぞ
一生やで~~~」
「・・・・・・・」
「あの時、あの人、なにも言うてくれなかったわ」と
一生やで
それを聞いて私も賛同
私と仁賀君
第三の被害者が出ないように!
との我々の注意と勧告をして・・・・・・
三次会に行こうかな~~という自己誘惑を振り切り、
ホテルに帰宅しました。
無事、盛会に終えることが出来ました。
これも一重に、ご来場の皆様、OBの方々
そしてお手伝いして下さいました三役や喜多流の方々のお陰と
厚く御礼申し上げます。
これからの阪大喜多会の喜多流応援団のスタッフをご紹介します。
右から高林呻二さん、佐藤 陽君、息子の尚生です。
自演会は部長の仕舞から始まります。
今回は、吉村龍人君の『岩舟』からスタート。
出番寸前の楽屋裏です。
番組全部をここではご紹介出来ないことお許し下さい。
仕舞、連調、連吟と盛りだくさんでしたが、やはりメインは能!
今年は『田村』でした。
前シテの舩原枝里香さんは、かわいい童子(どうじ)の面をつけなくても
いいぐらいのお嬢さん
彼女は一年生の時から仕舞がうまく、
腰が入って姿勢の良い舞は抜群。
昨日も神童らしい、軽やかな舞姿を見せてくれました。
田村の後シテは長身の菅田陽平君
はじまる寸前、少し緊張気味のところを撮影
「菅田君、撮るよ」
「・・・・・・」
といつもの笑顔が出ない、
まあ出番寸前ですから当然ですね。
部長の吉村君は一日に、申合と本番の二度のワキを勤め
そして、連吟『羽衣』と仕舞の地謡と、舞台に出っぱなし、
さすがに、最後は足が痛そうで痺れていましたが
頑張って綺麗に立てて~~~
よかった、よかった!
来年は能を舞う予定です。
さて、終演後は恒例の一次会、二次会です。
一次会はOBと現役、そして高林さんと陽君と
囃子方の辻雅之さんや荒木建作さんも参加して下れます。
荒木さんは、いつも面白いスピーチをして下さるので、
いつも期待して聞いています。
彼のスピーチに欠かせないものは
「それでは皆様~ご一緒に~もう一度~~
乾杯!」
さて、最後は私のスピーチ
「皆様、お疲れ様、本日は有難うございました!」
からはじまり、
能を勤めた学生さん達を褒め称え
来年の春の大阪菊生会で舞囃子を舞われる仲井友子さんを紹介し
阪大喜多会を卒業し、社会人となり、
そろそろ稽古場に復帰をして頂きたい方々へ
「忘れちゃいますよ! 早く復帰して下さい!」
と戻れコールをアピールしてオシマイにしょう~~と
「あ!もう一つ 追加で~~す
重大発表です!」
「私、実は先ほど、はじめて知らされたのですが~
部員同士のご結婚式があるそうです。
その方々は~~~こちらです!」
と、来週目出度く結婚なさる、
黒田君と長塚さんをご紹介して、
いや冷やかして
彼らにバトンタッチして、私は下に居て、聞く型。
お二人の報告スピーチがあり一次会はおひらき。
さて、二次会は恒例の寿司屋、ここからが修羅場。
まずは新妻になる長塚さんのテーブルにて
「長塚君、黒田のプロポーズの言葉って~どんなだったの?」
「それが~、先生ないんです」
「な、 ない!」
「は~~ なんとなく結婚するような雰囲気になりまして~~」
「え~~そりゃ、いかんなあ!あとで黒田に言っておくよ」
「は~~~~」
と話はここまでとなり、
次の話題は来年の阪大自演会に能が出来るのか?
ということになった。
実は喜多会が大変な危機に遭遇している実態を知らされた。
最近の新入生は少なく、昨年も女性が二人、今年は一人で男性は0人。
つまり、来年男性が卒業してしまうと、
地謡を謡う男性部員がゼロになる。
「どうするの? 仕方がないか~~、来年は能はなしにするか!」
と、少し刺激的な言葉を発してみると~~、
阪大OB達が動いた。
ここが阪大の良いところ。
そして現役も動く。
時刻は10時近く、そろそろ二次会も終わりという頃
「センセ、お話が~~」
「な~に?」
「来年の自演会はどうしても能を出したいので、
皆と相談した結果~~~~
シテは吉村龍人 ワキは高山啓でやらせていただきたいのですが~~」
「いいよ、でも地謡どうするの?」
「地謡は女性が~~地頭を舩原にやらせて下さい」
「あれ?舩原さん卒業は?」
「卒業しても出てきます!」
「よっしゃ~~ならば、副地頭、小藪と辻次、そして大道
藤本も御手洗裕美も地謡だけ参加してもらい~~全部で6人だ
いいね~~いけるね~~」
「阪大歴史上、女性が能の地謡を謡うことはなかったのですが
もしも菊生先生がいらしたら~~きっと~お怒りに~~」
「大丈夫だよ、時代の流れだよ、それよりも絶やしてはいけないでしょ~
父も許すよ、よっしゃ~発表だ!」
と締めの『海老の子』を謡う前にいま決まった重大発表をその場でして、
目出度く、「メデタケ~~レ」と締めて、本当のオヒラキとなった。
そして帰り際、
結婚する黒田君を見つけて
「黒田な~~絶対プロポーズの言葉を言えよ、
そして新婚旅行は式挙げたら直ぐに行くんだよ
これ、父の言葉でもあるんだよ」
「え?」
そこへ仁賀君が
「おまえなあ、一生かみさんから、言われるぞ
一生やで~~~」
「・・・・・・・」
「あの時、あの人、なにも言うてくれなかったわ」と
一生やで
それを聞いて私も賛同
私と仁賀君
第三の被害者が出ないように!
との我々の注意と勧告をして・・・・・・
三次会に行こうかな~~という自己誘惑を振り切り、
ホテルに帰宅しました。
昨日はありがとうございました!今年も無事に自演会を終えることができて良かったです。
まだまだ未熟なところもたくさんあったと思いますが、また来年に向けて仕舞も謡も、そして新入部員の獲得も一生懸命頑張りたいと思います!
また、今年はカメラを貸していただき、ありがとうございました。今回撮った写真を部の宣伝にも活用したいと思っています。
それでは、これからもご指導よろしくお願いいたします。
速攻のコメント有難うね。
カメラは来年も持参しますから・・・
でも11月頃に、貸して下さいの
お願い挨拶を忘れないでね。
経政キリの仕舞
夏合宿より、数段上手くなっていたよ
ただ、時々下を見てしまう癖があるみたい・・・・
直してね
来年は私が能シテとして舞うことができ、その上淑女の方々に謡ってもらえることで、身に余る喜びに感じている次第です。ワキに地謡、地頭を引き受けてくれた皆に感謝するとともに、シテという大役をいただいた今、未熟ながらも精一杯務めさせていただく所存です。部員とともにこれからもがんばっていきますので、先生におかれましては今より後もご指導賜りますようお願い申し上げます!
今年も無事に自演会を終えられまして、先生には本当に感謝いたしております。ありがとうございました。
八島の仕舞を練習したこの半年、初めての修羅物でなかなか思い通りに動かない体をもどかしく感じたことは何度もありましたが、夏合宿や月稽古での先生のご指導を思い出しながらなんとかしてもっと上手くなりたいと考えた経験は、これからの練習にも活かせるものだと思っています。本番では精一杯舞えて楽しかったです。
もうすぐあります役員交替で、私はより責任ある立場に身を置く予定になっております。近年部長を経験された先輩方と違いとっさに気の利いたことをなかなか言えない私は、先日の二次会の席で先生とお話していても申し訳なく思いましたが、とにかく必死にやるつもりです。
来年は阪大喜多会にとって記念すべき年になりそうで、そんな時に部長を務められることを嬉しく思います。どうかよろしくお願いいたします。またご連絡差し上げます。
小藪さん
コメント有難うございました。
来年は40周年ですので、
またまた盛会にしましょうね。
打上会場は「えん」じゃなくて
ちゃんとホテルでOB達もたくさん
集まっていただいて祝いたいと思います
ですから、頑張って稽古して
そして部員を集めて下さい。
「入って来ないんですよね~」
じゃなくて、
「入ってくる策を練る!」
と言わせて下さい。
能「田村」の後シテをさせて頂いた菅田です。
先日は本当にありがとうございました。
こんなに拙い私がお能を舞うことが出来たのは、ひとえに、1回生の時に滋賀の鳥居楼で初めてお会いしてから、自演会当日に至るまで、明生先生にご指導を賜ったお陰だと考えております、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
まさかあの時は、4回生でお能を勤めるとは夢にも思っていませんでした。なんだか私自身非常に感慨深い思いでおります。
この半年間、なかなか練習がうまくいかないことも多く、途中で心が折れそうになったこともありましたが、先生方や諸先輩方・同級生・後輩たちに多く恵まれ、会全体が無事終わったことを、今は非常に喜ばしく思っております。
この貴重な経験をこれからは後輩に伝えていくことで、少しでもお手伝いが出来たら幸いです。
先日は本当にありがとうございました。
先生には、1回生の頃の草紙洗小町に始まり、今回の清経に至るまで数々の仕舞のご指導を頂いたことを、感謝申し上げます。長いと思っていた4年間もあっという間で、残りわずかとなってしまいましたが、これからも後輩たちが有意義で楽しいサークル活動をつづけてくれますようお手伝いができたら・・・と思います。
とは言え、来年3月には、わたしにとっての大舞台の舞囃子「清経」が控えています。まだまだ課題も多く、目標としている清経のイメージとは程遠い状況ですが、3月の菊生会に向けて精一杯がんばりますので、ご指導よろしくお願いいたします。
自演会を無事に終えることができて非常に嬉しく思っております。
本番では、集中して、また、楽しく舞えたのですが、実際に装束・面をつけると普段と少々勝手が異なったので、見に来てくださった皆様に見苦しいものをお見せしてしまったのではないかと内心心配しておりました。
しかし、ブログ上での先生のお言葉を見て、ほっといたしました。ありがとうございます。
自演会は終わりましたが、今度は春の会に向け、舞囃子「清経」の謡をしっかり練習したいと思います。できれば、お仕舞もさせていただけたらと思っています。
今後ともご指導よろしくお願いいたします。
スジャータさん
仲井さん
コメント有難うございました。
只今、来年の自演会が例年通り
山本能楽堂で開催出来る知らせが
来ました。
40周年に向けて、また応援して
下さいね!
よろしく!!!