津村家・森脇家の媒酌人

今日は横山幸彦君と森脇千絵さんの結婚式でした。
幸彦君こと、ゆっくんは広島の若手小鼓方、
といっても４０代だが（アハハ）

まあ能の世界は４０，５０代でも
まだまだ、ひよこ同然ですから、若手でいいのですが
千絵さんは、私のお弟子さんの崇様の妹さま。

ということで、ゆっくんのお父様の晴明様から
仲人を頼まれまして、私、媒酌人なんて初めてです。
たっぷり、その味、味わって参りました。

二週間前から、媒酌人の挨拶を考えてきましたが
「挨拶は５分以内に～」とマニュアル本にありましたので、
そのようにするには～～、と書いたのですが、声を出して練習すると８分
少し早く喋れば～７分、
５分　無理

７分目指しましたが～
披露宴の寸前、ご来賓のお一人から、

「あっくん、時間気にせず
ゆっくり喋ったらいいんよ」とご忠告

う～～～そうか
そうしましょう

最初は、間違いがあってはいけないと思い、
堂々と虎の巻を読み上げるつもりでしたが

お礼と式の報告ぐらいは、読まないで～～
というスケベ心が出てきました
これがイケナイ

イケナカッタ
ちょっとした間違いをしでかしちゃいました～～～
あ～～～
これについては、ここで省略、ノーコメント。

さて、新郎、新婦を引き連れて入場
緊張の瞬間だ！

ところが新郎ゆっくんは、リラックスモード全開

「はい、笑顔で参りましょう！
はいお時間はどうですか？押してますか？」
などと

ホテルマンの
「ではご入場でございます」
に私が・・・

「ゆっくん！笑顔でね、では、行きますよ！」

すると

「はい、はいアキオ先生、ヨロシクお願いします、笑顔ですね、笑顔ね・・・はい」

さて、式も順調に進行、
花嫁・花婿のお色直しの時、ひな壇には媒酌人のみ

暇そうにしている私を見て、ビール片手にご列席の能楽師から

「まあ、ひとつどうぞ、お疲れ様です、緊張されてますね（笑）
なんだか、明生さんが新郎で、ゆっくんが媒酌人みたいに見えましたよ」

う～～そんなに緊張の色が隠せなかったか～～
不覚。

ということで、ゆっくんと千絵ちゃんをご紹介します。

白無垢の千絵ちゃん



世話好きなゆっくん



キャンドルサービスのお二人



やさしい左手



自分が選んだお料理を確認する新郎ゆっくん



あまりお酒を飲めるとは思わなかったが～～
目の前で、ガンガン飲み干すゆっくん



おまけ



いま、大阪のホテルから投稿、大阪、新城と稽古に廻り、
日曜日帰宅。

月曜日は、尚生と陽君のボイストレーナーがいらっしゃる日

あ！！

千絵ちゃんが、最後に歌いました、さすが国立音大声楽科卒業
プロの歌声です。

能楽師もちゃんとした発声しないといけないですね