９月５日は大槻自主公演です！

万葉歌を記した木簡が紫香楽宮跡から出土した！
とテレビでニュースが流れた。
早速新聞を読むと～～

「安積香山影させ見ゆる山の井の浅き心を我は思はなくに」
歌の大意は～～～～
「安積山の影まで映す山の泉ほど、私の心は浅くありません」
と木簡に書いてある。

この歌を聞くと私は能『采女』のクセを思い出す。

「葛城の王、勅に従い陸奥の、しのぶもじ摺、誰もみな・・・、
されば安積山影さえ・・・」と続く

陸奥国に派遣された葛城王（橘諸兄）は国司の接待が悪いので立腹したが、
かつて王の采女だった女性が機転をきかせて、この歌を詠むと、王は機嫌を直した。

能『采女』の主人公がこの対応をした采女とは別人だが、

９月に大槻自主公演で予定されている、
『采女・小波之伝』は采女が解脱する喜びに焦点をあてるつもりです・・
残念ながら、このクセは割愛させていただきますので、ご覧頂けません、
悪しからず。

大阪は喜多流の愛好者が少なく、
当日のご来場者が少ないのでは～～と
いまから、不安で～す。

どうぞ、大勢の皆様のご来場お待ちしておりますので、
よろしくお願い申し上げます。

昨日は友枝昭世の会でした、
どうにか、謡えましたが、ご覧になられた方の
ご感想をお聞きしたいです。


生憎の大雨ですが、今から、自主公演の『忠度』を謡いに出かけます。