![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/0e/4dc59f63dff1d46a17e7fea1bd78f564.jpg)
テレビの「タモリ倶楽部」という番組の冒頭と最後に女性が下着姿でお尻を降る映像が流れる。つい食い入って見てしまうが、あれを女性がどう思うかは別にして、世の男性であれを嫌う者は少ないだろう。
魅力的且つ挑発的なあのエロチックなお尻の動きは、後方からの撮影で前方はどうなっているのか?またどのようなお顔の方がやられているのか?、と気になっているのは私だけではないだろう。
能楽師のシテ方の演者は三間四方の本舞台や、鏡の間と本舞台を繋ぐ橋掛にての動きを、いろいろな角度から観手の視線を受けている。どうしても正面に座られる方に対しての意識が多く向いがちだが、それではいけない。真横からも、後方からも、と四方から見られている意識がより身体に緊張感が生まれよい姿に写る。演者は四方に役者のエネルギーをまき散らす、そんな意識があって然るべき、と思うのだが、
「タモリ倶楽部」のあのお尻から、能演者の四方への意識、と話を無理矢理結びつけるのは、少々荒技だったかもしれない。しかし、あのお尻振る映像、前からもだが、横からも見たいと思う私はいかがなものか、と自分でも呆れている。
さて、ここからは本日の「広島蝋燭薪能」の宣伝!
昨日の雨で順延となった「広島蝋燭薪能」は本日広島護国神社内の特設舞台にて開催されます。私は能『黒塚』を勤めますので、是非私の姿を四方からご覧いただきたく、ご案内申し上げます。
本日の使用面
前シテは友閑の「曲見(しゃくみ)」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/0c/d0/fdf351ae1b11c30b9017ca7f1a5eda3e_s.jpg)
「曲見」の裏
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/6e/a2/835b8526b634c5a986e904c50b0038be_s.jpg)
「享保十四己酉二月伏見調、志やくみ」と朱書きがあり、焼印は「天下一友閑」
後シテの「般若」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/15/d0/4e5ec8da423e880cce3bb24f93b1c46e_s.jpg)
チケットは僅少ですが、ございますので下記までお問い合わせ下さい。
広島蝋燭薪能の会 082-221-5590
詳細は粟谷能の会ホームページにて
広島蝋燭薪能の詳細はこちら
文責 粟谷明生
写真 粟谷明生撮影