いわきへ稽古に

本日は久しぶりに「平喜多会」に稽古に参ります。
スーパーひたち号に乗り、二時間で着きますから、
まあ楽な方です。

前回、女性陣には謡『千寿』のお稽古をしたのですが、
途中で中断してしまい、時間切れとなっていました。

今回は、あのままでは気持ちが悪いですと、
地元の山崎慶一先生に「千寿、ちゃんと終えたいのですが・・・」
と申し上げて、はい！今日は完璧に終えるつもりです！

今晩は泊めていただき、明日の朝、帰京します。
明日は青年能で『須磨源氏』シテ佐々木多門氏の地頭を勤めますが、
自分が一度勤めた曲を謡うのは、イメージが湧いてきて謡い易いですね。
本当は地頭に座る者は、その曲の経験者でなければいけないと思いますが、
なかなかそのようにいかない時もありますね。

地頭には、隣の仲間の力が必要です、
明日は副地頭に長島　茂君、左隣に狩野了一君、そして金子敬一郎君と
後列が全員力を合わせて、前列に謡いを聞かせ、前列もまたそれに合わせて
シテや観客に向かって謡い声を発す。

よい地謡になれば！と頑張って勤めたいと思っています。

お時間ある方は喜多能楽堂へのご来場お待ちしております。

１２時開演
巴　シテ　塩津圭介
須磨源氏　シテ　佐々木多門