能楽・喜多流能楽師 粟谷明生 AWAYA AKIO のブログ

能楽師・粟谷明生の自由気儘な日記です。
能の世界も個人の生活もご紹介しています!

思い出の場所「三宿・金多楼寿司」

2012-05-09 06:49:20 | 気になるお店
我が家の近所に小鼓の大倉源次郎さんから紹介して頂いた「金多楼寿司」があります。最近は食べ物屋さんの紹介を控えている私のブログですが、今回は特別。

「粟谷さん、お父様の写っている写真があったから差し上げるわ」

とご主人の奥様、節子さんから一枚の貴重な写真を頂戴しました。



2003年12月7日と記載されているので、9年前の出来事です。

美味しそうに盃で日本酒を呑んでいる父がいます。
その後ろにご主人の四郎さんがいらして、左隣には従兄弟の能夫も写っています。

節子さん、貴重な写真を有難うございました。
写真って、昔の楽しいひとときを思い出させてくれて、いいですね。

その思い出のたくさん詰まった金多楼さんに先日長男の尚生と親子水入らず二人で伺いました。

実は、父と子のふたりで呑む・・・、というロケーションはあまり多くないので、節子さんに

「息子とふたりなんて本当に珍しく、貴重な時間だから、写真撮って下さい」とお願いすると、ご自慢のソニーのカメラで写して下さったのが、こちらです。








将来を語り合い、ときおりご主人の長男・剛さんが、話に相の手を入れてくださって、楽しく、思い出となる、ひとときが過ごせました。

実は、この後もう一軒付き合ってもらい、思い出を2倍にしたことも、ここに記録しておきます。


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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
もう一度会いたいけれど (わさび)
2012-05-09 08:10:01
もっともっとお父上とご一緒して楽しいお話をうかがいたかったと
主人と話すことが度々です。

世代がひとつ移動しましたね。
今度は明生さんがお父様
とってもいい父と子の風景で
しばしその話で持ちきりでした。
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お返事 (粟谷明生)
2012-05-09 08:57:28
わさび様
コメント有難うございます。

写真、とてもとても記念になることでしょう。
有難うございました。

頂戴した写真に撮影日が記載されているのは、時間が経つと貴重ですね。

お店も改装され、時代がページ、どんどん捲られていきますね。
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よかったですね! (げんじろう)
2012-05-09 08:59:02
菊生先生!!懐かしいですね!
小生が学生当時、大阪で喜多流は年に二度しかお相手することが無くてドキドキハラハラだったのを良くご指導いただきました。
今でも舞台はドキドキですがあの滋味溢れる剛直無比の御舞台を拝見、共有することが出来たのは小生の宝物です。
尚生君には大いに頑張ってもらいたいですね!
桃花祭の枕慈童もしっかり舞って頼もしかったです。
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お返事 (粟谷明生)
2012-05-09 09:12:40
げんじろう様
コメント有難うございました。

先日、阪大喜多会の新人勧誘に、荒木建作君が応援に来て下さいました。

指導者の私が行かないのに、わざわざ時間を作って下さいました、感謝しています。

運良く、3名が入部して廃部にならずに済みました。
これからは次世代のことを主に考えて、能の活動をしていくつもりです。

また、あそこに行きましょうね
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Unknown (潮 康史)
2012-05-09 17:04:11
菊生先生の写真を見せて頂いて大変懐かしく思いました。
いつも気さくにお話をして頂いて、初めはそんな偉い方とは知らなかったです。笑顔が素敵な先生でした。
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なつかしや (京都・黒澤明)
2012-05-10 17:26:13
私は、菊生先生のお相伴にあずかったことはありません、しかし、写真のお顔みただけで能好きの私は、一入のおもいが ございます。これほどまでに亡くなった後まで、慕われる方があるでしょうか。・・・・お人柄ですね。世に、功成り名遂げて、とはこのこと。菊生先生の安宅のビデオが見たくなりました。
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Unknown (ginsuisen)
2012-05-10 23:04:55
宮島へ観月能に行く新幹線の窓から、確か京都か名古屋の駅でホームに立たれる菊生先生をお見かけしました。思わず「菊生先生!」と声を発してしまいましたら、その車両にいた、何人かの方が、「アッ」と。みなさん宮島行だったようです。黒いトンビのようなコートに帽子の姿でした。かっこよかったです。まだ能にはまり始めだった私は、NHKの能・狂言入門で、菊生先生が「能のよし悪しは、100本見ればおのずと好き、嫌いが見えてくる。好きなもの好きな演者を見つけるといい」というようなことを、おっしゃっていたことから100本を目標になりました。そんなわけで私の心の中の先生です。
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お返事 (粟谷明生)
2012-05-10 23:48:42
写真を見て下さってこんなにいろいろなコメントを頂けると言うことは、父は未だ一度しか死んでいない証拠ですね。

人は二度死ぬ、

一度目は肉体が滅びるとき
二度目は人から忘れ去られるとき

まだまだ父は生きてますね

100回ご覧になられて、そのお好みがブログで推測出来ましたよ。
次は1000回目標にして下さい
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