粟谷能の会は無事盛会に終わった。
ご来場頂きました皆様、有難うございました。
チケット売り切れの為、ご来場いただけなかった皆様には
深くお詫び申し上げます。
父は残念ながら、別宅から我々の舞台を見てくれていたと思います。
昨日は静かに一日を過ごしていたようです。
『江口』の~
反省と感想~~
呼掛の後の謡で~~
「あれ~~? これで合っているのかな~~?
う~~! 間違えたな~!」
と集中力を欠いた為、ヘンな動揺を起こして~
そんな「宙ぶらりん」を背負いながら舞台進行すると~~~
ほら!
ロンギで「佇む」を「かげろお」と間違えてしまった!
反省!
帰宅してビデオを見ると、
「なんだ~~! 最初、間違えていないんだ~
あ~~、余計なことを考えなければ~~」と
大反省!!
私の出来不出来は皆様のご判断にお任せするとして~~
使用した「小面」のすばらしさは、お判り頂けたかな?
あの名品は残念ながら粟谷家のものではない。
拝借物。
「どこから?」
「秘密」
あの位の高いお顔、あの小面が私の演能を助けてくれたことに~~
間違いはない。
実はあの面~
鼻の穴が空いていない、まったく視界が狭く使用するには
大変使いづらい面だ。
しかし、その負を乗り越えてでも、
あのお顔が『江口』という位まで持ち上げてくれる。
そんなパワフルな小面なのだ。
そのお力を拝借したいと~~~
視界の悪さとたたかって来た。
屹度!
「それで正解!」というお声がくると、
確信しているのだが~~~
『道成寺』には「撞かねどこの鐘響き出で」のところに
ミョウハチかドラで本当に音を鳴らすが、昨日はドラを使用した。
ドラを入れてある木箱には、これを菊生先生に贈る、
と書かれていた。
能夫は「これを菊おじちゃんに見せるのを楽しみにしていた」
と言ってが~~~、
昨日は無理でも、そのうち確認出来るようになるだろう~~。
本日は
邦生会にお手伝いに行き、
その後は明治神宮薪能、
『枕慈童』 シテ 塩津哲生の地謡と父の代演で
仕舞『高砂』を勤める。
これからかなり忙しくなりそうだ。
演能レポートやブログを書いている時間が無くなるかもしれないが、
出来る限り、これにも抵抗して~~
書き続けていくつもりだ。
それが私のライフスタイルだし、
俺の美学だから、
なんて格好つけちゃってさ~~~~
どうするのアキ君?大丈夫?
嵐が過ぎ去った青空を仰ぎつつ、千駄ヶ谷へ足を運びました。また数年後もう一度、明生様の『江口』を拝見したいと強く感じました。市井のお能好きなオバサンですが、ラム酒のようにじっくりと味わいのある能楽師になられていく明生様を、これからもこっそり応援させて下さい。
菊生様のお早いご快復を深心よりお祈りすると共に、粟谷家の皆さまの益々のご飛躍をお祈り申し上げます。
大曲に狂言・仕舞…と、長時間にわたる会でしたので、色々なことがあるものと思われますが、御陰様で演能中はゆったりとした時間が過ごせ、大変充実した思いの帰途に就くことが出来ました。
他流ながら、私も再び舞いたいとさえ思ってしまいました。
お舞台に集中すると、錯覚でも目付柱の向こうが見えることがあるそうです(著名な画伯談〔故人〕)。
席のスペースさえ確保されてさえいれば、人の出入りも雑音も(微笑ましい嚔さえも)、すべてが気にならなくなるかもしれません。
演能後暫し体が動かなくなるくらいの感動があれば、近年の観能慣習をご存じなくて、拍手を演者への礼儀と思し召しの方からも、拍手は出なくなりましょう。
座るスペースがある限り(通路に御座布団が出されても)、私は拝見させていただきます。
お話のとおり、素晴らしい面と衣装でした。
当日の友枝師や後見の方々の真剣な表情とご様子が印象に残っています。
途中入退場についてのお話が出ていますが
橋掛かりを使っている時に脇正面席に案内するのも避けて頂けないものかと思いました。
それと拍手の事。
プログラムに注意があるにもかかわらず
どうしても拍手をしないでは納まらない方々があるようです。
正面席後方から起きていました。
途中入退場同様、お稽古の方ならご存知でしょうから
私のような一般のお客様なのでしょうか・・
だとしたら、能楽堂の方々のご協力を仰がないと見所のマナーは向上しないのかしら・・
良いお能の会の後、いつもこんな感想を持つのはとても残念ですが
また拝見させて頂きます。
演能中の入退場はお客様のやり方次第で、少しは周りの方への迷惑度も変わるのではないでしょうか?
まずは~~
静かに、静かに腰を落として
他のお客様の視界を遮らないこと。
声は出さずに、足音もさせずに。
すみやかに。
それから途中退場なさると判っている方は
事前にお申込の時にご連絡いただければ、
退場しやすいお席をご用意するようにします。
こんなアイデアはどうでしょうか?
私見ですが、
見ていただくなら最初から最後まで
途中から、途中までなら
いっそご覧にならなくても~~!
と~~~白状します。
タイトルを途中まで打ったところで
投稿してしまいました。
申し訳ありません。
江口君のように白雲に乗って
お帰りになるわけにはいきませんものね・・・
開演時刻に間に合わない、あるいは、
終演まで待てないお客様は、
どれくらい遠方からいらしてるんでしょうか・・・
遠方のお客様のことも考慮して
開演時刻の設定や番組立てをして頂ければ、
心ならずも途中入退場される方は
減るのでしょうか・・・
見所を飛び出された方もいらっしゃいましたね~
望み足りぬと験者たちは
とまだ能は続いているんですが・・・
その方たちにとっては、シテが幕に入れば、
「望み足りぬ」なのかもしれませんが。
道成寺といえば、
乱拍子で、「荷物&番組さばくり」の音が、
小鼓の間を縫って響いてましたね~
乱拍子は、特に、間が命だと思うのですが。
昨日の会が
粟谷益二郎五十回忌追善という
大切な会だっただけに、
途中入退場したり、
上演中に雑音を立てたりした方がいらしたのは、
その方が、「お身内」であるか否かにかかわらず、
とても残念に思いました。
終わるのにね~~~
周りの雰囲気を考えれば~~
そこで退場するというのはね~~~
誰だろう?
席番号お判りですか?
身内なら注意しておきます。
演者の方々が、ご別宅の菊生さんはじめ、
粟谷家の皆様のために心を尽くされた
良い会でしたね!!
江口は、この能が、
行く川の流れのほとりの物語であることを
強く感じました。
花も雪も雲も、人の世も、うたかたのあはれ・・・
ただ、玉手にとって残念だったのは、
普賢菩薩と現じた江口君が白雲に乗るところで
退場される方がいらして、
江口君の姿が五障の雲に遮られてしまったことです。
急にご気分が悪くなられたのでしょうか・・・
末筆になりましたが、
菊生さん、どうぞお大事になさって下さいませ。
これから代稽古に忙しくなりますが、
そちらにもちゃんと伺いますから~~
今週は私が来週はU先生と交代させて
もらいました。
またご精進下さい。
昨日のお能、二番ともに、身を乗り出すように拝見しました。
「江口」の面は、確かに
エネルギーが内面に向かって輝いているように感じられ、はっとさせられました。
能夫先生の「道成寺」は、何十年か前に拝見した新太郎先生の「道成寺」と重なるところがあり、感激を新たにいたしました。
すばらしいお能を見せていただき、ありがとうございました。
おこがましいですが、コメントさせていただきました。
先生、お体にお気をつけ下さい。