「チャイナプラスワン」という言葉を耳にする。
日本の大中小の企業は中国をマーケットに商いを広げているが、最近の中国の情勢を見ると対象を中国だけに決めつけて応対するのは少々リスキーな気がする。
なにかアクシデントが起きたときに選択肢が一つしかないというのは商いに限ったことではなくダメージが大きく立ち直れなくなるかもしれない。相手を一つに決めつけない予備、プラスワンは必須だ。
一途な対応、限定とか集約されたような言葉には純粋なイメージが湧いて魅力的で心引かれるが、どうもとんでも無い落とし穴があるような気がする。
能楽の世界で、芸一筋という言葉が似合う人、何名いるだろうか?
現在、シテ方宗家以外の大方の能楽師は、舞台の演能だけでは生きられない。
お弟子様に能を教え、そのお稽古料で生活させていただいている。今後もっとお弟子様が減り、演能機会が減るとなると・・・、なにかプラスワンを考えないといけない。
プラスのワンは、果たしてなんであろうか?
私なりに出した答えは・・・ここではまだ言わないでおく。
この答えをいつ、どのタイミングで公開するかで悩んでいる。
危機感のない者にプラスワンの意識を説明するのは大変な労力がかかる、がしかし、面倒でもやらねば、と思っている。
俳優の杉良太郎さんの言葉だが、
「いつもなんにでも、燃えていたいね、
時折、俺のやることに水さす奴がいる。
水でなくガソリンかけろよ、と言いたいよ」
まったく同感だ。
チケット情報
@@@粟谷能の会@@@
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お待ちしております。
文責 粟谷明生
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長い目で期待していて下さいね(笑)
能を演じる役者、何かをやる人ー行為者という意味と解説しております。漢字では『仕手』『為手』だそうで、元は何かの動作をする人、
その技能に優れた人を指し、その後能楽のシテの意で用いられるようになったとか。その仕手が相場の投機筋を示すようになったのは大正時代だそうです。相場を動かす主役というので、『仕手』らしいということだそうですので、能楽発展のため、大いに積極的にもがいて下さい。応援します。
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