「昔はこうだった!」
と、口走ってしまい
「それは良くもあり、悪くもある」
と、直ぐに付け足している。
先人からの教えは、大事だが昔からの演じ方が必ずしも今に似合い、正しいかと言うと、それはあやしい。
古風=正統
これを鵜呑みするのはどうだろう?
新工夫・新式もその時代に合えば吉で、いずれ正統化されるだろう。
結論
能楽は今の時代に似合う様式を取り入れながら、次世代へと継承すれば良いのである。
さて、今、能楽界は新型コロナウィルスの影響により活動を停止している。
これから活動が再開しても、そのスタイルは以前と同じようにはいかないだろう。
新型コロナウィルスと共存し、今後の環境に似合う形に変えざるを得ない。新型コロナウィルスが完全に消滅する迄
「昔はこうだった!」
は、ひとまず置いといて。
新能楽鑑賞と新式稽古スタイルを現場の我々が考え取り入れて、早く能楽再開を目指したい!
これには皆様のご理解が必要です。気の緩みはいけませんが、矢鱈と怖い、恐ろしい、と煽るのもどうでしょうか?
最終弁論
人の質の低下が、すべての為せる業でございます。
「夢のひとしずく 能への思い」
手元に4冊ございます。
ご希望の方は粟谷明生事務所迄
お申し込み下さい。
noh@awaya-akio.com