新型コロナウィルス対策の一丁目一番地は、先ず「手の消毒と喉の嗽(うがい)」と、医師が薦めています。
喉の嗽(うがい)は、口に水を含んで吐き出す行為が、鵜飼(うかい)の鵜が魚を吐き出すのに似ているところから来ているのを、ご存知でしょうか?
能『鵜飼』の一番の見せ場は前シテ・鵜使いの老人が、鵜を操る場面の『鵜之段』です。
右手に松明、左手は中啓(ちゅうけい・能に使用する扇)を、鵜を操る鵜縄に見立てて鵜飼を舞って見せます。
夜 川で 一人で 隠れて密漁している・・・・・
と、想像してご覧いただけると、お楽しみいただけると思います。
写真 能『鵜飼』シテ粟谷明生
撮影 石田裕
2009年8月 大仙市「まほろば能」
唐松能舞台