能楽・喜多流能楽師 粟谷明生 AWAYA AKIO のブログ

能楽師・粟谷明生の自由気儘な日記です。
能の世界も個人の生活もご紹介しています!

謡蹟『求塚』の3人のお墓参り

2011-05-05 15:27:40 | ミニ 写真探訪
平成23年5月1日に『求塚』の謡蹟めぐりをして来ました。 能『求塚』は菟名日処女(うないおとめ)という女が小竹田男(ささだおのこ)と血沼益荒男(ちぬのますらお)という二人の男に想われ、処女は母親にどちらの男を選んだらよいか相談します。 すると母親は、生田川の水鳥を射止めた者に娘を奉ると言うと、二人の男は喜んで一羽の水鳥を射止めます。一人は頭を、一人は尾を・・・ 処女は再び思いわずらい遂に、「 . . . 本文を読む

謡蹟めぐり『定家』ゆかりの地 二尊院

2011-05-05 15:26:17 | ミニ 写真探訪
平成23年5月1日 灘の『求塚』の謡蹟めぐりのあと、京都に移動。 『定家』の謡蹟、二尊院に行きました。 能『定家』のシテは式子内親王で、藤原定家は舞台には登場しません。 前シテ里女、実は式子内親王の霊は、旅僧が時雨亭(しぐれのちん)に雨宿りしているところを呼び止めるところからはじまります。 その時雨亭を訪ねて来ましたので、写真でご紹介します。 京都、嵯峨野に二尊院はあります。 雨上がりで . . . 本文を読む

謡蹟めぐり『二人祇王』の祇王寺

2011-05-05 15:24:18 | ミニ 写真探訪
二尊院からの続きです。 祇王が登場する能は『二人祇王』があります。 残念ながらあまり頻繁には演じられない曲ですが、祇王ゆかりの地「祇王寺」へ写真探訪してきました。 建物内は撮影禁止のため、写真はお庭とお花とお墓だけとなりました。 祇王寺入り口 お庭は雨に濡れた苔で光っていました。 一輪の花 ライブビュー撮影にて 紅葉の時期に、また来よう!と思いました。 祇王寺の周りは竹林 . . . 本文を読む

謡蹟めぐり『蝉丸』で謡われる清滝川

2011-05-05 15:03:02 | ミニ 写真探訪
平成23年5月1日 祇王寺よりタクシーにて清滝に移動 「里人も咎むなよ、狂女なれど心は、清滝川と知るべし」と『蝉丸』の道行で謡われています。 ここは車でなくては行かれない不便なところです。 はじめて来ましたが、新緑の清滝は静で景色もよく、よいところです。 先ずは愛宕山登山入り口までタクシーにて 愛宕山への入り口には鳥居があります。 鳥居下の清滝川 タクシーの運転手さんが「この道上 . . . 本文を読む