『東北』のむずかしさ 2006-02-27 15:24:30 | カルーク面白楽屋裏話 自主公演で『東北』の地謡を勤めた。 『東北』は物語に劇的な葛藤がないので演じにくい。 見ていて面白いのだろうか? 私は好きではない。 特に下掛りだけにある序の舞のあとのロンギの部分は 祝言性になり脇能っぽくなる。 強吟で謡うこの梅の紹介の部分がなんとも馴染めないのだ。 序の舞のあとはすーっと幽玄のままで終曲したいと私は思う。 「隣忠秘抄」に 「骨の位といひて名人心を以って姿にす、下手は姿を以て . . . 本文を読む