大好き!本・花・旅

日ごろ読んだ本や花、旅について綴ります。

死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の500日 門田隆将

2012-12-29 18:32:05 | 
3/11の日、吉田昌郎、現場の人々がどのように闘ったか、インタビューから、迫真の迫力で現場の命をかけた戦いが描かれている。激しい地震後、10mを超す津波の到来、電源装置がなくなり、絶対絶命の状況の中で、強い放射線と戦いながら、ベントや、注水をやりとげる現場の人々や、自衛隊、消防署の人々。彼らの貢献のお陰で、日本が3分割されなくて本当によかった。大感謝です。
突然混乱する現場に乗り込んできた菅首相、ねぎらいの言葉一つ無く、怒鳴り散らし、現場の人たちの気持が萎えてしまう。大切な時に、機能しなかった保安院、斑目春樹。
21歳で亡くなった東電の社員の母の悲しみに心うたれた。
このような事故、悲劇は2度とおきてほしくないものだ。今なお、闘っている作業員の安全と一刻も早い収拾を祈らざるをえません。
この事故を防ぐチャンスは2度あったという。自然災害とテロへの恐れである。9/11のテロとスマトラの津波を真摯に受け止め、アメリカのように電源喪失などへの対策をしていれば。悔やんでも悔やみきれない。命より経済を優先した原子力村の人々、行政。
国民が賢くなって、声を上げていかなければ。
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