大好き!本・花・旅

日ごろ読んだ本や花、旅について綴ります。

戦後史の正体  孫崎亨

2013-02-14 19:15:12 | 
図書館で予約がいっぱいの今話題の本です。
戦後70年の歴史を、アメリカとの関係で、首相を自主派、対米追随派に分け、外交裏面史なども含め、高校生にもよくわかるように書いた本です。
特に重光さんの頑張りが光っていました。石橋、岸、福田、宮沢さんの頑張りも以外でした。改めて日本のマスコミやアメリカの動き、アメリカに連なる官僚、政治家が日本の政変に深く関与している事実がわかりました。アメリカは好ましくないと思う日本の首相をいくつかのシステムを駆使して排除できたのです。
「TPPは、米国が日本の国内にある富を扉をこじあけ、吸い上げるための仕組みです。」と著者は言う。真実を見る力を高め、政府には、自主的外交を進めていってほしいものです。
歴史とは、国家や社会、人間についての実験室のようなものだといわれます。歴史の世界に入り込み、さまざまな試行錯誤を体験する。そのことで今日の課題を知り、明日に備えていきたいものです。
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