本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

貨幣の使用制限

2016-08-25 09:23:53 | Weblog
 ブックチェストの中のクッキー缶に1円玉がぎっしり入っていた。多分、亡くなった義母が買い物の釣銭を放り込んでおいたのだろう。貯めていたわけではあるまいが、「積もればヤマとなる」ということ。
 
 私は小銭入れにこの1円玉をいつも10枚程度になるよう補充している。本の購入にもDVDレンタルにも端数が生じるから重宝する。
 さらに、ファミレスのドリンクバーを利用すると、消費税込みで378円であるから1円玉が威力を発揮する。
 これらでクッキー缶の1円玉を減らしている。
 
 「通貨の単位および貨幣の発行等に関する法律」なるものがある。その第7条に「貨幣は、額面価格の二十倍までを限り、法貨として通用する」となっている。つまり、1円玉では20円までの支払いは認められるが、それを超すと受取り側は拒否できるから通用しないかもしれない。
 落語「時そば」のように「ひとつ、ふたつ、みっつ…今なんどきだ」というわけにはいかない。双方にとって小銭を計算するために時間をロスする。また、営業妨害になりかねず、ひいては経済活動に支障をきたすのだ。
 
 貨幣の最高額の5百円玉でも同じ。20倍の1万円を超えて支払いに充てると断られるかもしれない。
 もっとも、店の人はこんな法律を知っているのかしら。