本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

暗号解読

2016-08-15 09:19:37 | Weblog
 今日は終戦記念日。太平洋戦争は真珠湾攻撃から始まったわけだが、この時の「宣戦布告」が遅れた。それで奇襲攻撃になってアメリカを怒らせた。
 
 「宣戦布告」の暗号文は、前日にワシントンの日本大使館に送信されていたが、大使館員のチョンボで国務省に届け出が間に合わなかったとされている。
 
 しかし、アメリカではすでに日本外務省の暗号を解読していたそうで、この宣戦布告の暗号文も解読して攻撃を察知していたという。
 一説には、それを知っていて攻撃させたとある。だまし討ちに国民の怒りをかき立て、「リメンバー・パールハーバー」の合言葉を下に戦意をあおったというわけ。本当にそんな意図で攻撃を知らせなかったか。
 
 なにかの本にそれとは異なる話があった。
 米国国防省は暗号を解読して、ハワイの郵便局に日本軍攻撃があるとの電報を送ったというのだ。
 ところが、ハワイは日曜日で、ウェスタン・ユニオン電報会社は休みだった。これが普通電報だったため、結局、電報は翌日、すなわち奇襲の当日に配達されることになったのだ、と。
 
 この説もうさんくさい。攻撃の情報は、米国太平洋軍の司令部に直接通信できるのではないか。仮に郵便局経由の電報であるならば至急電報にするだろう。そもそもハワイの曜日に無頓着なんぞ考えられない。
 
 事実はどうなっているのだろう。