昨日、封書の通信手段は衰退している、と書いた。それで、高校時代のペンフレンドを思い出した。
関東にある県立女子高の文芸部の部長から文化祭の展示写真の提供依頼を受けた。私の学校の旧制中学時代の出身である作家に関してのことだった。たまたま、同じようなクラブの部長だった私が応じた。なに、その作家の旧居や石碑やらをパチパチと撮りまくって送っただけ。
それがきっかけで手紙を交換するようになった。彼女は学年がひとつ上だったので、一年早く高校を卒業して東京の女子大に進学した。
翌年、私は受験で上京した際、帰郷していた彼女からいらっしゃいと言われていたのでその市まで足を延ばした。最初で最後のデートだった。十代では進展しないものだ。
その後、彼女は郷里で高校の教師になった。あるとき、彼女の結婚式の招待状がきた。場違いと思って欠席した。何をお祝いにあげたか覚えていない。
それを機に縁が切れた。
関東にある県立女子高の文芸部の部長から文化祭の展示写真の提供依頼を受けた。私の学校の旧制中学時代の出身である作家に関してのことだった。たまたま、同じようなクラブの部長だった私が応じた。なに、その作家の旧居や石碑やらをパチパチと撮りまくって送っただけ。
それがきっかけで手紙を交換するようになった。彼女は学年がひとつ上だったので、一年早く高校を卒業して東京の女子大に進学した。
翌年、私は受験で上京した際、帰郷していた彼女からいらっしゃいと言われていたのでその市まで足を延ばした。最初で最後のデートだった。十代では進展しないものだ。
その後、彼女は郷里で高校の教師になった。あるとき、彼女の結婚式の招待状がきた。場違いと思って欠席した。何をお祝いにあげたか覚えていない。
それを機に縁が切れた。