ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

本当に だいじょうぶなのでしょうか。

2014-09-28 07:24:05 | 日記
御嶽山が噴火しました。
犠牲者も出ました。
御嶽山は噴火の記録が乏しく、経験則に基づく噴火予知が難しかったそうです。
「今回の噴火は予知の限界」
気象庁火山噴火予知連絡会の藤井敏嗣会長は、そう話しました。

立ち昇り、湧き上がり、拡がる噴煙を見て、日本は地震国だということを、改めて確認しました。
『私たちの住む この国は地震国なのです』

去る22日、(IAEA)の年次総会で、科学技術担当相は、日本政府が、
4月に閣議決定した「エネルギー基本計画」で、原子力発電を「重要なベースロード電源」と
位置づけたことを説明。
〈この計画に基づき、我が国は確保していく原子力発電の規模を見極めていく〉
と、国際社会に表明。
また、原発再稼働に関しては、
〈原子力規制委員会の新しい安全基準に適合した場合には進めていく〉
と強調しました。

稼働してだいじょうぶなのでしょうか。
日本は地震国なのです。
想定外の地震が起こっても、決して不思議ではありません。

ある町で火事が発生し、その規模が大きければ、よその市町村の応援を得て、時間が
かかったとしても消し止めることができます。
でも、原発事故は、「消せない火」を燃やし、拡散させてしまうことになります。

いまだに、汚染水処理を軌道に載せられないでいる福島原発の事故現場です。
でも、(IAEA)総会では、次の様にアピールもしてみせたのです。
福島第1原発の汚染水漏れ問題に関しては、汚染前の地下水をくみ上げて
海に流す「地下水バイパス」の取り組みなどを紹介し、
〈具体的な対策をいくつも講じた〉
と述べ、汚染水対策の「前進」をアピールしてみせました。

確かに、汚染水対策では、様々な試みが講じられました。
でも、前進どころか、計画の見直しの連続でもある現状なのです。
福島県民の一人としては、政府のこうした発言に対して腹ただしく思っています。
御嶽山の噴煙を見て、原発の再稼働は、絶対にしてはいけないと強く思いました。

御嶽山に取り残されている登山者たちが、一刻も早く救出されることを、祈るばかりです。
                                   〈ゴマメのばーば〉
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