ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

〈あーした 戦火は おーわれ〉と、

2022-03-26 06:47:29 | 日記
薄雲が広がっていましたが、風も無く穏やかな一日でした。
我が家の紅梅は今日辺り開花かしらと思っていたのですが、まだのようです。
家事も、差し迫ってしなければならない要件もありませんので、ゆったりした気分でコーヒーをゆっくり頂きました。
でも、テレビ画面からウクライナの情報が入って来たりしますと心の穏やかさは中断されてしまいます。
自分が視なければ現実も「無い」、と言うわけにはなりませんから、何とも心の置き場所が狭まってしまい窮屈です。
幼い頃、履いていた下駄の片方を宙に抛り上げて、〈あーした てんきになーれ〉と呟いたように〈あーした 戦火は おーわれ〉と、心が呟いています。

八木重吉さんの詩を二つ。
   『本当のもの』
   どうしてもわからなくなると
   さびしくてしかたなくなると
   さびしさのなかへ掌(てのひら)をいれ
   本当のものにそっとさわってみたくなる

   『うつくしいもの』
   わたしみずからのなかでもいい
   わたしの外の せかいでもいい
   どこにか「ほんとうに 美しいもの」は ないのか
   それが 敵であっても かまわない
   及びがたくても よい
   ただ 在るということが 分りさえすれば
   ああ ひさしくも これを追うに つかれたこころ


コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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平和が一番ですね (ヒゲ親父)
2022-03-26 22:37:17
オイラもウクライナの状況を見ると、悲しくなります。一刻も早く終息することを願うだけであります。
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でも季節は春。 (ゴマメのばーば)
2022-03-27 13:57:24
爆破された家屋や幼い者の涙を見ますと、幼い頃受けた空襲の怖さがよみがえってきて脱力感に襲われます。
でも季節は春、春、春。
返信する

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