ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

『生意気ぐらいが丁度いい』

2015-12-23 06:18:48 | 日記
『何言ってるんですか?』
18歳からの選挙権を与えて置きながら、デモや集会などの活動への生徒の参加については、
「届け出制」の導入を検討している県や市が九つもあるとか。
過度の干渉以外の何ものでもないでしょう。
暗に、「学生は集会やデモへの参加は好ましくない」
とのメッセージではありませんか。
「集会やデモへの参加は好ましくない」なら、選挙権を何故与えたのでしょう。

文科省は今年10月、
  《放課後や休日に校外で行う政治活動や選挙運動について、「違法」「暴力的」
  「学業や生活に支障がある場合」以外は容認する。校内では原則禁止》
とする通知を出しています。

  《高校生の本分は学業。
   政治活動に熱中しすぎて本分を損なってはいけない。生徒の活動を阻むものでなければ、
   校長の判断で届け出制にすることは、それほど悪いことではないと思う》
と言う自民党の文部科学部会に所属する議員もいます。

  『「生徒の安全確保のため」と言えば聞こえは良いが、
   実際に政治活動に付いていくわけにはいかず、実効性はほとんどない。
   届け出ないでデモなどに参加すると、指導や処罰の対象になるとすれば、
   それこそ思想・信条の自由にかかわる問題になる』
と、主権者教育への積極的な取り組みで知られる玉川学園高等部(東京都町田市)の、
合(そあい)宗隆教諭は指摘しています。(毎日新聞2015年12月21日 東京朝刊)

選挙権を与えるのですから、政治に関する集会・学習会などには積極的に参加して、
様々な政治感覚を学ぶことが出来る様な指導こそすべきではないでしょうか。

若者は、純粋でもあり、ある面、無謀なところもあったりしますが、
何ごとも「経験」という学習ではないでしょうか。
「生徒の安全確保のため」などという言葉で、一国民の権利を奪ってはいけないと思います。

時の政権にのみ迎合し、人畜無害な若者ばかりでは、
私たち高齢者は、安んじてこの国の明日を任せることなど出来はしません。
かつて、河島英五が歌っていました。

   『野風増』
    お前が20才になったら
    旅に出るのもいいじゃないか
    旅立つ朝は冷酒干して
    お前の門出を祝うのさ
    いいか男は生意気ぐらいが丁度いい
    いいか男は大きな夢を持て
    野風増 野風増 男は夢を持て
    野風増 野風増 男は夢を持て

男であれ 女であれ、若者は、
『生意気ぐらいが丁度いい』
がんばれ!
                                   〈ゴマメのばーば〉
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