golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

「知られざるスペイン・バロック」バンゾ

2010-02-01 22:53:07 | Weblog
遂に雪になってしまいました。

予報ではそうだったけれど、昨日も今朝もその陽気ではとても雪になるようには思えず、職場でも「降る訳無いだろ」との見通しが大勢を占めておりました、お昼頃までは。

昼過ぎから雲行きも怪しくなり、雪予報を支持する人が増加。

しかし、同時に「雪見酒、雪見酒」や「雪で電車止まったら帰れなくなっちゃうんだから飲みに行った方がいいよ」といった声も聞こえて参ります。

何で私の周囲にはこういう発想の人が多いんでしょ。(爆)

私は夕方から外出したので分かりませんが、皆おとなしく帰ったのかな?

つい先ほど自宅に帰り着いたら、既に1センチほど積もっておりました。

マルタ・アルマハーノ(ソプラノ)、エドゥアルト・ロペス・バンゾ(指揮、チェンバロ)アル・アイレ・エスパノール(Deutsche Harmonia Mundi盤)

今日もDHM50枚BOXから。

いやあ、これは愉快な一枚。楽しさという点ではこのBOXの中でも出色の存在かもしれません。

ソプラノの超絶技巧や管弦楽の躍動感も聴け、バロックの悦楽そのもの。

更に、カスタネットとギターが加わりスペイン情緒を盛り上げる。

明るいだけじゃない、光がありゃ影もある。哀愁に満ちた深い歌も聴ける。

スペイン・バロックの作曲家リテレス、ドゥローンと作者不詳の下記作品が収録されています。

アントニオ・デ・リテレス(1673~1747)
・Azis y Galatea(1708)・Los Elementos
・El estrago en la fineza o Jupiter y Semele(1708)
セバスチャン・ドゥローン(1660~1716)
・Veneno es de amor la envidia(1711)
・El impossible mayor en amor le venze Amor(1710)
作者不詳
・Ruede la Vola(1700頃)
・Discurso de ecos(1700頃)
・Cancion Franzesa(1700頃)
・Diferencias sobre la gayta(1700頃)

リテレスは、当ブログでも「四大元素」という曲を取り上げたことがありました。(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/51a02517880d57292c396e9470482290/?page=1&guid=ON)

このCDの「Los Elementos」というのは、その中から短い3曲の抜粋と思われます。(すみません、聴き直して確認していません)

知名度の低い作曲家ですが、いずれもなかなか魅力的な作品です。

また、このディスクの魅力を高めているのはソプラノの歌唱。澄んだ美しい声でありながら表情豊か。情熱的であったり、哀調帯びた曲では深い陰影の襞も感じさせてくれる。素晴らしい古楽歌手と思いました。

こんな曲、こんな演奏を聴くとバロック漬けになってしまいそうです。(既になってるかも)

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