golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

マーラー「交響曲《大地の歌》」クレンペラー

2010-02-19 19:07:59 | Weblog
昔お世話になった方の定年のお祝い会があり、横浜方面へ向かうところです。

来週も職場で定年の方の同じような会があります。

最近、この手の会やお葬式などばかり。結婚式など全然行っていません。

つくづく歳を感じるのであります。

オジサンとしては、こんな日は人生の寂寥を感じる音楽を聴きたくなるのですね。(かなり、こじつけっぽい)

第1楽章「大地の哀愁に寄せる酒の歌」とか、第5楽章「春に酔える者」とか聴いていると、ついつい飲み過ぎちゃうんですよね。(かなり、言い訳っぽい。しかも、飲む前から飲み過ぎの言い訳している(笑))

クリスタ・ルードヴィッヒ(メゾソプラノ)、フリッツ・ヴンダーリッヒ(テノール)、オットー・クレンペラー指揮フィルハーモニア管弦楽団、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(EMI盤)

前々から欲しいと思いながら買えていなかった名盤。ブックオフ500円品。

この録音、テノールがヴンダーリッヒとは迂闊にも認識しておりませんでした。

シューベルトやモーツァルトで若々しい美声を聴かせてくれた往年の名テノールと、マーラーの世紀末の響きのイメージがちょっと結び付きませんでした。

だが、勿論そんなことは全くの杞憂。美声がこの曲の耽美性を浮き彫りしているように思います。
(ワルターの1952年盤のパツァークの虚無的な歌も大好きです)

ルードヴィッヒの深い歌い回しも素晴らしいし、クレンペラーの枯淡だが若さを失わない絶妙の指揮。木管の美しさも光ります。

やはりこれは凄い名演。

古いEMI録音で音は悪いものと思っていたら、嬉しいことに裏切られました。かなり良い音ですね!

なお、フィルハーモニア管弦楽団が、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団への移行期の録音の為、両方の名前が記されています。(その後、またフィルハーモニア管弦楽団に戻る)

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