golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

モーツァルト「ピアノ協奏曲第18,19番」ブレンデル、マリナー

2010-02-16 23:14:29 | Weblog
通勤に使っている鞄のファスナーが調子悪くなって参りました。

俗に「バカになった」と言われる、ファスナーの噛み合わせが悪くなって、閉めようとしてもベロ~ンと部分的に開きが出来てしまう状態。

鞄の中身が落下してしまう懸念があります。

ゴマ油でも塗って滑りを良くしたらいいのかな?でも電車やバスの中で、ゴマの香りが漂うのはちょっと不味いかな?色々思案し、悩んでおりました。

会社で隣席の人に何気に話してみました。

すると即座に思わぬ答えが。

全く意外な物で直せるかもしれないと言うのです。

早速やってみたら効果てきめん。ファスナーはスムーズに開閉出来る様になりました。それから2、3日使用しておりますが、現在快調であります。

さて、使用した物は何でしょう?

答えは「鉛筆」。

鉛筆そのものは持っていないのでシャープペンシルで代用。芯の先でファスナーの故障部位周辺をなぞるのです。すると鉛筆芯の粉が滑性を高める潤滑油替わりになる様です。

思いもしない生活の知恵って色々あるものだな、と思いました。

ところで、最近一週間ほど右腕の「痺れ」が治りません。寝違えたのか肩凝りなのか、右首から肩周辺がちょっと痛いのが原因かも。

これも、患部をシャーペンで擦ったら治る…訳ないよな。第一これじゃ、刺青だよ。

そうそう、話は飛びますが、刺青で思い出したのは高校生の時のこと。

同級生がある日、「倶利伽羅紋紋(くりからもんもん)」になってきちゃってさあ~、そりゃあもう大騒ぎ、というのは嘘。今で言う所のヤンキー(旧、ツッパリ)とかもそれなりにいる学校だったけど、さすがにそこまでの奴は居なかったなあ。

さて、刺青。

どういう話の経緯だったか忘れましたが、誰かがこんな事を言いだしました。

「東大って、すげえよな!ありとあらゆる研究をしていて、刺青とかの研究室まであるんだぞ」

「へ~、さすが東大だよな~」

刺青研究室の隣ではチョコレートの研究、そのまた隣はシャープペンシルの研究、次は原子力…万物の研究室が揃っている大学の姿が私の脳裏に浮かびました。やっぱ、すげえ!

この話をしていたのが、高2か高3の時。

こんな状態ですから、さすがにその手の大学に行った同級生は誰もおりまし~ぇん。勿論、私も(笑)。

アルフレート・ブレンデル、ネビル・マリナー指揮アカデミー室内管弦楽団(DECCA盤)

今日は、約1ヶ月ぶりにブレンデル&マリナーのモーツァルト、ピアノ協奏曲全集から。

初期作品から順に聴いて来ておりますが、さすがにこの辺りまで来ると、最後の8曲の傑作群に負けず劣らずの出来ですよね。

何を隠そう、19番は私大好きな作品。

モーツァルトの中期作品の幸福感と後期作品の完成度を合わせ持つ曲の一つではないでしょうか。

いずれもが、それぞれ素晴らしい個性を持っている20番以降の作品の中で、美しいクリスタルの煌めきを感じさせる23番と同系譜の作品に感じます。

23番よりサラリとして、より親しみ易い。いずれも甲乙付け難い名品。

こんな幸せな音楽には、ブレンデルとマリナーが何とも良く似合いますなあ。

18番も落ち着いた楽想の中に煌めきのある素敵な音楽です。

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