golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

ファリャ「組曲《恋は魔術師》」ラローチャ

2009-01-12 22:50:31 | Weblog
クラシックブログらしからぬ話題で恐縮です。まあ、いつも「らしからぬ」話題ばかりではあるのですが、とりわけ今日は…。

「蝿取り紙」って、まだ売ってるんですよね?

でもコンビニとかじゃ置いてないですよね。

「すいません、蝿取り紙ありますか?」

「えっ、ハエトリガミ?何すか、それ?」

バイトのお兄ちゃんに言われるのがオチだろう。

さっき、洗濯物を取り込んだ拍子に蝿が一匹入って来てしまいました。

こういう場合、武器はいつも掃除機。

新聞紙とかで叩き潰すと液が出てキチャナイし、殺虫剤も洗濯物や家具に掛かると面倒です。

これに対して、掃除機は大変クリーンなエコロジカルな措置と言えます。

吸い取ってしまえば、後はポリ袋で封印するだけ。

今日も、この兵器を持ち出したのですが、天井に止まった千載一遇のチャンスを逃し、捕獲失敗。

たまに飛ぶのを見掛けるのですが、敵は掃除機兵器をだいぶ警戒している様子。なかなか天井など吸い取り易いところに止まってくれません。

ああ、こんな時に「蝿取り紙」があってくれればなあ~。

天井から吊すなりして、時間が解決してくれるでしょうに。

因みに、「蝿取り紙」をご存知無い若い方の為に簡単な解説を。

粘着剤の着いた細長いテープで、通常天井に画ビョウ等で装着します。

粘着剤とともに蝿を誘因する成分が入っているらしく、飛翔している蝿がこれに吸い寄せられ、粘着剤に身体が絡み付き捕獲される仕組みです。

そうゴキブリホイホイの蝿バージョンですね。もっとも、蝿取り紙の方が歴史があるいわば老舗ですが。

しかし、蝿取り紙を装備したからと言って100%捕獲に成功する訳では無く、羽や足のみ粘着剤に付着しているのもよく見掛けた光景であります。

もっとも、蝿取り紙で一匹捕獲に成功したからと言って、すぐ廃棄する様な資源を無駄にする事は致しません。

粘着剤の有効活用。テープが蝿に覆われて黒くなって初めてお役御免となるのです。

1枚のテープで20匹位は捕れましたでしょうか。

何匹も蝿の死骸をぶら下げた蝿取り紙が、ちゃぶ台の上にぶら下がっている、大変衛生的な光景が普通に見られたものです。

風で蝿取り紙が揺れると、羽や足の破片や埃などが、ちゃぶ台に落ちて来る訳です。

私の小学生の頃はそんな時代でありました。昭和とはそんな時代でありました。

蝿取り紙にノスタルジーを感じてしまう(何て奴っちゃ!)世代なのであります。

しかし、まだ蝿の捕獲に成功しておりません。マジ、コンビニに蝿取り紙あるか聞きに行ってみようか?

アリシア・デ・ラローチャ(ピアノ)(LONDON盤)

1.パントマイム
2.情景
3.きつね火の踊り
4.亡霊~恐怖の踊り
5.魔法の輪(漁師の物語)
6.真夜中(魔法)
7.火祭りの踊り

バレエ音楽「恋は魔術師」からファリャ自身がピアノ用に編んだ組曲です。

先ほどから、蝿を時々追っ掛けながら繰り返し聴いております。

なかなか落ち着いて聴いていられません。蝿を見付けたら掃除機兵器を手に立ち上がらなければなりませんので。

しかし、馴染みのスペインリズムの音楽はこんな時でも心地良く聴くことが出来ます。

独特のリズムによる舞曲には血が騒ぎます。

蝿よ、待ってろよ!

火祭りの踊り、ならぬ血祭りの踊りにしてやるからな!

★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞

★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ

シューベルト「さすらい人幻想曲」ペライア

2009-01-11 19:20:51 | Weblog
今日も組物を聴く時間が無くなってしまったので、昨日ブックオフで入手した1枚から。250円也。シューマン「幻想曲」とのカップリングです。

ブックオフのメインブランドなのでしょうか?「The Great Collection of Classical Music」というシリーズの中の一枚。

クラシック音楽全集の様なシリーズなのだと思いますが、何故かどこのブックオフに行っても置いてあることが多いのです。

昨日の店舗もそうだったのですが、このシリーズが何枚も揃っていることも多くあります。

解説は付いていませんが、CBS/ソニー音源の定評のある演奏が多く、録音も悪く無いので安心して購入することが出来ます。

しかし、何故このシリーズがブックオフに大量にあるのでしょうか?

「クラシックも教養の一つなんだから、我が家でも全集の一つも揃えて置くか」

「そうですね、お父さん。子供達の情操教育にも役立ちますしね」

みたいな経緯で購入した家庭が多いのだろうか?

でもそれであれば、「飾って置く」ことに価値があって手放すことも無さそうなものだが。

その後、この全集より「見栄えの良い」シリーズが発売されそれにリプレースの結果多くが放出された、といったことがあったのだろうか?

まあ、実際はどこかに過剰在庫があったのだろうかと想像はしているのですが。

ブックオフにこのシリーズがたくさんあるのは謎ではあるのですが、購入する側には有難いことであります。

マライ・ペライア(ピアノ)(CBS/SONY盤)

所有音源から欠けていた有名曲。CDのみならずLPも無かったのではないでしょうか。

「笑点」、「ちびまる子ちゃん」、「サザエさん」を見ながら(笑)、何回か繰り返し聴いております。

何と歌に満ちたピアノ曲なんだろう!と思います。

例えば、モーツァルトのピアノ曲も素晴らしいメロディ、楽想に満ちている訳ですが、「歌に満ちている」と感じのは何と言ってもシューベルト。

メロディラインが歌曲に近いからなのでしょうか?

実際この曲も歌曲に基づいている訳ではありますが。

でも何故かそれだけでも無い様な気がします。それが何故なのかは分かりませんが。

しかしまたどこか寂しさも漂う歌ですよね。

シューベルトのピアノ曲はまだまだ未開拓の分野ではありますが、この不思議な「歌の世界」を徐々にひもといて行きたいと思います。

★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞

★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ

シュレーカー「《メムノン》への前奏曲」ムント

2009-01-10 22:19:00 | Weblog
本当は今日ゴルフの予定だったのですが、積雪でゴルフ場閉鎖との事で明日に延期。

じゃあ、と言うことで午前中病院に。

もう風邪もだいぶ良くなったのですが、まだ咳が出る為。

本当は面倒臭いので行きたくなかったのですが、娘が受験生ということもあり、カミサンが煩い(うつすな!)ので、無くなり掛けている薬を貰いに行くことにする。気乗りしないが。

いや待てよ、病院の近くには先日掘り出し物のあったブックオフがあるではないか。

それから、薬はこの間の美人の薬剤師さんのいた調剤薬局で貰うこととしよう。

急に楽しみが増えた。

行って来まぁ~す♪

混んでいるのではと懸念していましたが、さほどでも無く思いの外早く診察は終わりました。

そして薬局へ。こちらは逆に混んでいて30分位は待ったでしょうか。

病院だって同じ位の時間待ったのですが、いつも時間単位の待ち時間なので、10分単位の待ち時間で済めば儲けもの。

さて薬局、数人いる薬剤師さん、あの薬剤師さんの番で呼ばれないかなあ~と期待して待つが、残念ながら今日は違いましたorz

指名とか出来ないのかなあ?(そりゃ、違う店だろって)

そしてブックオフへ。

今日もありますねえ、掘り出し物が!

250円×4枚を調達。

ブックオフって不思議。都心や大きい店だからって必ずしもクラシックの出物が多いとは限らない。一方、郊外のこの小さな店舗に意外な掘り出し物が。

その後、散髪。いつもの通り1,000円でバッサリ。刈り上げ。これで3~4ヶ月は行かなくて大丈夫。

切れていた電車の定期を買ったり用事を済ませ、ゴルフスクールへ。

明日の予定を今日に振り替えたもの。明日のゴルフに備え最終調整。スクール後、パターの練習も実施。久しぶりで、う~むなかなか入らぬわ。

帰宅途中、明日一緒にゴルフに行く会社の人から電話あり。

ゴルフ場の積雪解消せず、明日も閉鎖とのこと。他のゴルフ場も探して頂いたのですが代替地無く、結局中止にorz

楽しみにしていたのに残念。替わりに明日また打ちっ放しに行くとするか。

ウーヴェ・ムント指揮、低部オーストリア音楽家管弦楽団(NAXOS盤)

今日は組物を聴くつもりにしていたのですが、時間が無くなってしまった為、22分ほどのこの曲に。

ロマン派末期の大作曲家フランツ・シュレーカー(1878~1934)の未完の歌劇「メムノン」の前奏曲です。

古代エジプトが舞台のオペラだそうで、濃厚浪漫にエキゾティズムが注入され、蠱惑的な陶酔の世界であります。

このオペラ、どの程度まで完成されたのか分かりませんが、完成されたらさぞ凄まじい作品になっていただろうと期待を抱かせる前奏曲です。

「烙印を押された人々」や「はるかなる響き」といったオペラのCD、前から欲しくて買えていないのですが、この曲聴いていると是非とも欲しくなってしまいます。

ナチスから「退廃音楽」と烙印を押された作曲家ですが、私に言わせりゃ「退廃音楽」は最高のブランド!

末期ロマン派の濃厚爛熟な危険な響きがとてつもなく魅力なのであります。

★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞

★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ

ベートーヴェン「弦楽四重奏曲第8 番」ベルリンQ.

2009-01-09 22:47:53 | Weblog
金曜日の夜とかは、トーシローが多くてアカンわ。

ワシらに言わせればピリ辛程度のやつに、ええ若いモンがむせたり、カライカライカライなどとほざいておる。

堅気のニイチャンは来るな!この店はあんたらの来るとことちゃうでぇ。

いろんな店でそれなりに激辛食って、自他共に激辛通と認めている者だけが来るところやで。

そもそも食い方がなってないわ。

麺は吸ったらアカンって。

吸ったら唐辛子が口の奥に飛び込んで来てむせるがな。

まあホンマのこと言うと、ニイチャン達の食ってる軟弱ピリ辛麺だったら、どんな食い方したってむせることも無いんだが。

ああ、そんなに水飲んだらアカンわ。水飲んだら、辛さが口ん中に拡がるばかりや。ますます辛く感じるで。

見ろよ、オッサン(私)なんか全然水飲まないやろ。

料理が運ばれて来る前にちょっと水を口に含むんや。これはな、言わば「お清め」。これから口にする神聖なる激辛麺に敬意を表し、口の中を清める儀式の様なモンじゃな。

後は、吸わずに麺をそうっと口に運ぶ。そして全部食い終わってから水を飲む。それもせいぜい一杯や。

そんな5杯も6杯も飲んだらアカンて。

ああ、それから汁は残したらアカンで。唐辛子がたっぷり入った汁の最後の一滴まで飲んで初めて完食や。これラーメン界の常識やで。

ホンマ、トーシローがゴホゴホやってカライカライとほざいているのは見苦しくてヤヤ。

他の店でもうちょい修行してから、出直して来いや。

今日も、蒙古タンメン中本で最辛の冷やし味噌ラーメン770円+麺超大盛160円。

もう完璧に中毒です。

ベルリン弦楽四重奏団(Deutsche Schallplatten盤)

10数年前の夏に購入したCDです。

遥か昔、何か雑誌と言っても「ステ芸」(ステレオ芸術、30年位前に廃刊)か「レコ芸」かで読んだのですが、古い昔の弦楽四重奏団は第一ヴァイオリン主導型、それに対して現代の弦楽四重奏団は4つの楽器が対等に合奏するタイプ…こんな話がずっと頭にこびり付いていました。

最初このCD見た時も、カール・ズスケが主導するちょっと古いタイプの演奏なのでは、とあらぬ誤解をしておりました。

勿論そんなことは無くて、ズスケの凛とした美しくヴァイオリンはとても魅力的なのですが、4つの楽器のバランスの取れた四重奏であります。

楷書の美と言うのでしょうか、奇をてらったり特別なこともせず、真摯にベートーヴェンと向き合った演奏です。

このCD買ったのが、10数年前の夏休み、自転車でプールに行った帰り、足を延ばしてショップで購入したのを良く記憶しております。

あまりに素晴らしかったので、翌日もプール→ショップで同じシリーズをもう1枚購入しました。

嗚呼あの時、もう少し夏休みが長くて、後数千円小遣いが残っていればなあ。このベルリン・カルテットのベートーヴェンの全集が揃えられたのに…。

ここはまたブックオフに期待して、探してみましょう。

★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞

★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ

タンスマン「クラリネットと弦楽四重奏のための音楽」他、フェッサール、エリゼQ.

2009-01-08 23:22:53 | Weblog
やっぱ、心身に染み付いたチープな発想と体質はどうにもならないのですよね。

今日は会議でちょっと遅くなり、食べそこなった遅い夕食を。

しかし念頭に浮かんで来るのが、小諸そば、富士そば、マック等の「早い安い系」のみ。

結局、「吉牛」でちょっと飲んで(結構)食べることにらなりました。1,350円也。

実は、会社の周りはお洒落な店が(高級店も)たくさんある地域なのですが、間違ってもそういう店には足が向かないですね。

たまには、美味しいツマミをちょっとと旨い酒を少しだけ、と思わなくも無いのですが、どうしても「安いたくさん」を指向してしまいます。

それに、そんな金があったら激安BOXなり、中古CDを買うわ!またしてもチープな発想となります。

まあ、実際金が無いので致し方無いのではありますが(笑)。

フェッサール(クラリネット、バス・クラリネット)、レイ(ピアノ)、ピエール(ハープ)、エリゼ弦楽四重奏団(NAXOS盤)

アレクサンドル・タンスマン(1897~1986)は、以前ギター曲を取り上げたことがありますが、ポーランド出身でパリで活躍した作曲家。

20世紀前半にパリを拠点に活躍した芸術家達「エコール・ド・パリ」の一員で、「フランス6人組」(デュレ、オネゲル、ミヨー、タイユフェール、プーランク、オーリック)にも誘われたが、独自路線を指向して断ったという作曲家です。

いかにもパリの作曲家という感じのお洒落なギター曲で気に入り、半年前位に購入したCDです。

1.クラリネットと弦楽四重奏のための音楽
2.クラリネット、弦楽四重奏とピアノのための「6人の音楽」
3.クラリネット、ハープと弦楽四重奏のための3つの小品
4.弦楽四重奏のための「三枚折り絵」

の4曲がこのCDに収められています。

近代的な新しい響きの中にもパリの香りを忘れないと言うか…。

例えば、「三枚折り絵」にしても、バルトークやストラビンスキーを思わせるバーバリースティックな音響の中にも「お洒落さ」を失わない、とてもユニークで素敵な音楽であります。

半年ぶりに、たまたま手近にあったから聴いてみたCDですが、色々聴いてみたくなる興味をそそられる作曲家ですね。

★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞

★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ

黛敏郎「《涅槃》交響曲」岩城宏之

2009-01-07 23:10:16 | Weblog
今日は初中本である。

俗世間では七草粥などを食する風習もあるようであるが、我々激辛道を極めん(麺)とする修行者達はそのような軟弱な物は口にせず、ただ冷やし味噌ラーメン(写真、麺大盛)等を食する日なのである。

年越し蕎麦、雑煮と、柔(やわ)な汁物に慣れた胃袋に、唐辛子に塗れた汁が激しく襲いかかって来るかといえばさにあらず。

唐辛子分が欠乏していた肉体に、砂漠に水が吸い込まれる如くスーッと吸収されていったのである。

久しぶり(12/27の「北極の秋」以来)の中本で旨かったのである。堪能したのである。

岩城宏之指揮東京都交響楽団、東京混声合唱団(DENON盤)

後年、音楽評論家や右寄りの論客のイメージの強かった「作曲家」黛敏郎さんの代表作です。

梵鐘の響きを科学的に分析してそれをオーケストラで再現したり、仏教の声明(しょうみょう)を取り入れ、ドラマチックでありながら彼岸を感じさせる独創的かつ壮大な音楽ですね。

1958年に作曲されたこの曲、現在どのように評価されているのか分かりませんが、日本に留まらず現代音楽史の中でも、重要な宗教曲の一つなので無いかという気がします。

また、この曲実演で聴いたら更に素晴らしいでしょうね。オーケストラと声が織り成すこの音響空間の中に是非一度身を置いてみたいものです。涅槃の世界が擬似体験出来るかもしれません。

★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞

★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ

メシアン「アーメンの幻影」オズボーン、ロスコー

2009-01-06 23:05:16 | Weblog
この時代は「天狗党」が幅を利かせているらしく、白い天狗の面を着けた者を多く見掛けます。

また、驚いたことに俳句が随分流行しているようで、皆寸暇を惜しんで、細長い小さな板に何やら書き込んでおります。

未来はもの凄く進んだ世界を想像していましたが、江戸時代と余り変らないようです…。

タイムマシンで昔の人が現代にやって来て、マスク姿の人が携帯いじっているのを見たら、こんな風に思うのでしょうねえ。

ここのところ風邪でずっと天狗姿の私です。

スティーヴン・オズボーン、マーティン・ロスコー(ピアノ)(HYPERION盤)

1.創造のアーメン
2.星たちと輪のある惑星のアーメン
3.イエスの苦しみのアーメン
4.願望のアーメン
5.天使たち、聖人たち、鳥たちの歌のアーメン
6.審判のアーメン
7.成就のアーメン
(邦題は、「ピティナ・ピアノ曲事典」に拠りました)

の7つの曲から成る、ピアノ連弾の傑作。50分ほどの大作です。

オリヴィエ・メシアン(1908~1992)の1942年の作品。

キリスト教に題材を採った現代曲ですが、そこはかとない優雅さが全曲を貫いています。

表面は不協和な音だったり、奇妙なリズムに思われるかもしれませんが、聴けば聴くほど美しく面白い曲であります。

宗教的でありながら官能的。

現代的でありながらロマンチック。

久しぶりに聴きましたが、やはりメシアンはいいですわ。

★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞

★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ

シューベルト「交響曲第7 番《未完成》」バーンスタイン

2009-01-05 21:14:57 | Weblog
いよいよ今日から会社が始まりました。

朝、眠くて電車で爆睡。風邪の為か、休みで寝てばかりいた所為か、この冬初めてコートを着ての通勤だった所為か、マスクも要因か暑くて汗ダラダラで目が覚めました。降車駅の一つ手前だったので、降りたら汗が冷えて寒かったあ~。

気を付けないと、また風邪が悪化しますね。

今日は風邪の為大事を取り、初詣&飲みは欠席させて貰い、早めに帰宅しました。

当面、無理をせず身体を労りましょう。土曜日はゴルフですし。(好きな事はやるのかよ(笑)

バーンスタイン指揮ニューヨーク・フィルハーモニック(SONY盤)

これも先日ブックオフで250円で調達したCDです。最近このパターンばっかりだなあ(笑)。(同じくシューベルト交響曲第5番とのカップリング)

1963年の録音です。

「未完成」ってこんなに力強い音楽でしたっけ?

優しく美しい、昔から好きな曲ですが、筋肉質で力の籠もった演奏に最初ちょっと驚きました。

LP時代、この曲は「運命」と黄金のカップリング。この音源だって「運命」が相方だったこともあるはずです。しかし、この演奏なら「運命」ともガップリ四つで渡り合える、とさえ思いました。

しかし、何回か聴いているとこれもまた一興。「未完成」のまたある一面の美しさを引き出しているように思えて来ました。

「未完成」に正面から向き合った真摯な演奏とも言えると思います。

再現芸術の妙味でしょうし、大好きな曲ということもあり、このちょっと異色の演奏も受け入れられますね。

バーンスタインの若い頃の演奏もっと聴いてみたくなりました。中古で250円で色々ありそうですので、また発掘して来ましょう。

★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞

★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ

ライヒ「ディファレント・トレインズ」クロノスQ.

2009-01-04 19:43:53 | Weblog
大晦日、NHK教育テレビで今年放映した演奏会の総集編をやっているのをチラッとだけ見ました。

メシアン「世の終わりの為の四重奏曲」やこの曲からも一部放映が。

日本人演奏家によるものでしたが(前者のクラリネットのみ外国人奏者)、いずれも見事な演奏でした。

この刺激で久しぶりにこの曲を聴きたくなり、CDを取出しました。

改めて聴いて、必ずや後世に残る現代音楽の傑作の一つだと再認識。

クロノス・クァルテット(NONESUCH盤)

スティーヴ・ライヒ(1936~)が1988年に書いたこの作品は、話し言葉を弦楽四重奏が模倣し、汽車の音やサイレンも加わり、ドラマチックな音楽が構築されて行きます。

1.戦前のアメリカ(両親が離婚した幼年期)
2.戦争中のヨーロッパ(ホロコーストで生き残った3人の体験談)
3.戦後(1、2両方を統合)
という3部構成で、内容的には重いのですが、話し言葉とそれを真似する弦楽器の響きの感覚的な面白さもあって、一気に聴けてしまいます。約17分の作品。

明日から会社なので、今日は短かめです。

★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞

★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ

シベリウス「交響詩《トゥーネラの白鳥》」ベルグルンド

2009-01-03 21:44:10 | Weblog
今日は普通の土曜日の夜である。

時間だってまだ決して遅くない。

お昼まで寝ていて、その後も風邪薬を飲んだら気持ち良く眠れて夜になってしまった。無為無策な一日ではあったがそれも仕方の無いことである。熱は下がったがまだ咳がかなり出るので、療養を最優先すべきなのである。正しい過ごし方だったのである。

今日は連休初日の土曜日の夜、まだ明日も休みなのである。嬉しいのである。

しかも、来週末には3連休も控えている。並の土曜日の夜では無いのである。特にお得な?土曜日の夜なのである。

子供の時から、長い休みの後半になると気分がブルーになります。

では、ブルーにならない為には…。

「過ぎ去った休みの日々を全てキッパリ忘れてしまいましょう!」

そして、この過ぎ去った休みの期間、仕事なり学校なり仮想の過去を構築するのです。

昨日は遅くまで仕事だったんだよな。だから今日丸一日寝ていたって何もやましい事はない。何しろ風邪で咳が出るんだし。医師だって安静が第一だって言っていたしな(先日の医師からはその言葉は無かったが、まあ良く言われる言葉じゃないすかぁ~)

今日は土曜日の夜。夜更かしも出来るし、明日の朝は遅くまで寝ていられる。ラッキー、ラッキー!

パーヴォ・ベルグルンド指揮ベルリン放送交響楽団(BRILLIANT CLASSICS盤)

寝過ぎて音楽を聴く時間が余り採れなくなってしまいました。

この為、「苦手克服」も兼ね、シベリウスの交響詩を一曲。

フィンランディアだけはクラシック聴き始めた頃から好きでしたが、他の曲には馴染みありません。

BRILLIANT CLASSICSのK.ザンデルリンクの交響曲全集に併録されているこの交響詩集(トゥーネラの白鳥だけがベルグルンド指揮)も何回か聴いて馴染めず、うっちゃってありました。

今日はその中の一曲を集中的に繰り返し聴いています。

やっぱり、シベリウスは暗い!

優しく美しい曲なのでしょうが、暗い色調が全曲を覆い尽くしています。

暗い曲自体決して嫌いという訳では無くて、知り得る限りでは最も暗く沈鬱なスウェーデンの作曲家アラン・ペッタション(1911~1980)の交響曲なども聴くのですが、やはり体調が悪かったり、気分がブルーな時は暗い曲は駄目ですね。

まあ、今日は普段の土曜日の夜で時間だってまだ早い、明日も休み~、でブルーになる要素は何一つ無いのですが…。

★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞

★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ