golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

レーガー「ヴァイオリン協奏曲」シェルツァー、ブロムシュテット

2009-01-13 22:29:32 | Weblog
先週の土曜日、病院帰りにブックオフで調達したCDです。

あれ、レーガーにヴァイオリン協奏曲なんてあったんだ!

初めて存在を知った曲です。何しろ250円、買ってみることにしました。

マンフレッド・シェルツァー(ヴァイオリン)ヘルベルト・ブロムシュテット指揮ドレスデン・シュターツカペレ(BERLIN CLASSICS盤)

マックス・レーガー(1873~1916)というと、どうしても「モーツァルトの主題による変奏曲とフーガ」のイメージが強く、他にオルガン曲や室内楽などがあったっけと、渋谷系じゃなかった「渋目系」イメージで、協奏曲があるとは想像もしませんでした。

しかも、何と1時間近い演奏時間!の大作ではないですか。

協奏曲って約30分以下の物が多いじゃないですか。

最長の交響曲は、ブライアンの「ゴシック」だと知っていましたが(未聴)、最長のヴァイオリン協奏曲が何かなど考えたこともありませんでした。

ググってみたところ、Wikipediaの「エルガーのヴァイオリン協奏曲」の項で、45分を超えヴァイオリン協奏曲の歴史の中で最長のものの一つ、最長は50分に及ぶアラン・ペッタションのヴァイオリン協奏曲第2番との記述を見付けました。

当ブログでも以前、交響曲第7番を取り上げた、悲痛極まりない長大な交響曲を書き続けたスウェーデンの作曲家です。

でも待てよ?

「50分に及ぶ」アラン・ペッタションの~とあるが、このレーガーの曲は、このCDの演奏時間を見ると、57分を超えているではないか。とすると、レーガーが最長!?

第1楽章 Allegro moderato 27:35
第2楽章 Largo con gran espressione 15:59
第3楽章 Allegro moderato(ma con spirito) 14:06

昨夜からまだ3回しか聴いていないので真価が分かっていないかもしれませんが、重厚で交響曲の様な感じの音楽であります。

しかし、協奏曲らしくヴァイオリンも活躍するなかなかに聴き応えのある作品です。

特別魅力的なメロディがあったり、個性的であったりする訳ではありませんが、このどっしりした存在感、聴き込めばハマるかもしれません。

ブラームスか、むしろブルックナーの好きな方とかであれば、すんなり受け入れられるかな、という感じです。

長い曲で、華麗さはありませんが、ヴァイオリンが技巧的に活躍するので、退屈せずに聴き通すことが出来ます。

もっと知られて良い曲だと思います。

しかし、ヴァイオリニストは大変でしょうね。約1時間演奏し続けですから。

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