golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

ベートーヴェン「交響曲第9 番《合唱付》」トスカニーニ

2009-01-30 22:21:08 | Weblog
今年の演奏会は1月になったから。

え~~っ、冗談でしょ?

いやぁ、会場やエキストラのスケジュールがなかなか合わなくって。

でもね、普通この曲12月にやるものでしょ。

そうよ。あたしなんか、第九歌うから来て、って親戚中に触れ回っちゃたのよ。勿論、卓也のクラスのお母さん達にもよ。沙織ちゃんのお母さんなんか、ステ~~キ、やっぱり12月は第九ですわ、なんておっしゃって…。今更、1月になりましたなんて言えないわ。

そうよ、そうよ♪

俺だって、第九やるから彼女連れて来い、素敵なクリスマスシーズンになるぞ、って部下に言っちゃったよ。第九、1月になったなんて格好悪くて言えないよ。

そうだ、そうだ♪

皆さん、なかなか息合っていますね。本番も是非その調子…。

冗談じゃないわよ♪

そうだ、そうだ、ふざけるなあ~♪

やっぱり息良く合ってるよ。これなら本番も安心だ。

なんて具合に、12月に第九を演奏出来ず1月にずれ込んでしまうアマオケとかってあるのでしょうか?

ファーレル(ソプラノ)、メリマン(メゾソプラノ)、ピアーズ(テノール)、スコット(バス)、ショウ指揮ロバート・ショウ合唱団、トスカニーニ指揮NBC交響楽団(RCA盤)

前記の様な事情があるという訳では無いのですが、今日は第九です。

先日ブックオフで、これまた250円で調達した品。

トスカニーニは、ヴェルディのオペラなどで親しんで来た指揮者ですが、ベートーヴェンは意外にも初。

昔からベートーヴェンの交響曲に関してはフルトヴェングラーの印象が強すぎて、トスカニーニという発想が湧きませんでした。

しかし、力がこもっていながらスッキリとした切れ味鋭い演奏を聴いていると、ベートーヴェンもトスカニーニ!と思ってしまいます。

ずっと長いこと苦手だったこの曲を好きな曲の一つに変えてくれたある圧倒的な名演があるのですが、この演奏もそれに匹敵するレベルの気がして来ました。今朝からまだ2回目の聴取ですが。

やはりトスカニーニは偉大な指揮者。力漲るだけでなく、第3楽章の憧憬に満ちたカンタービレも絶品。だれたり、甘ったる過ぎたりせず、高貴な美しさを保っています。残響の少ないデットな録音や風貌のせいもあるのか(?)剛直なイメージがあるかもしれませんが、硬軟バランスの取れた指揮者です。

勿論、第4楽章は素晴らしい盛り上がりを見せます。しかし、決して熱狂の中に理性を失わない。

知情理バランスの取れた名演です。

★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞

★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ