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郵政社長辞任!賛成?反対?

2009-10-22 07:18:34 | Weblog

まずは、前回の読者アンケートを振りかえってみます。「あなたのインデックスファンドの理解度は?」では・・・


 1位:アクティブファンドはなかなかインデックスファンドに勝てないことを知っている 63% 2位:何も知らない 11%  〃:指数に連動するファンドであることを知っている 11% 4位:名前を聞いたことがある 5%  〃:特に信託報酬が低いことを知っている 5% 6位:手数料が一般的に低いことを知っている 2%


 となりました。意外にも、と書くと怒られてしまいますが、圧倒的な1位は「アクティブファンドはなかなかインデックスファンドに勝てないことを知っている」ですね!すばらしい。この中では、最も金融知識が必要な選択肢ですから、みなさん、かなりの上級者ということになりますね!


 ただ一方で、いつもの投票だとみなさんの定期預金ニーズは強く、この「矛盾」はどう考えるのでしょうね?筆者はこんな「原理主義」的な理解でいますが、


 ・金融知識が高い → 運用は投資が中心となり定期預金はあまり利用しない


実は、金融知識の高さと投資スタイルは、少なくとも「定期預金に対する好き嫌い」という意味ではあまり相関していないのかもしれませんね。つまり


 ・金融知識が高い → 運用は預金から投資まで人それぞれ


ということなのかもしれません。


 あるいは、もしかすると金融知識が高い人ほど、投資に対するリスクばかり目に付き、案外保守的に預金中心に運用しているなんてことがあるのですかね?そうなるとちょっと笑えませんが、どうなんでしょう・・・。


 いずれにせよ、みんながアクティブファンドに懐疑的になり、インデックスファンドが主流になってくると、いよいよ日本の投資家も一皮むけることになりますね。


 また金融機関の方でも、今までのようなアクティブファンドの高い手数料に依存した投資信託ビジネスから、インデックスファンドの低い手数料でもやっていけるビジネスに転換していく必要があります。そのこと自体は、金融機関にとって目先アンハッピーでしょうけれど、一方で、預金で集めたところでどうせ運用できっこないわけですから、金融機関にとっても、やはり顧客にどんどん投資してもらうしかなかなか成長戦略は描けないと思います。


 顧客にどんどん投資してもらうには、顧客に金融知識を身につけてもらう必要があり、その過程において、顧客がインデックスファンド運用を主とする洗練された投資家に育っていくのは必然ですね。


 目先の手数料収入に拘泥して取り残されるというのは最悪の戦略だと思いますが・・・案外、そういう金融機関とそうでない金融機関とで色分けが進んでいくかもしれませんね。


 いずれにせよ、投信会社という意味では、住友信託投信に続き、三菱UFJ投信が時代を先取りした勇気ある決断をしたわけで、その事自体は素直に評価したいと思います。恐らく、何年か経てば、正しい決断だったことが分かるのではないでしょうか。そうあってほしいものですね。


 では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。11月14日まで。


〔投票〕http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=519


〔前回のコラム〕http://www.ginkou.info/modules/xfsection/article.php?articleid=372


 さて今回は、日本郵政の西川社長の辞任について。


            --- Ginkou ---


10月21日付 編集手帳http://www.yomiuri.co.jp/editorial/column1/news/20091020-OYT1T01322.htm?from=navlc


 堀口大学の詩「現在教秘義」に、〈過去はなまけ者の幻だ/未来は馬鹿者の希望だ〉とある。郵政民営化も、過去と未来のせめぎ合いから始まっている


◆推進派は反対派の主張を国営のぬるま湯に浸った〈なまけ者の幻〉と見、反対派は推進派の主張を未来はバラ色と信じて疑わない〈馬鹿者の希望〉と見た。どちらの主張が正しかったか――民営化からわずか2年余りの現在、答えはまだ出ていない


◆答えは出ていないが、郵政解散・総選挙で示された「民でできる仕事は民で」という有権者の意思は今なお重いものがあろう。政府がきのう閣議決定した「郵政改革の基本方針」には、事実上の国営に逆戻りさせたい意向も見え隠れする


◆国民の財産を二束三文でたたき売ろうとした「かんぽの宿」問題を顧みて、日本郵政・西川善文社長の辞任は当然である。経営者という“ハンドル”に不具合があったからといって、しかし、民営化という“自動車”まで解体する理由にはならない


◆工夫と改良によって、民営化を〈賢者の希望〉に変えていくのが筋だろう。時計の針を〈なまけ者の幻〉に戻してはいけない。


〔 出典:読売オンライン 〕


            --- Ginkou ---


 ついに日本郵政の西川社長が辞任することになりました。筆者は終始、西川氏には同情的でしたので残念でなりませんが、とは言いつつ、こんな不条理・非合理的な環境下で社長を続ける意味は全くないでしょう。


 郵政民営化によるメリットを直接的に感じたことはありませんでしたが、デメリットを生まなかったという点だけでも評価に値すると思いますし、何より、日本の政治家がどれだけ馬鹿なのかよく浮き彫りにした、という点では、意味のあるこの数ヶ月の「抵抗=レジスタンス」だったと思います。どうもお疲れ様でした。まずはゆっくりお休みください。


 しかしまぁ、政治というのは経済からほど遠い世界にありますね。ビジネスというのは「利益」というぶっとい柱がありますから、紆余曲折があっても最後は「ではどれだけ利益があがるのか」という質問によって、大体、物事が決まっていきます。


 また始めただけではすまないのがビジネスの効率的なところですね。ビジネスには常に、これまた「利益」という通知表が否応なく届きます。決断が正しかったのか、間違っていたのか、それはもう冷徹に利益という形で言い渡されますね。黒字ならいいですが、赤字なら改善するより他ありません。


 そしてこれまたビジネスの効率的な点は、失敗する可能性も、ある程度織り込まれたシステムになっているというところでしょう。人間は全知全能ではありませんから、将来を正しく予測するなんてことは不可能です。自分のことですら、明日何が食べたくなるのか予測できないのに、他人が明日何を食べたくなるのか予想できるはずはありません。


 そこで失敗することも考慮した上で、試験的に実施したり、地域を絞って始めたり、あらかじめ許容できる赤字を決めておいて始めたりするわけですね。また、10回チャレンジして4回失敗しても6回成功すればいい、というような「のりしろ」というか「あそび」があるのも特徴ですね。大変、現実に即した、実践的なスタイルだと思います。


 翻って政治の世界はどうでしょうか?政治家は「選挙」官僚は「省益」でしょうから、この時点でバラバラですが、いずれにせよ経済界の「利益」という柱とは全く異なる価値観です。「利益」という通知表も来ませんので「やったらやりっぱなし」ですし、失敗を許容する文化もありませんので、失敗したとしても「これは失敗ではない」といつまでも虚勢をはることになります。方向転換することが不得意ですね。


 要は政治と経済は水と油に近いものだと考えた方がいいのかもしれません。そんな「政治」が民営化を進めていた日本郵政に口を出していいことが起こるわけがありませんが、さらに今度は民営化そのものを揺さぶり始めています。ハッキリ言って、今すぐそんなことをやめて、完全に民営化してほしいですね。非効率な巨大組織を支え続けられるほど日本経済は、もう強くないんです。早く効率化させて、そこで浮いた労働力は、もっと効率的なビジネスに振り向けていくのが日本のあるべき姿でしょう。


 しかし西川社長の辞任に話を戻すと、争点は「かんぽの宿」の売却問題でした。要は「二束三文で売ろうとした」という批判ですが、赤字のビジネスである以上、二束三文でしか売れないのはビジネスでは常識中の常識です。


 またかんぽの宿=国民の財産という議論もあるようですが、もしそこを気にするなら、そこから垂れ流されている赤字をもっと気にすべきでしょうね。今まさに国民の財産が目減りを続けているわけです。1日も早く止血=売却すべきでしょう。


 さらにマヤカシだと思うのは、二束三文で売ろうとした批判している人は、決して「では自分がもう少しお金を出して買おう」と言わない点です。愚弄していますよ。じゃぁ、なぜあなたが買うといわないのか。結局、二束三文だと思っていないから、に他ならないですよね。


 個人的に不思議だったのは、世論調査で、なぜ国民が「かんぽの宿の売却に反対」だったのか、という点です。経済合理性から考えれば、赤字のビジネスを100億円で買ってくれるならありがたい話です。鳩山邦夫人気でもあるのかと思いましたが、原因の1つが分かりました。読売新聞ですね!こんなことを書いていますね。


・国民の財産を二束三文でたたき売ろうとした「かんぽの宿」問題を顧みて、日本郵政・西川善文社長の辞任は当然である。


 チクショー、読売新聞か!!日本最大の、というか世界最大の新聞社にして、このプロパガンダ!!という政治意図はなかったかもしれませんが、しかし「二束三文」とは腹が立ちますね。じゃぁ、お前が買え!100億円くらいはあるでしょう。それで本当に収益化できたら、読売新聞を10部くらい契約しますよ。ついでに嫌いなジャイアンツの応援にもいきますよ。二束三文なら、収益化は楽勝ですよね?


 やはり国民1人1人がしっかり自分自身の価値観を養っていくということだと思います。・・・でもどうやればいいのでしょうね?(苦笑)


 少なくとも複数の新聞を読む・・・ということなんでしょうか・・・それもなぁ。


 さて、今回の読者アンケートは、「日本郵政の西川善文社長は辞任することになりましたが、あなたはこの辞任に賛成?反対?」でいきましょう。11月21日まで。 ■日本郵政の西川善文社長は辞任することになりましたが、あなたはこの辞任に賛成?反対?(11月21日まで)■http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=521


 





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