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65歳での年金支給、早すぎる?遅すぎる?

2014-07-30 08:47:36 | Weblog
まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「周期の異なる4つの景気波動が2014年にそろって上向きとなるため、今回の日本株の上げ相場は2020年あたりまで続く息の長いものになるとの指摘もあるようですが、あなたは上げ相場はいつまで続くと思う?」では・・・

 1位:今年で終わる 46%
 2位:来年で終わる 30%
 3位:2016年まで続く 15%
 4位:2021年以降も続く 7%

 ということになりました。1位は「今年で終わる」という冷静なものですね。さすがに今の株価上昇が今年いっぱいで終わってしまうというのは少し悲観的すぎるのではないかと思いますが、ただ投資に臨む姿勢としては楽観的すぎるよりは悲観的すぎる方がはるかに良いですね。

 そんなわけで筆者自身としては、株価上昇が「今年で終わる」という見立ては悪くないと感じますが、ただ株式市場のバイオリズムから言えば、世界的に金融緩和が続いている中でのバブル崩壊というのはちょっと考えにくいです。

 最近は同じようなことを何度も書いていて恐縮ですが、やはり少なくとも世界経済の中心であるアメリカで金融緩和が終了し、その次のステップである「利上げ」が実施されてから、というのが順当ですね。

 で、その利上げについては今のところFRB自身が認めるように2015年=来年のどこかと目されています。そうなってくると、日本株はともかくとして世界の株式の上昇相場はいよいよ最終局面を迎えることになりますね。

 ということで筆者自身は今回の上げ相場は2016年ごろまで続くのではないかと思っているのですがいかがでしょうか?

 いずれにしても前回のコラムでご紹介したエコノミストの予想のように、「2020年まで日経平均が上昇する」というようなことは100%ないと思います。

 我々があまり実感できない間に、世界の株価上昇の「賞味期限」が確実に迫りつつあることを頭の片隅に入れておいていただければと思います。

 では投票がまだの方は、ぜひ投票をお願いいたします。投票は8月30日まで。

〔投票〕http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=1057

〔前回のコラム〕http://www.ginkou.info/modules/xfsection/article.php?articleid=841



            --- Ginkou ---

OECD事務次長、年金支給年齢引き上げ促す 「制度もたない」

http://www.nikkei.com

 経済協力開発機構(OECD)の玉木林太郎事務次長兼チーフエコノミスト(元財務官)は都内で日本経済新聞の取材に応じた。

 ――日本の公的年金制度改革のあり方をどう考えますか。

 「日本は厚生年金の支給開始年齢を65歳と決めたが、それが実現する時(男性は2025年度、女性は30年度)には持続可能でなくなっている。65歳からの平均余命(男性は約19年、女性は約24年)はあまりに長い。人生最後の10年間は社会で面倒を見るという制度ならいいが、65歳になってから後の面倒を社会が見るというのでは制度がもたない。支給開始年齢は低すぎる」

 ――財政再建はどう進めるべきでしょうか。

 「15年10月に消費税率を10%にあげたとして、(増税の効果が年間を通してあらわれる)平年度になるのが16年度。国、地方の基礎的財政収支を黒字にする20年度まで4年しかない。何年に、何を立法して施行するかという具体的な日程を組むべきだ。それがOECDが求めている『詳細な財政再建プログラム』の意味だ」

 ※抜粋

〔 出典:日本経済新聞 〕

            --- Ginkou ---


 なぜか目に留まり、すっかり腑に落ちてしまったのがこちらの記事ですね。年金支給開始のタイミングとしては65歳と考えるのが一般的ですが、これについてOECDの日本人である事務次長は「支給開始年齢が低すぎる」と喝破しております。

 つまりは70歳や75歳など、もっと後倒しにすべし、ということですね。

 もちろんそのバックグラウンドとしては日本政府の過激なまでの借金体質があります。借金の残高が1,000兆円という時点ですでに笑えませんが、もっと性質が悪いのは、「収入が50兆円に対して支出が100兆円」という完全に破綻した財政構造ですね。

 なぜ勤勉で倹約、貯金好きと言われることもある日本人の政府にここまで浪費癖がついてしまったのか極めて謎ですが、率直に言ってこの浪費体質を更生するのは困難です。全ての税金を倍にするか、全ての財政支出を半分にすれば何とか収支はトントンとなりますが、これだけでは借金は1円も返せません。そこから更なる財政再建努力を上積みする必要があるわけですね。

 そしてそもそも、「税金を倍にする」のも、「支出を半分にする」のも、政治的には不可能です。消費税が3%上昇するだけでも大騒ぎになったわけですが、十分な税金を確保しようと思うと、必要な消費税は20%とも30%とも言われています。我々国民が受け入れるはずがありませんね。

 支出についても、ちょっと抑えただけで「医療崩壊」などと大騒ぎになります。こんな状況では抜本的な改革など永遠におぼつきません。

 バランスをとるなら税金を1.5倍にして、財政支出を2/3するといった具合ですが・・・言うは易く行うは難しです。根本的に解決するためには有権者である我々国民自身がそうした財政改革の必要性を強く感じるか、あるいは、実際に国家財政が破綻し、有権者の意思など関係なくなる事態に陥るか、くらいしかなさそうです。

 現実的にはおそらく後者なのでしょうね・・・。今、我々は二度目の「敗戦」に向けてひた走っている状況にあります。将来、「あぜあの敗戦=財政破綻を止められなかったのか」という分析がなされるのでしょうか。もちろんその原因は我々有権者の無関心さに帰結するわけですが。

 そうした閉塞感を感じていたこともあり、この事務次長氏の「支給開始年齢が低すぎる」発言が心地よく響いたのですね。

 加えて

 ・65歳からの平均余命(男性は約19年、女性は約24年)はあまりに長い。
 ・人生最後の10年間は社会で面倒を見るという制度ならいいが、65歳になってから後の面倒を社会が見るというのでは制度がもたない。


 という指摘は実感としても納得できます。20歳から65歳までの45年間働くということは言い換えれば「残りの40年間は働かない」ということですから、人生の約半分しか働かないということですね。さすがにこれでは人生の中で働く期間が短すぎるというのはよく分かります。

 確かに毎日、通勤電車に揺られ、社内や業務上の様々なストレスにさらされる一方、加齢とともに気力・体力ともに落ちてくるわけで、とっとと引退してゆっくり老後を過ごしたいという気持ちが年々高まってくるのはよく理解できます。

 しかしでは、定年退職した人が本当に悠々自適の幸せな老後生活を送っているかと言われるとかなり微妙ですね。

 むしろ生きがいややりがい、社会の接点、自己実現の場を一気に失い、生活の満足度・充実度が失われてしまうケースも多そうです。そう考えると、そもそも年金支給を遅らせ、今よりもう少し働かないといけない環境というのは、本人のQOL=生活の質を維持するという点ではメリットが多そうですね。

 ちなみに氏の指摘どおり「人生最後の10年間は社会で面倒を見るという制度」に変わっていくのであれば、年金支給年齢は男性で74歳、女性で79歳になるということですね。

 平均余命ではなく、平均寿命に換算すればもう少し前倒しになるかもしれませんが、さすがに70歳を超えてくるとかなり体力が落ちてくるにしても、今のシニアは元気ですから、少なくとも70歳までは十分働くことができそうです。

 しかも求める給与水準としては年金支給額相当でいいわけですから、フルタイムである必要はあまりありませんね。それこそ週4日働いて3日休みとか、あるいは週3日働いて4日休みという形でもOKという人もおられそうです。

 もし本当にそうした雇用条件が許容されるのであれば、フルリタイアに向けての良い準備期間として活用することもできそうですね。

 ちなみに根っからのワーカホリックである筆者自身は今のところ、どんな形であれ、死ぬまでフルタイム労働を期待しておりまして、「年金支給後ろ倒し上等」という立場であります。5年後にはすっかり労働意欲を失っている可能性はゼロではありませんが(笑)。

 いずれにしても、完全に破綻している日本の財政状況を抜本的に変革するためには、こうした痛みを伴う改革を避けて通ることはできません。

 どのようなプロセスを経て財政再建への道のりが出来上がっていくのかイメージすることすら困難ですが、基本的には「問題」というのは先送りすればするほど解決が難しくなっていきます

 国家が本当に破綻してしまうのは困りますが、その前の「小さめのショック、小さめの信用力不安」で我々国民の意識が変わり、財政再建を積極的に進める政治家に投票するようになることを期待したいと思います。

 現段階ではそもそもそうした候補者すら探すのは難しいわけですが。

 では今回の読者アンケートは、「年金支給開始のタイミングとしては65歳と考えるのが一般的ですが、破滅的な日本の財政状況を背景に、OECDの日本人である事務次長は支給開始年齢が低すぎると喝破しております。あなたは年金支給開始時期の後ろ倒しに賛成?反対?」でいきましょう。投票は8月30日まで。

■年金支給開始のタイミングとしては65歳と考えるのが一般的ですが、破滅的な日本の財政状況を背景に、OECDの日本人である事務次長は支給開始年齢が低すぎると喝破しております。あなたは年金支給開始時期の後ろ倒しに賛成?反対?(8月30日まで)
 http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=1059







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メルマガ「間違いだらけの銀行選び」7月号。

2014-07-28 07:00:51 | Weblog
7月号の内容はこのようなものです。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

□ 2014年7月号のコンテンツ □

 1.この1ヵ月で取り上げたキャンペーン

   (楽天銀行、SBI証券、新生銀行他)

 2.最新ランキング

 3.読者アンケート結果

   ・経営破綻し、預金が初めてペイオフの対象となった日本振興銀行です
    が、その後の回収努力により、預金保険で保護されなかった預金につ
    いても弁済率は58%にまで達したようです(弁済継続中)。この弁
    済率は思っていたより高い?低い?

   ・法人不正送金を補填する6条件、1.使い捨てパスワード等の利用、
    2.OS等の更新、3.期限切れソフト禁止、4.セキュリティソフ
    ト更新、5.定期的なパスワード変更、6.正規でない電子証明書禁
    止。これは厳しい?

   ・東京の路線価は6年ぶりに全体で上昇し、場所によっては9.7%も
    上昇したところがあったようですが、不動産に投資したい?したくな
    い?投資するとすれば何に投資する?

 4.今月の世界の株価収益率

 5.自腹で資産運用中!(8年4ヵ月目)

 6.9年7ヵ月目のひとりごと:「終わりの始まり」
   +10,300本+120万円

 7.お問い合わせ

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東京スター銀行:右肩上がり最大1.0%

2014-07-25 12:07:48 | Weblog
今朝発表された全国の消費者物価指数は前年同月比で3.3%上昇したようですね。「3.3%も!」と思われる方も少なくないと思いますが実際にはこの指数には消費税が反映されていますので単純計算では実質的に0.3%しか上昇していないことになります(厳密に言えば105のものが108ですから2.9%上昇ですが)。

 さらに東京都区部では2.8%上昇ということでその3%にすら届いていない計算ですね。筆者の認識に間違いがなければ、つまりは物価上昇=インフレはすっかり勢いを失いつつあることになります。

 もしこのまま物価が落ち着いていくとなるとどうなるのでしょうか?単にもとのデフレ経済に戻るだけですから、市民生活に大きな影響はなさそうですが、しかしデフレ経済打破を目指している安部政権がアベノミクスを拡大させるのは間違いありませんね。

 つまり、更なる金融緩和、更なる財政出動、更なる規制緩和ということです。3つ目の規制緩和については実効性が怪しいですが、少なくとも1つ目の金融緩和と2つ目の財政出動の強化は確実なのではないでしょうか。そうだとすれば金利はさらに低下し、来年秋と目されている消費税増税は後ろ倒しになる可能性が高まることになります。

 そもそも少子高齢化が進む日本で人為的にインフレを創ること自体、やや無理があるような気がしますが、それはともかくとして今後物価がどう動くのか、そして政府・日銀がどのように対応していくのか注目ですね。

 

 さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。

 前回の「キャンペーンを斬る」では、新生銀行の夏の円定期キャッシュプレゼントを取り上げました。詳しい中身はこういうことですね。

■新生銀行「夏の円定期キャッシュプレゼント」キャンペーン

 ・条件:キャンペーン期間中、新規口座開設のうえ、6ヵ月もの・あるいは1年ものの円定期預金に預け入れ
 ・プレゼント金額:
     30万円以上/   500円
    100万円以上/ 1,500円
    300万円以上/ 5,000円
    500万円以上/10,000円
  1,000万円以上/20,000円
  3,000万円以上/60,000円


 6万円は魅力的ですが、残念ながらこれには3,000万円という預金が必要であり現実的ではありません・・・。

 ただ300万円で5,000円もらえるなど、現実的な元本の場合でもそれなりに高水準のキャッシュバックが受けられますね。

 ということで分かりやすくこのキャッシュバック率を年利換算してみます。預け入れ期間が6ヶ月でももらえるわけですから、「年利」に直すと2倍になるわけですね。通常の定期預金金利と同じように「税引き前」でそろえるとこうなります。

     30万円以上/0.41%
    100万円以上/0.38%
    300万円以上/0.41%
    500万円以上/0.50%
  1,000万円以上/0.50%
  3,000万円以上/0.50%


 かなり見栄えが良くなりましたね!今のような低金利の環境下では概ね0.4%を上回る利回りと言うのはかなりの高水準です。

 さて投票結果ですが、5つ★満点で、「3.6」。真ん中である3つ★を上回る良い結果ですね!

 ただ一方で得票は4つ★・5つ★と反対の1つ★に集中しておりまして、意見が分かれている感じですね。新規客限定という点が引っかかった方もおられそうです。

 では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は8月18日まで。

>>>新生銀行の夏の円定期キャッシュプレゼントキャンペーンについて詳しくはこちら

投票:http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=1056

前回のコラム:http://www.ginkou.info/modules/news/article.php?storyid=719


 今回は、東京スター銀行の右肩上がり円定期を取り上げたいと思います。

 

 ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。

■長期金利推移(グラフ期間:1年)



 昨年4月初旬の「異次元緩和」とも称される日銀の新たな金融緩和策発表により、長期金利はむしろ上昇するという、驚きの動きが起きました。

 しかしその後、長期金利は徐々に低下しています。つまりは超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。上記グラフを見ても過去1年でじりじり金利が低下してきたことが分かります。残念なことです・・・。

 さらに足元ではもう一段金利が低下しているのが気になるところですが、本日の長期金利は何と0.525%まで下がってきています!長らく0.6%が強い抵抗線となっていたわけですが、いよいよ0.5%割れも視野に入ってきました。

 今後の金利見通しとしては、やはり異次元緩和が実施されている間は金利が大きく上昇していくシナリオは考えにくいことに加えて、上記の通り物価の方もあまり芳しくなく、さらなる金融緩和が実施されることになれば、それも金利の低下要因となります。

 いずれにせよ当面はさらに金利が下がる可能性があるという前提で預金運用・資産運用をご検討いただければと思います。

 実際のところ、夏の定期預金キャンペーン実施中にも関わらず金利を下げてしまう例も散見されます。それだけ市場金利の低下ペースが速いということですね。ご留意ください。

 そのように預金金利に対する「包囲網」がジリジリと狭められる中で、概ね従来の金利水準を維持している定期預金もあります。その1つが今回取り上げる、東京スター銀行の仕組み預金である「右肩上がり円定期」ですね。

 ちなみに仕組み預金とは、「満期が選べない(銀行が満期を判断する)」といった点や「中途解約できない」といった点が制約となるかわりに金利が高い円定期です。では気になるその金利はと言えば・・・

■東京スター銀行「右肩上がり円定期」

 ・最長6年タイプ
   当初2年/0.45%
   次の2年/0.50%
   次の2年/0.60%

 ・最長10年タイプ
   当初3年/0.80%
   次の3年/0.90%
   次の4年/1.00%


 いずれもなかなかの高金利ですね!最近お目にかかれない金利水準となっています。

 より金利が高いのが「10年タイプ」ですが、10年後まで継続されれば平均金利は「0.91%」ということで、上記の通り足元の長期金利の水準=0.525%を大きく上回る高水準ですね。この金利水準は赤字覚悟の「出血大サービス」というこれまでの表現を通り越して「ありえない金利水準」と言っていいかもしれません。

 少なくとも、かなり意欲的かつ戦略的な金利設定なのは間違いないですね。

 また、今のようになかなか金利が上昇しない金利環境ではこうした仕組み預金は延長されずに途中で満期となってしまうことが多いわけですが、仮にその場合でも、10年タイプなら期間6年=0.85%(平均)ということで、1%近い破格の高金利となります。

 もちろん継続されても高金利が保証されているわけですから、どちらに転んでもメリットは大きいということですね。

 そうした点も参考にして検討されてはいかがでしょうか。

 もう一方の「6年タイプ」も平均金利が「0.52%」と極めて高水準です。5年ものの市場金利も今や0.251%ですからね。その倍以上ということですから、こちらも破格の金利水準と言えます。

 と言うことで、かなり魅力的なこの定期預金ですが、注意点を挙げるとすれば、ここまで市場金利が下がってくると、早晩これらの預金金利も下がる可能性が高いということですね。

 個人的には8月にも金利が下がってしまうのでは?と予感しております(もちろん確証は全くありませんが・・・あくまで筆者の推測です。外れたらゴメンなさい。)。

 もちろん必要もないのにこうした期間の長い預金を利用する必要はありませんが、「今、検討中」と言う方は早め早めに結論を出された方がよさそうです。

 ではここで主要な銀行の5年もの定期預金の金利をチェックしたいと思います。

■5年もの定期預金金利比較(100万円以上)

 ・東京スター銀行    0.45%→0.50%→0.60% ※「右肩上がり円定期」最長6年タイプ
 ・あおぞら銀行     0.45% ※インターネット支店
 ・関西アーバン銀行   0.30% ※インターネット支店
 ・オリックス銀行    0.30%
 ・楽天銀行       0.23%
 ・じぶん銀行      0.20%
 ・住信SBIネット銀行 0.18%
 ・ジャパンネット銀行  0.15%
 ・ソニー銀行      0.14%
 ・三菱東京UFJ銀行  0.03%


 商品性や期間が異なるため単純比較はできませんが、この期間の金利水準だけを見れば、この東京スター銀行右肩上がり円定期あおぞら銀行断トツの高金利と言えそうです。

 ではこの、最大1.0%となる、東京スター銀行の右肩上がり円定期。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・高金利を評価して「★★★★★」としておきます。つまり満点ですね。投票は8月25日まで。

>>>東京スター銀行の右肩上がり円定期について詳しくはこちらについて詳しくはこちら

■最新の定期預金金利比較はこちら
 http://www.ginkou.info/modules/tinycontent/index.php?id=8


最大1.0%となる、東京スター銀行の右肩上がり円定期。あなたの評価は?(投票は8月25日まで) >>>投票はこちら







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株価上昇は2020年まで続く!?

2014-07-23 10:25:02 | Weblog
まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「東京の路線価は6年ぶりに全体で上昇し、場所によっては9.7%も上昇したところがあったようですが、不動産に投資したい?したくない?投資するとすれば何に投資する?」では・・・

 1位:投資したくない 45%
 2位:投資したい/REITなどの証券化商品に投資する 18%
  〃:すでに十分投資しているので様子見 18%
  〃:分からない 18%

 ということになりました。1位は「投資したくない」という冷静なものですね。回答の約半数を占めました。筆者自身も概ね同感です。上昇している地点はあくまで一部分で、全国的にはまだ地価は下落傾向が続いています。

 さらにこれから人口減少時代が待っているわけで、長期投資にも懸念・不安を感じます。

 だとすると数年の単位で売買するイメージとなりますが、そうした短期・中期売買に最も向かないのが不動産ですね。売買にかなりのコストがかかりますし、そもそも買い手がつかなければ売ることもままなりません。

 であれば・・・前回のコラムでもご案内したようにREITを活用して「短期・中期売買と割り切って、値下がりしそうになったら売却し手仕舞う」というのが良さそうです。

 ちなみにREITに関しては、日本の場合、その主要プレイヤーの多くが不動産会社の系列会社となっており、「融通取引」「不透明取引」の温床になっているのではないかと危惧しておりました。

 不動産会社が採算のよい物件をREIT会社に売却するとは思えませんし、むしろ採算の悪い物件や価格上昇の見込みが薄い物件をREIT会社に押し込む強い誘引が働くからですね。

 しかしJ-REITが始まって10年以上が経ちますが、今のところそうした不適切な取引はあまり問題となっていないように感じます。単にまだ表面化していないだけかもしれませんが、当事者はみなサラリーマンであることや、親会社の多くが上場企業であること、そして金融庁が相応ににらみをきかせていることなどが抑止力となっているのかもしれませんね。

 もしそうだとすれば、日本の投資家は投資先の高い順法意識から多大なる恩恵を受けていると言えるのかもしれません。少し性善説すぎるかもしれませんが。

 ちなみに筆者自身はすでにJ-REITに(グローバルREITにも、ですが)、十分投資しているので、むしろ売却のタイミングを探っている状態です。

 では投票がまだの方は、ぜひ投票をお願いいたします。投票は8月16日まで。

〔投票〕http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=1055

〔前回のコラム〕http://www.ginkou.info/modules/xfsection/article.php?articleid=838



            --- Ginkou ---

長期株高 条件は整う インフラ・設備 刷新期に

http://www.nikkei.com

 「日本株は歴史的な大相場になる可能性がある。20年に日経平均株価が3万円になるような」。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の嶋中雄二・景気循環研究所長は予想する。その根拠は、周期の異なる4つの景気波動が14年にそろって上向きとなるためだ。各波動はそれぞれ提唱した学者らの名にちなんで呼ばれる。

 4つの波が上向き、大きな転換点となるのは今回が3回目だ。1回目は1904年。日露戦争、第1次世界大戦を経て、16年あたりまで景気が拡大した。2回目は57年前後。神武景気、岩戸景気、東京五輪をはさんで67年のいざなぎ景気あたりまで続いた。

 超長期の波は、道路や鉄道などインフラ関連投資のサイクルを示す。アベノミクス2本目の矢である機動的な財政出動により、50年ぶりに日本は本格的なインフラ整備に乗り出す。長期の波は住宅・商工業施設への投資に起因する。2020年に開かれる東京五輪に向け、マンションやオフィスビルなどの建設が続く。

 企業の設備投資に基づく中期の波は、日本の経営者がようやく攻めの姿勢を取り戻し、国内で工場建設などに動き出したことを映す。さらに08年のリーマン・ショック後に続いてきた在庫調整も一巡。企業は在庫の積み増しに動き出し、短期の波も上向いてきた。

 4つの投資サイクルが景気拡大を後押ししたのは米国でも同じ。黄金の1960年代と呼ばれたケネディ、ジョンソン大統領の時代や、80年代のレーガン政権の頃だ。日本のアベノミクスも「投資サイクルが重なるというマクロ経済の追い風があるから成功するだろう」(嶋中氏)。

 さらに市場関係者が注目するのが高齢化社会に向けた投資だ。20年のパラリンピックに備え、障害者にやさしい都市づくりをすれば、そのまま高齢者にやさしい都市づくりにつながる。コモンズ投信の伊井哲朗社長は「バリアフリー、ヒートアイランド対策、電気自動車など高齢者や障害者らのニーズの高い銘柄に注目している」と語る。

 海外の短期投資家は株価に即効性のある追加金融緩和に注目してきたが、長期投資家は成長戦略が着実に実行されるかどうかを注目する。法人税率の引き下げなど具体的な政策を、ぶれることなく実行する必要がある。

 ※抜粋

〔 出典:日本経済新聞 〕

            --- Ginkou ---


 ここ数ヶ月、日本の株価は上がったり下がったりを繰り返し、完全にレンジ相場に入った感がありますね。過去1年の日経平均の推移を見るとこのようになっています。

 

 過熱感は全く感じられませんね・・・昨年の大幅上昇がウソのようですが、急激な上昇は急激な下落を招くわけで、こうしたスピード調整は長期的な株価上昇のためにはむしろ好ましいと言えます。

 一方、気になるのが海外株式の上昇ですね。世界の投資と金融と経済の中心であるアメリカの株価はこのようになっています。

 

 この1年間で順調すぎるほど上昇しているのですね!さらにもう少し尺度を伸ばして期間5年で見てみるとこうです。

 

 こちらはより上昇傾向が鮮明で、S&P500は1,000ポイントから2,000ポイントへ、5年間で2倍になったことが分かります。もちろんその前のリーマンショックで株価が半値になったわけですから、実態としては「上昇」というより「回復」に近いのかもしれませんが、さすがに「出来すぎ」の感はあります。

 他方、リーマンショックの後に「希望の星」となった新興国の株価は同じく5年間でこのように推移しています。

 

 ここまで紆余曲折はあったものの、こちらもここ数ヶ月で再度、上昇気流に乗り始めた感がありますね。

 つまりは世界の株式相場は今のところ順風満帆なわけで、投資家としては歓迎すべきことではありますが・・・リーマンショック経験者からすれば、上昇に勢いがつけばつくほど、いつ破裂するかが気になってしまいます。

 その株価破裂を占う最も確かで信頼のおける指標はアメリカの金利です。簡単に言えば景気が過熱し始めれば金利も上昇し始めるわけですが、アメリカの金利が上昇し始めるためには、金融緩和によって金利を大きく引き下げているアメリカの中央銀行であるFRBが、その金融緩和を縮小・終了させ、さらには利上げに踏み切る必要があります。

 それくらい景気に対するFRBの影響力は大きいわけですが、最近、FRBは利上げに関する見通しを発信し、地ならしを始めていますね。具体的には来年=2015年に利上げに踏み切り、いよいよアメリカの金利が上昇し始める可能性が高くなっているわけですね。

 逆に言えば2015年までは安心して株式投資できるともいえるのかもしれませんが、それ以降は景気は過熱期に入り佳境を迎えていくことになります。つまりは株価上昇の終わりが近づいてくるわけですね。

 つまりアメリカの利上げは今回の株価上昇の「終わりの始まり」となるのです。まだ先の話ではありますが、アメリカの金融政策に関するニュースにはご注意ください。

 加えてもう1つ、株式市場の「終わりの始まり」を体感的に感じさせるものとしては、「株価上昇を正当化させるトンデモ説」が出てくることですね。「今回の株価上昇はこれまでと違う」といった、「今度は違う」という論調がその基本スタイルですが、もちろん実際の結果は歴史が証明しているように「今度も同じだった」というものです。

 それと同列・・・というと怒られてしまうかもしれませんが、上記記事でも今回の株価上昇は「周期の異なる4つの景気波動が14年にそろって上向きとなる」ために「今回の上げ相場は2020年あたりまで続く息の長いものになる」という説が紹介されています。

 これもまぁ・・・極めて論拠の薄いものですよね。

 そもそもこの4つの周期が重なったのは過去2回しかないとのことですね。さすがに3~4回は再現されないと説得力はありません

 さらに今回の株価上昇は2009年のリーマンショック後から始まってもうかれこれ6年目に入っています。上記の通り「終わりの始まり」が始まろうとしているタイミングで「ここから上向きになる」といわれてもピンと来ませんね。

 100歩譲って、仮にこの説が正しいとしても2020年まで続く根拠にはなりませんね。

 ということでこうした主張の中身よりも、こうした主張が日経新聞に掲載され始めたことに注目ですね。

 今のところ上記の通り、日本の株価は足踏みを続けており、そうした間はバブルが膨らむことはないとは思いますが、一方、今後株価が上昇すれば、数多くのこうした眉唾な理論が出てくることになります。

 騙されないようにする、というよりも、こうした説が増えれば増えるほど今回の株価上昇の「終わりの始まり」を示唆するわけで、過熱のパラメーターとして積極的に利用したいものですね。

 では今回の読者アンケートは、「周期の異なる4つの景気波動が2014年にそろって上向きとなるため、今回の日本株の上げ相場は2020年あたりまで続く息の長いものになるとの指摘もあるようですが、あなたは上げ相場はいつまで続くと思う?」でいきましょう。投票は8月23日まで。

■周期の異なる4つの景気波動が2014年にそろって上向きとなるため、今回の日本株の上げ相場は2020年あたりまで続く息の長いものになるとの指摘もあるようですが、あなたは上げ相場はいつまで続くと思う?(8月23日まで)
 http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=1057







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実況中継!自腹で資産運用~8年4ヶ月目(前月比-4万円)

2014-07-21 07:32:19 | Weblog
このコラムは筆者の実際の資産運用の推移です。2006年4月から始めた想定ですので、8年3ヶ月目となります。実際はもっと前からやっていますが、この時期に運用を始めた資金があるのでその推移をご案内しています。筆者の失敗や成功から、何か運用のヒントを感じてもらえれば幸いです。

 なお、前号をご覧になっている方は間を飛ばして<4.運用実績>からご覧ください。また、最新号をご覧になりたい方は(本サイトの)メインメニューの「実況中継!資産運用」をクリックしてください。

■前号:http://www.ginkou.info/modules/xfsection/article.php?articleid=832

<1.運用方針>
1.毎日、資産運用するヒマはないし、かけた時間だけの「あがり」は期待できないので、見直しは月1回のみとします。
2.投資対象は分散したいので、投資信託を中心とします。
3.目標利回りは年5%。割合、低めです(笑)。リスクは積極的に取りますが、安全性も重視します。
4.投資方針としては、「逆張り=下がったら買い」を目指していましたが、今や全額投資状態になっていますのでポートフォリオ重視になりました。どちらかというと「上がったら売り」ですかね。
5.投資比率は、リスクが低めの債券を少なくとも1/4くらいは維持しようと思います。


<2.計算方法>
1.筆者の実際の運用結果に基づき利回りを算出しますが、あまり元本が少ないのも迫力がありませんし、あまり元本が多いのも真実味がない、ということで元本を大体500万円くらいに換算して計算します。したがって目標利回り年5%ですから年間25万円くらいの利益を目指すことになります。
2.2006年4月からスタートしたことにします。
3.手数料なども加味します。したがって、運用開始時はいきなりマイナス3%など、手数料分だけマイナスから始まります。
4.計算が面倒なので、お給料などの追加資金は含めません。


<3.現在の運用割合>



 概ね全額投資=フルインベストメントに到達しています。今後はタイミングを見計らって売却しながらバランスを維持していきたいと思います。

 商品別の投資方針ですが、ある程度の安全性を確保する観点から上記の通り債券ものは一定の割合を維持しようと考えています。

 株ものについては、日本株は高配当株と新興市場株に投資しています。日本株についてはそれほど強気ではないものの、長期的には日本債券よりはましなパフォーマンスを期待できることから、現状15%くらいのシェアで保有しています。

 海外株は中国(香港)、アジア、ロシア・東欧などの新興国を中心に投資してきたことに加え、投資の機会を逸してきたインドとブラジルも追加してみました。金額はわずかですけれど。現状、新興国は20%くらいです。

 また海外株の方でも高配当株に投資しています。新興国に偏っているポートフォリオを調整するのが狙いです。

 それ以外には、REIT(不動産投信)にも10%くらい投資しています。インフレに強い資産のはず、です。

<4.運用実績>



 まずは運用実績の前月との比較です。今月は前月比マイナス4万円と残念ながら減少してしまいましたね・・・あらら。

 ただ減少幅自体はそれほど大きくなく「調整」とも言えないレベルですね。「1回休み」くらいのイメージでしょうか。

 実際、個別の資産を見ても、海外債券/新興国海外株式/高配当株などが下落する一方で、中国株アジア株などが上昇しており、結構まちまちですね。つまりは一律に下落しているわけではなく、それほど悲観的になる必要はない、と言えそうです。

 実際のところ、過去1年間の先進国と新興国の株価推移をチェックしてみるとこうなっております。

■先進国の株価(1年:日本を除く、円建て)

 

■新興国の株価(1年:円建て)

 

 キレイな右肩上がりとなっているわけですね!

 特に心強いのは、出遅れていた新興国の株式がようやく力強く上昇し始めている点ですね。これはアメリカの利上げに対する警戒感が和らいでいる上に、中国の不動産市場や理財商品への懸念が後退していることが背景ではないかと思います。

 筆者自身はまだこの後者の中国経済に対する懸念は払拭できておらず、次の金融危機は中国発となるのではないかと密かに懸念しているわけですが、それはやはり中長期的に見れば、という話であって、短期的には中国経済は復調してきており、もちろんそれは世界経済にとっても株式市場にとっても歓迎すべきことですね。

 加えて今回の集計でわずかに損益がマイナスとなった直接的な原因は、ウクライナでのマレーシア航空機撃墜事件ですね。夏休みを迎えたオランダの多数の子どもが犠牲になったということで本当に胸が痛みますが、こうした地政学リスクの高まりにより、先進国を中心に株価が大きく下がりました。

 ただ今回の成績には反映されていませんが、18日のNYダウは+123ドル上昇し、17,000ドル台を回復しています。事件直後の17日には-157ドル下落したわけですから、その下落の大部分をすでに回復したことになります。

 真相究明やこの凄惨な事件を地域の平和実現のためにどう生かしていくのかというのはまだまだこれからですが、少なくとも株式市場への影響は一時的だったということですね。

 そうしたわけで、今回の成績の「足踏み」はあくまで一時的なものに留まる可能性が高く、投資家としてはむしろ、上記グラフが示唆する通り、ここ数ヶ月続く「相場の過熱感」に注意した方がいいかもしれません。

 この勢いがまだまだ続くようであれば、いよいよ世界的にバブルが生み出されていくことになります。投資としては黄色信号が点滅するわけですね。

 しかしリーマンショックでひどい目にあった各国の中央銀行がそうした安直なバブル発生を見過ごすはずもなく、アメリカの中央銀行であるFRBは、現在実施している「金融緩和の縮小」の次のフェーズである「金融緩和の終了」、そして金融緩和とは反対の「金融引き締め=利上げ」に関するシグナルを発し始めています。

 上記の通り、新興国の株価がここ数ヶ月好調だったのは、アメリカの利上げに対する過度な警戒感が後退したからですが、このように金融緩和終了、そして利上げへと着実に進んでいくことになれば、再び大きな株価の下落圧力となりますので注意が必要です。

 つまりはバブルが発生しても注意、バブルが発生しないように中央銀行が動いても注意ということで、どちらにしても注意が求められるわけですが(笑)、株価上昇が終焉し、新たな金融危機が発生したときの破壊力は、やはりバブル発生時の方が強力です。

 前回のリーマンショックでは100兆円単位で世界の株式市場の時価が吹っ飛んだわけですからね・・・恐ろしいことです。

 そう考えると投資家として本質的に警戒しないといけないのはやはり前者のバブル発生の方、ということですね。

 ただリーマンショックから丸6年が経ち、バブル発生が懸念されるほど世界の株式市場が回復してきたというのは、ありがたい面もあるわけですが。

 当方の運用成績もようやく黒字化したわけですからね(笑)。この株式市場の好調がバブルを招かない程度にもう少し続くことを祈りたいと思います。



 通算成績としては、すでに黒字転換している海外債券/先進国海外債券/新興国国内REIT国内株式/高配当株海外株式/高配当株海外株式/中国海外株式/アジア海外株式/インドが今月も黒字を維持しています。ありがたいことです。

 これで全12資産のうち、8資産が黒字転化したことになります。ただ残る赤字資産はブラジル株式を除けば赤字額がかなり残っておりますね。全資産が黒字となるのはまだ相当先と言えそうです。



 全体の通算成績の推移ですが、今月は赤字でしたが小幅だったこともあり、それほど大きく影響しておりません。引き続き黒字が拡大していくことを期待したいと思います。

 目標としては毎年25万円の利益ということなので、10年目となる来年4月での目標は「225万円の黒字」ということになります。道のりは、はるか遠いですが・・・。


<5.今月の追加投資/売却>

 今月は追加も売却もありませんが、当面は購入というよりは売却のタイミングを探っていくことになりそうです。

<6.他ファンドとの比較>

 筆者の運用スタイルはハイリスク・ハイリターンというよりはミドルリスク・ミドルリターンですので、以下2つのファンドと比較しています。

 ・3分法ファンド(内外の株式・不動産・債券に分散して投資)
 ・グローバル・ソブリン・オープン(先進国の債券に投資)

 そうするとこんな感じですね。3分法ファンドが、グロソブがピンクです。



 運用結果が良好だったこともあり、先月から当サイトのポートフォリオが見事に(?)、1位に返り咲いております。他のファンドよりリスクを取っていますので当たり前と言えば当たり前ですが、このまま1位が維持されることを期待しておきます。

 では次回も来月のこの頃に更新予定です。黒字拡大にご期待ください。

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7月の世界の株価収益率を更新しました。

2014-07-19 11:01:14 | Weblog
7月の、世界各国の主要株式市場の株価収益率(PER)一覧を更新しました。

<1.株価収益率(PER)とは?>

 株価収益率(PER)って何?という人にご説明しておきますと、株価が、その会社の利益の何倍くらいになっているか、という株価の割高・割安を示す尺度です。ある会社の一株あたりの利益が1万円として株価が20万円なら、20万円÷1万円=20倍、というわけですね。言い換えれば、「株価は利益の何年分か」を表していると言えます。株価収益率が20倍なら「利益の20年分の株価」ということですね。

 で、なぜこれが大事かというと、株価が割高か割安か、全てこれだけで説明できてしまうような万能のモノサシだからです。歴史上、たくさんのバブルがありましたが、多くは株価収益率が40倍とか60倍とか80倍という、利益額から見れば気の遠くなるような株価になったんですね。

 もちろん当時は、その「高い株価収益率」を正当化するもっともな理屈がたくさんあったのでしょうけれど、結果的にはどんなバブルもはじけ、高い株価収益率は「重力」に負けて低下し(時には破滅的なスピードで)、概ね15倍前後に落ち着いています。株価収益率は、特に株価が割高になっていないかどうか、目安としては「20倍を超えていないかどうか」チェックすればいいと思います。

 一方で例えば15倍未満の株価収益率は相対的に割安といえますが、割安には割安な理由があるので、飛びつくのはオススメしません。あくまで「割高」のチェックに用いると良いでしょう。


<2.今月の株価収益率>

 7月の世界の株価収益率の推移はこんな感じです。



 7月の株価収益率の平均は予想通り上昇しています。ただ、先月の単純平均は13.02倍で、今月は13.09倍と言うことですから、上昇したと言ってもわずかということですね。

 それでも上昇したということは、株価が「割高」になった、ということです。

 株価が「割高」になる理由としては2つで、

 ・株価が上がる
 ・企業の利益が減る


のどちらかです。そこでいつものように最近の株価の動きをチェックしておきましょう。

■日経平均株価(3ヶ月)



■日本を除く、世界の先進国の平均株価(3ヶ月)



■世界の新興国の平均株価(3ヶ月)



 新興国がしばらく続いた足踏み状態を抜け出し順調に上昇する一方で、日本の株価や先進国の株価は「一服感」が出始めていますね。日本株はともかく先進国株はもっと好調かと思いましたが意外にもそうではなかったようです。

 ここ最近の株高を支えてきたのは世界的な金利低下傾向でしたが、いよいよアメリカの中央銀行であるFRBが金融緩和の縮小ならぬ終了時期やその先の利上げ時期までコメントし始めたこともあり、再び金利上昇懸念が出始めているのかもしれません。

 加えてここ数日の急激な株価下落はもちろん、ウクライナ東部での痛ましいマレーシア航空機撃墜事件によるものです。今回の事件はウクライナの親ロシア派ならびにロシアによるものであることはほぼ間違いなく、だとすれば再びロシアと欧米諸国との間の緊張が高まることになります。

 だからと言って大規模な対立が起こるとは考えにくく、いずれ収束するとは思いますし、むしろ今回の事件によって停戦に向けた動きが一気に進む可能性もゼロではありません。

 そうなれば世界の株価も少なくともここ数日の下げを取り戻す展開となるのではないかと思いますが、犠牲者の方々のご冥福をお祈りすると共に、同地に一日も早く平和が訪れることを祈りたいと思います。

 ここで具体的な数値を先月のこの時期と比較するとこういうことです。

・日本 :下がる(15,349円→15,216円)
・先進国:下がる(2,164ポイント→2,147ポイント)
・新興国:上がる(1,737ポイント→1,767ポイント)


 やはり数字の上でも、新興国の株式が上昇する一方で、日本や先進国の株式が下落していますね。

 なお今後の株価の見通しを考えると、ウクライナ問題のような地政学リスクは正直先行きが読めませんが、一方、世界の実体経済自体は確実に復調してきているのは間違いありません。

 上記の通りFRBからさかんに金融緩和終了やその後の利上げに関するシグナルが発信されていることも、それを雄弁に物語っております。したがって今月のように、多少株価が下がっても、今のところあまり弱気になる必要はなさそうです。

 つまりは中長期的に考えれば株価はまだ上昇する可能性が高い、ということですね。

 しかしFRBや、他の国の中央銀行が利上げに踏み切ると、いよいよ2009年から続く株式の上昇相場も「終わりの始まり」を迎えることになります。そしてそれは株価がどんどん割高になっていく流れでもありますね。

 もちろん実際に利上げという動きが出てくるのは2015年以降だと思いますのでまだまだ先ではありますが、そうした世界的な株式市場のライフサイクルを意識しながら投資に臨んでいただければと思います。

 ちなみに、個別のPERはこのようになっています。



 上記の通り今月は株価やPER=株価収益率に大きな変動がなかったこともあり、先月のこの時期の状況とあまり変わりません。

 PERが20倍以上の市場を当サイトでは「割高市場」と定義していますが、今月も先月と同様にアメリカ/ナスダック市場のみが割高市場となっています。

 また、日経225インド南アフリカNYダウ、そしてJASDAQの各株式市場も、先月に引き続き「割高ではないけれど割安でもない市場」に位置しております。

 株価が上昇するのは投資家としてはありがたい反面、その裏返しとして株価が割高となってしまうわけですから注意が必要です。株価が割安なまま上昇していくというのは基本的にはありえませんので・・・。

 今回の株価上昇局面がいつまで続くのかは分かりませんが、これから投資をされる方は十分、ご注意いただければと思います。

 各株価指数のPERの具体的な推移はこちらをご参照ください。

>>>世界各国主要株式市場の株価収益率(PER)推移はこちら
  http://www.ginkou.info/modules/per/







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新生銀行:定期キャッシュプレゼント最大6万円

2014-07-18 12:11:41 | Weblog
今週末から来週にかけて終業式となり、子どもたちはいよいよ夏休みを迎えるようですね。

子どものころの夏休み・・・もう遠い過去の話ですので思い返してみてもほとんど思い出がありません(笑)。海外旅行をするでもなく、長めに帰省し、結構無為に過ごしていたはずですが、不思議と退屈した思い出はありません。一体何をしていたのでしょうか・・・。

ただ筆者が若かりし頃と比較すれば日本円はケタ違いに強くなり、さらには格安航空券やLCCなどの登場により移動コストも劇的に下がり、海外旅行はもはや日常風景となっていますね。

実際、近場の海外なら、沖縄などより安い・早い(沖縄は飛行場から主要リゾートホテルまで結構、距離がありますので)というところもありますしね。社会が進歩し、海外が庶民にも身近となっているのは間違いありません。

一方、その沖縄へも、使っていなかった貨物便の座席スペースを利用してANAが格安の深夜便を飛ばし始めたようですね。値段は1万円程度とか。つまり東京-新大阪の新幹線代より安いわけです。

こうしたお得なサービスを活用して、ぜひ夏を楽しくすごしてみるのはいかがでしょうか。

 

 さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。

 前回の「キャンペーンを斬る」では、SBI証券が取り扱う、小田急電鉄3年もの社債を取り上げました。気になる金利はと言うと・・・

■小田急電鉄株式会社/3年もの社債

 ・3年:0.17%


 さすがに財務体質がピカピカの電鉄会社の社債だけあって、金利面でやはり信用力に反比例した水準となっています。つまりは「低い」ということですね。

 実際、小田急電鉄株式会社の格付けはJCRが「AA-」とトップレベルです。

 むしろこれだけの信用力がありながら、0.2%近い金利というのは「がんばった金利」と言えるのかもしれません。今月の個人向け国債の3年もの金利は0.06%ですからね。「国債の3倍近い金利」と言うことになります。

 ただ一方で、リスクが完全にゼロの定期預金でもキャンペーン金利で3年0.5%もあるわけですからね・・・そういう意味では1,000万円をはるかに超える金融資産がお持ちでない限り、あまり積極的に利用する必要性はなさそうです。

 さて投票結果ですが、5つ★満点で、「2.5」。真ん中である3つ★を下回る残念な結果ですね・・・ただ金利水準からすればこれくらいの評価で妥当なのではないかと思います。

 実際、こうした個人向け社債は「瞬間蒸発」するのが慣わしですが、7月18日現在ではまだSBI証券で販売が継続しておりますね。利用者の方々もしっかり金利水準を見極めた上で判断している、ということなのでしょう。

 では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は8月11日まで。

>>>SBI証券の口座サービスについて詳しくはこちら

投票:http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=1054

前回のコラム:http://www.ginkou.info/modules/news/article.php?storyid=717


 今回は、新生銀行の夏の円定期キャッシュプレゼントを取り上げたいと思います。

 

 ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。

■長期金利推移(グラフ期間:1年)



 昨年4月初旬の「異次元緩和」とも称される日銀の新たな金融緩和策発表により、長期金利はむしろ上昇するという、驚きの動きが起きました。

 しかしその後、長期金利は徐々に低下しています。つまりは超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。上記グラフを見ても過去1年でじりじり金利が低下してきたことが分かります。残念なことです・・・。

 さらに足元では、もう一段金利が低下しているのが気になるところですが、実際、本日の長期金利は何と0.530%まで下がってきています!長らく0.6%が強い抵抗線となっていたわけですが、いよいよ0.5%台が定着しつつあります

 と言うより0.4%台も間近、という表現の方が正確かもしれませんが・・・。

 今後の金利見通しとしては、やはり異次元緩和が実施されている間は金利が大きく上昇していくシナリオは考えにくいですね。加えて、世界的にも金利の低下が進んでおり、こうしたことも巡りめぐって国内金利の低下要因となります。

 ウクライナでの痛ましい旅客機撃墜も金利低下要因となっているようですしね。なぜあんな危ない場所を飛行していたのでしょうか・・・。

 いずれにせよ当面は金利が上がらないという前提で預金運用・資産運用をご検討いただければと思います。

 さていよいよボーナスシーズンも終盤戦となりつつあるなかで、各銀行の金利の引き上げや、夏の定期預金キャンペーンはほぼ出揃ったと言えそうです。

 そうした中、まだ取り上げていなかったのが今回の新生銀行の「夏の円定期キャッシュプレゼント」キャンペーンですね。

 ただし・・・今回のキャンペーンは、あくまで「新規口座開設客限定」となっておりますので、この点はご注意ください。詳しい中身はこういうことですね。

■新生銀行「夏の円定期キャッシュプレゼント」キャンペーン

 ・条件:キャンペーン期間中、新規口座開設のうえ、6ヵ月もの・あるいは1年ものの円定期預金に預け入れ
 ・プレゼント金額:
     30万円以上/   500円
    100万円以上/ 1,500円
    300万円以上/ 5,000円
    500万円以上/10,000円
  1,000万円以上/20,000円
  3,000万円以上/60,000円


 6万円は魅力的ですが、残念ながらこれには3,000万円という預金が必要であり現実的ではありません・・・。

 ただ300万円で5,000円もらえるなど、現実的な元本の場合でもそれなりに高水準のキャッシュバックが受けられますね。

 ということで分かりやすくこのキャッシュバック率を年利換算してみるとこうなります。預け入れ期間が6ヶ月でももらえるわけですから、「年利」に直すと2倍になるわけですね。

     30万円以上/0.33%
    100万円以上/0.30%
    300万円以上/0.33%
    500万円以上/0.40%
  1,000万円以上/0.40%
  3,000万円以上/0.40%


 これでも結構、魅力的な水準となっていることがわかりますが、実際にはこれは「税引き後」の利回りですので、通常の定期預金金利と同じように「税引き前」でそろえるとこうなります。

     30万円以上/0.41%
    100万円以上/0.38%
    300万円以上/0.41%
    500万円以上/0.50%
  1,000万円以上/0.50%
  3,000万円以上/0.50%


 かなり見栄えが良くなりましたね!今のような低金利の環境下では概ね0.4%を上回る利回りと言うのはかなりの高水準です。条件もリスクのない円定期預金に預け入れるだけでいいわけですからね。

 一点、注意点を挙げるとすれば、上記のように数字のあやというか、切りがいい数字に揃えたための偶然の産物だとは思いますが、30万円のときや300万円のときより、100万円のときの方が利回りが下がってしまうのですね!ご注意いただければと思います。

 「夏の」といいながらキャンペーン期間は10月31日までと秋の終わりくらいまで続きますので(笑)、じっくりご検討ください。

 ちなみに久しぶりに新生銀行の決算をチェックしてみると、2014年3月期の当期利益は414億円ということでかなりの規模となっています。

 一方、気になるのは前年の511億円から2割近く減少してしまっていることですね。アベノミクスにより日本経済全体が上向いた時期だっただけに違和感があります。もちろんだからといって銀行経営が傾いてしまうことはないでしょうけれど、稼げるときにしっかり稼ぎ、積極的に顧客還元してほしいものですね。

 もちろんメガバンクよりはよっぽど顧客還元しているとは思いますが・・・。

 では、ここで主要な銀行の1年もの定期預金の金利と比較してみたいと思います。

■1年もの定期預金金利比較(300万円以上)

 ・新生銀行            0.41% ※6ヶ月、キャッシュプレゼント
 ・東京スター銀行         0.40%
 ・しずぎんインターネット支店   0.35% ※キャンペーン金利
 ・あおぞら銀行インターネット支店 0.30%
 ・関西アーバン銀行        0.30%
 ・オリックス銀行         0.27%
 ・住信SBIネット銀行      0.25% ※キャンペーン金利
 ・楽天銀行            0.25%
 ・ソニー銀行           0.20%
 ・ジャパンネット銀行       0.10%
 ・三菱東京UFJ銀行       0.03%


 やはり利回りで計算すればトップクラスということですね。参考にしてみてください。

 ではこの、キャッシュプレゼントの利回りが0.38%~0.50%となる、新生銀行の夏の円定期キャッシュプレゼントキャンペーン。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・高い還元率を評価して「★★★★★」としておきます。つまり満点ですね。投票は8月18日まで。

>>>新生銀行の夏の円定期キャッシュプレゼントキャンペーンについて詳しくはこちら

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 http://www.ginkou.info/modules/tinycontent/index.php?id=8


キャッシュプレゼントの利回りが0.38%~0.50%となる、新生銀行の夏の円定期キャッシュプレゼントキャンペーン。あなたの評価は?(投票は8月18日まで) >>>投票はこちら








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地価上昇は投資のチャンス?そうでもない?

2014-07-16 11:29:24 | Weblog
まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「法人不正送金を補填する6条件、1.使い捨てパスワード等の利用、2.OS等の更新、3.期限切れソフト禁止、4.セキュリティソフト更新、5.定期的なパスワード変更、6.正規でない電子証明書禁止。これは厳しい?」では・・・

 1位:妥当 44%
 2位:厳しい 22%
  〃:易しい 22%
 4位:かなり厳しい 11%

 ということになりました。1位は「妥当」ということで約4割ですね。筆者も概ね同じ意見ではありますが、ただ実際に法人という組織として対応するのはちょっと難しい面があるかもしれません。

 使い捨てパスワードやOS・セキュリティソフトの更新などは業務で定期的にやれてしまうと思いますが、気になるのはパスワードの更新ですね。結局、毎月変更するにしても最新のパスワードをポストイットでモニターの上にペタっと貼ることになり、セキュリティレベルはむしろ下がってしまうように思えるのは筆者だけでしょうか?

 それでもメールなどのデジタルデータで共有するよりははるかにマシかもしれませんが・・・。

 そうした懸念を感じる方が他におられるのか、全体の分布はこのようになっておりまして、意外に分散したと言えるかもしれません。

 ・妥当  : 44%
 ・厳しい : 33%
 ・易しい : 22%


 会社の管理体制によって、こうした基準が易しいと思えるのか厳しいと思えるのか分かれてくる、ということですかね・・・。

 ただいずれにしても法人の場合、被害に遭った場合の影響が大きいですので、特に責任者の方は十分ご注意いただければと思います。・・・そう考えると深刻なのが責任者があいまいな場合ですね。

 セキュリティ担当がいない会社はまずそうした責任者を置くことが防犯の最初の一歩と言えるのかもしれません。

 では投票がまだの方は、ぜひ投票をお願いいたします。投票は8月9日まで。

〔投票〕http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=1053

〔前回のコラム〕http://www.ginkou.info/modules/xfsection/article.php?articleid=837



            --- Ginkou ---

都内路線価、6年ぶり上昇 新宿や銀座けん引

http://www.nikkei.com

 東京国税局が1日発表した東京都内の2014年分の路線価(1月1日時点)は、前年比で平均1.8%上がった。変動率がプラスとなるのは08年以来6年ぶり。商業施設やオフィスが集積する新宿や銀座など都心部で特に上昇が目立つ。景気回復や20年の東京五輪への期待感が地価を押し上げているようだ。

 都内の税務署管内ごとの最高路線価は48地点のうち47地点で上昇した。5%以上のプラス地点は昨年の1地点から14地点に増えた。青梅税務署管内の1地点が横ばいで、下落地点は08年以来6年ぶりにゼロとなった。

 都内で最も路線価が高かったのは、中央区銀座5丁目の「銀座中央通り」で、1平方メートルあたり2360万円と9.7%上昇。29年連続で全国最高路線価となった。

〔 出典:日本経済新聞 〕

            --- Ginkou ---


 この夏は上場企業を中心にボーナス支給額が大きく増えるなど、景気回復の恩恵が着実に家計に及び始めておりますね。

 消費税増税の影響もあるとは思いますが、インフレ率も上昇傾向にあり、昨年ほどの勢いはないにせよ、日本経済が徐々に上向いているのを感じます。

 残念ながら株価が上がったり下がったりを繰り返し、なかなか本格的に上昇しないので実感しにくくなっている面はありますが、やはり全体的には日本経済は概ね回復しつつあるということなのでしょう。

 そうした景気回復やインフレの影響は地価にも当然影響しておりまして、先日発表された2014年1月1日現在の路線価では、東京都内の路線価がついに6年ぶりに上昇した、ということです。

 6年前といえば2008年1月ですからリーマンショックの直前ですね。

 言い換えればリーマンショック以降、6年間、東京都内の地価はずっと下がりっぱなしだったということになります。デフレが進行していたということになります。

 今回の上昇ですが具体的には上記記事の通り、都内平均で前年比1.8%上昇した、ということですね。景気回復がいつまで続くかは分かりませんが、まだまだ上昇していく可能性はあります。

 加えて平均上昇幅が1.8%ということは、上昇している地点はもっと上昇しているはずで、実際「銀座中央通り」は9.7%も上昇したようです!10%近い上昇率と聞くと興味がわく人も少なくなさそうですね。

 もちろん明日新たな金融危機が起こり、経済がクラッシュし、地価も大暴落してしまう可能性はゼロではありませんが・・・。

 それはともかくとして、路線価ベースで東京都内はついに上昇に転じたわけですが、もちろんこうした動きは東京だけに留まらず、地価上昇の流れは首都圏の他の県や、愛知県、大阪府にも広がっています

 となると株価にせよ、為替相場にせよ、「値上がり」と聞くとムズムズしてしまうのが人間の性というもので、それは地価や不動産価格も例外ではありません。「何か投資チャンスはないかな?」と頭によぎるのではないでしょうか。

 ではそうした値上がり益を期待して不動産に投資するとして、どういった方法があるかと言えば、大きく分けると、

 1.自宅を購入する
 2.自宅をより値上がりしやすそうな場所に住み替える
 3.投資用マンションなどの実物資産に投資する
 4.REITなどの証券化商品に投資する


 の四択となってきます。

 これらの中でまず「論外」なのが、3の投資用マンションなどの実物資産に投資するという手法ですね。まだ「土地を所有していて、建物も自己資金で建てられる」という方なら勝てるチャンスがありますが、「足りない資金を借入でまかなおう」とするならそこで負けが確定です。

 少子高齢化が進む中、賃貸業界も競争が激しくなっており、割高なローン金利を払ってまで利益が出るようなオイシイ物件というのはまずありません

 もしあっても、オーナーが手放しませんし、仮に手放したとしても不動産屋が手放しません。万が一、オーナーも不動産屋も手放さざるを得ない場合でも、真っ先にその不動産屋の得意先に売却されるはずですね。

 不動産市場に売却物件として流通している時点で、オイシイ物件のはずがありません

 実際のところ、投資用マンションを購入して思い通りのリターンを長期的に得られている人の話は聞きませんし、金融危機の際、真っ先に倒産するのはこうした投資用マンションの開発会社であり、投資用マンションの販売会社ですからね。

 いかにこうした投資がオイシクないかを雄弁に物語っております。

 一方で1の自宅を購入するや、2の自宅をより値上がりしやすそうな場所に住み替える、というのは少なくとも自分たちが住み続けている間は「空室リスク」はゼロですし、投資用物件と違って、自己居住用の住宅に対するローンはご存知の通り歴史的な低金利ですので、アリと言えるのかもしれません。

 ただし、本当に値上がりするのか、あるいは値上がりしたとしても売れるのか、はたまた値上がりして売れたとしても、次に割安な物件を見つけることができるかどうかはわかりませんが・・・。

 そうしたわけで現実的には4のREITなどの証券化商品に投資する、というのが選択肢となってくるのでしょうね。

 そこでここ最近のREITの値動きをチェックするとこうなっています。

 
 
 野村のJREITのインデックスファンドの基準価額の変遷です。全く分配されていないようですので値動きが分かりやすいです。要するに1年前と比較すると20%程度、3年前と比較すると80%程度上昇しているということですね。80%

 2013年初頭には下落した局面があったものの、その後は順調に上昇しています。不動産の値上がり益を狙うなら・・・やはりJREITで十分そうですね。

 JREITであれば分散投資ができますし、いつでも売却できるというメリットがあります。

 逆にどこかで売却しないとヒドい目にあうかもしれません。前回のリーマンショックは震源が不動産関連の証券化商品ということもあって、REIT価格は国内外で大きく下落しました。

 ということでオススメとしては、「地価の値上がり益を狙うならREITを利用しつつ、金融危機が発生しそうになれば真っ先に売却すべし」ということですね。参考にしてみてください。

 では今回の読者アンケートは、「東京の路線価は6年ぶりに全体で上昇し、場所によっては9.7%も上昇したところがあったようですが、不動産に投資したい?したくない?投資するとすれば何に投資する?」でいきましょう。投票は8月16日まで。

■東京の路線価は6年ぶりに全体で上昇し、場所によっては9.7%も上昇したところがあったようですが、不動産に投資したい?したくない?投資するとすれば何に投資する?(8月16日まで)
 http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=1055







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7月の金利比較、更新しました(その2)。

2014-07-14 08:35:14 | Weblog
さて、先週に引き続き、外貨預金・投資信託・カードローン・セキュリティのサービス一覧と証券会社比較を更新しました。

なお、先週更新した口座サービスと円定期預金金利比較、FX比較、住宅ローン金利比較についてはこちらからご確認ください。
■今月の金利更新(その1):
 http://www.ginkou.info/modules/news/article.php?storyid=716



5.外貨預金・外貨定期預金比較
  http://www.ginkou.info/modules/tinycontent/index.php?id=20


 今月は外貨預金に関して特に新しいキャンペーンはなさそうです。

 ちなみに、ついにジャパンネット銀行が外貨預金サービスを始めていますね!為替手数料も低くて魅力的です。

 さて評価ですが、いつものように楽天銀行ソニー銀行三井住友信託銀行住信SBIネット銀行に加え、高金利が魅力的な東京スター銀行、キャンペーンが魅力的なじぶん銀行、そして上記の通り外貨預金の提供を開始したジャパンネット銀行を★★★としています。

 米ドルは、リーマンショック後のアメリカの金融緩和の影響を受けてずっと下落が続いてきました。つまり円高が進んできたということですね。

 しかしながら。

 安部政権の発足と共に2013年から円安を試す動きとなり、あっという間に100円を超える円安となりました。

 これは、貿易収支の赤字による実需の円安圧力に加え、昨年4月4日に発表された「異次元」と形容される、日銀の新たな金融緩和策の影響が大きいですね。

 さらに海外に目を向けると、アメリカ経済は一足早くリーマンショックから立ち直り、順調に回復してきました。そしてついにアメリカで金融緩和縮小が始まったこともあり、さらなる円安の進展が期待されています。

 ただ足元では日本の追加金融緩和期待が後退していることに加え、世界的に金利が低下していることもあり、為替相場は奇妙な落ち着きの中にあります。グラフを見ると見事なまでにレンジ相場ですね!

 もちろん日本の個人投資家からすればやはり円安トレンドの方が投資しやすいですね。レンジ相場を抜け出し、再度円安局面となることを期待したいと思います。

 <ドル円為替チャート(1年)>
  

 対ユーロでも、これまでの円安傾向がやや一服し、レンジ相場入りですね。

 <ユーロ円為替チャート(1年)>
  

 一方、豪ドルは、ユーロ・米ドルとはかなり異なった動きです。徐々に円安傾向となってきました。

 <豪ドル円為替チャート(1年)>
  

 なお、2014年の当サイトのユーザー人気ランキングでは、住信SBIネット銀行が1位となっています。

 ■外貨預金ランキング
  http://www.ginkou.info/modules/ranking/index.php#4


6.投資信託比較
  http://www.ginkou.info/modules/tinycontent/index.php?id=17


 今月はジャパンネット銀行の「投信口座開設キャンペーン」が新しいキャンペーンですね。

 それ以外にもボーナスシーズンということもあって多くのキャンペーンが提供されています。投資を検討されている方はぜひこういったお得なキャンペーンを利用してみてください。

 さて評価ですが★★★は、積極的なキャンペーンを実施している楽天銀行ジャパンネット銀行にしています。

 また、投資信託のラインナップについては、多くの銀行でラインナップが充実してきて、さらにメガバンクもノーロード(手数料無料)ファンドを販売し始めたこともあり、「ノーロードファンド」の観点から住信SBIネット銀行(SBI証券)楽天銀行(楽天証券)ジャパンネット銀行を★★★としています。

 なお、2014年の当サイトのユーザー人気ランキングでは、新生銀行が1位となっています。

 ■投資信託ランキング
  http://www.ginkou.info/modules/ranking/index.php#5

 ※投資信託リターン率(1年)ランキング
  http://www.ginkou.info/modules/tinycontent/index.php?id=17#4


 2014年7月の投資信託1年リターン率ランキングは・・・これまで長らく1位に君臨し続けていた「JASDAQ-TOP20指数ファンド」が一気にいなくなったわけですが、道連れのように他の日本株ファンドもほとんどが姿を消しました。

 つまりは日本株が大きく上昇してから1年以上が経つ一方で、それ以降、上昇が続かなくなったために成績がここに来て大幅に悪化した、ということですね。

 ちなみにご案内してきたようにこのファンドの好成績の原動力は「パズル&ドラゴン」のヒットで株価を大きく伸ばしたガンホー株ではないかと思いますが、その株価のここ1年間の推移はこのようになっています。

 

1年前に大きく低下して以来、低迷し続けているわけですね・・・こうした株に投資するファンドが姿を消すのもやむなしです。

 その後で1位となったのはどういったファンドかと言うと「ドバイ・アブダビ株ファンド」ですね!個性的なファンドです・・・。リターン率も高く、しばらく中東株式ファンドの時代が来るのかもしれないと思ったのですが、こちらは長続きせず、今月は8位まで下がっています。

 来月にはいなくなる勢いですね・・・。ということでドバイの株式チャートをチェックするとこうなっています。

 

 昨年のこの時期と比較すれば大きく上昇していますが、その一方でこの2ヶ月でかなり崩れてきていることが分かります。やはりこれまでのようなリターン率を期待するのは難しそうですね。

 では今月はどんなファンドが1位になったかと言うと・・・いきなり現れた「HSBC インド・インフラ株式オープン」ですね!

 そしてこの好調は他のインド株式ファンドも同様で、1位から3位までを独占しているほか、上位10ファンド中5ファンドをインド株式ファンドが占めている状況です。インド株式といえば最近はずっと低迷している印象があったのですが、インドの株価をチェックするとこうなっています。

 

 んーどうでしょう?確かに1年前と比較すると30%くらい上昇していますが、50%~70%という上記インド株式ファンドの1年ものリターンからは大きな乖離があります。個別にものすごく上昇した銘柄があるのか、あるいは同時に円安ルピー高が進んでいるのかはわかりませんが、こうした成績を維持できるのか注目ですね。

 足元では少しインドの株価が下落している点が気になるところですが・・・。

 しかし、このようにバラエティ豊かなファンドが毎月いろいろと出てくる状態というのは純粋に面白いですね。来月はどういったファンドがランクインして楽しませてくれるのか、こちらも期待しておきたいと思います。


7.カードローン比較
  http://www.ginkou.info/modules/tinycontent/index.php?id=30

 
 まず銀行系のカードローンを比較してみます。★★★は、信用力があって最低金利が3.0%と低いオリックス銀行の「オリックス銀行カードローン」と、3.3%の三井住友カードの「三井住友カードゴールドローン」となりました。


 また、ジャパンネット銀行が「ネットキャッシング」の最低金利を2.5%まで引き下げたようですね!こちらも★★★としておきます。

 次に銀行グループ傘下のローン会社のカードローンですが、やはり銀行本体のカードローンと比べると金利は全般的に高いですね。銀行本体のカードローンの審査に落ちた場合などに利用すればよいと思います。

 この中では、一旦返済すれば何度も1週間無利息になる、新生銀行グループのシンキと、最低金利が4.7%となっているアコム、そして4.8%となっているモビットを★★★としました。

 なお、2014年の当サイトのカードローン人気ランキングではオリックス銀行が1位となっています。

 ■カードローンランキング
  http://www.ginkou.info/modules/ranking/index.php#7


8.セキュリティ比較
  http://www.ginkou.info/modules/tinycontent/index.php?id=18


 最近のセキュリティに関する動きといえば、住信SBIネット銀行が2月から、スマートフォンを利用した認証サービス「スマート認証」の取り扱いを開始しています。振込みのたびにスマートフォンで認証するものでセキュリティレベルはかなり高そうですね。

 また、三井住友銀行が昨年10月から、新たな認証方式である「パスワードカード」の導入を開始しています。既存のワンタイムパスワードとの違いは大きくなさそうですが、持ち運びのしやすさなどの利便性は相対的に高まっているようです。

 加えてりそな銀行も、これまた新たな認証方式である「ワンタイムパスワード生成アプリ(ソフトウェアトークン)」の導入を開始しています。 こちらも利便性が高そうですね。

 さらに三菱東京UFJ銀行は、インターネットバンキング専用の無料ウィルス対策ソフトの提供を始めています。

 このように各銀行がセキュリティ強化を急ぐ理由はと言えばもちろん、インターネットバンキング経由での不正送金被害が増加しているためですね。報道によれば2013年の1年間の被害額が約14億円になった、ということです。オレオレ詐欺などと比較すれば被害額は一桁少ないですが、それでももちろん注意が必要です。

 ちなみに新たな不正の動きとしては法人向けインターネットバンキングが狙われているという話ですのでお心当たりの方、会社の方は十分ご留意ください。

 こうした不正送金の主な手口ですが、1つ目は偽のポップアップ画面によるもの、ということですね。

 具体的にはウイルスに感染したコンピューターで、メガバンクなどのインターネットバンキングにログインすると、偽のポップアップ画面が表示されて、そこに騙されて乱数表の番号などを入力してしまうと、情報が盗まれ、犯人に不正にログインされてしまう、という手口です。

 偽画面の例は、各銀行が発表していますので参考にしてみてください。

 不正送金の主な手口の2つ目は、被害が拡大しつつあるフィッシングメールです。フィッシングメールと言われると何かハイテクなものかと不安になりますが、実際にはこちらも偽のポップアップ画面の手口と同様に、添付ファイルに暗証番号等を入力させ、送信させるというアナログのものですね。

 どちらも確かに巧妙ですが、自衛手段は簡単ですね。「何があっても乱数表の全ての組み合わせを入力しない」ということに尽きます。

 インターネット上でいくら不正な細工をしても、手元にある乱数表の数字の情報を直接奪うのは不可能です。被害に遭うのは主にこうした数字を全て入力してしまった場合だけですね。結局のところ、最後はパソコンではなく人が騙されるかどうかにかかっています。今一度、上記原則を胸に刻みこんでいただければと思います。

 通常、乱数表の入力は3マス程度だと思いますが、4マス以上だと「おかしいぞ?」と思う姿勢が重要ですね。

 ここで評価のポイントですが、以下の6つです。まだ全てが○の銀行はありません。

 <評価のポイント>
 1.生体認証カード
 2.ICカード
 3.乱数表
 4.ワンタイム・パスワード
 5.出金メール通知
 6.不正利用保険


 ★★★はみずほ銀行三井住友銀行楽天銀行シティバンク銀行の4行としました。

 なお、2014年の当サイトのユーザー人気ランキングでは新生銀行が1位となっています。

 ■セキュリティランキング
  http://www.ginkou.info/modules/ranking/index.php#9


9.証券会社比較
  http://www.ginkou.info/modules/tinycontent/index.php?id=31


 株式の現物手数料については、SBI証券楽天証券マネックス証券、そしてGMOクリック証券がずば抜けて低いですね。特に利用する回数が多そうな、売買金額が10万円までが150円以下、50万円までが400円以下、100万円でも650円以下と、1,000円を大幅に切る水準ですね。魅力的です。

 このSBI証券楽天証券マネックス証券、そしてGMOクリック証券を★★★としました。

 また、証券会社の口座開設キャンペーンについては、取引条件がいろいろありますが最大で2万円程度もらえるわけで、どうせ口座を開設するなら、ぜひこういったキャンペーンを併用していただければと思います。

 さて株式相場ですが、2008年のリーマンショック、2011年の東日本大震災が転機となり大きく下落し、その後はどんぶらこ、どんぶらこと、日経平均で言えば8,000円から9,000円の間を行ったり来たりする日々が続いておりました。

 そんな低位安定中だった日本の株価ですが、2013年から上昇を始め、日経平均はあれよあれよと言う間に1万円を突破し、一時は16,000円に迫るところまで上昇しました!

 このように株価が上昇した最大の要因はアベノミクスへの期待と、大規模な金融緩和によるものですね。金融緩和が実施されれば原則的には円があふれることから円安要因となるわけですが、実際に大きく円安が進み、それと歩調を合わせるように株価も上昇してきました。

 ただここ最近は14,000円から15,000円の間をウロウロする完全なレンジ相場に入った感がありますね。

 円安になったからといって輸出が増える兆しはありませんし、一方でどんどん進むかに思えた為替相場も不思議な小康状態に入っています。

 アメリカの金融緩和終了が明確になってきた一方で、今度はポルトガルの銀行への信用不安が出始めています。良い材料と悪材料がちょうど打ち消しあっているという状況なのでしょうか・・・。

 いずれにしても実態経済の回復と共に株価も再上昇してくれることを期待したいと思います。

 <日本の株価/日経225(1年)>

  

 一方、世界の株価は日本株と違い、しっかり上昇トレンドを維持しています。こちらも、このまま堅調に推移することを期待したいと思います。

 <世界の株価/MSCIコクサイ(1年)>

  

 なお、2014年の当サイトのユーザー人気ランキングではGMOクリック証券が1位となっています。

 ■証券会社ランキング
  http://www.ginkou.info/modules/ranking/index.php#10


 各銀行のサービスを調べたら、ぜひ「2014年版」ユーザーランキング投票にもご参加ください。あなたの1票が、結構、重要です。

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SBI証券:小田急電鉄債3年0.17%

2014-07-11 12:29:11 | Weblog
サッカーワールドカップの決勝はドイツvsアルゼンチンとなりました。因縁の対決ですね。筆者の周りにはドイツファンもそれなりにおりますが、筆者は断然アルゼンチンです。これはもう理由などあってないようなもので、フィーリングの問題です。

 特にドイツがブラジルに大勝してから判官びいきの血が騒ぎ、よけい南米勢に肩入れしております。南米開催=南米優勝というジンクスも守ってほしいですしね。

 いずれにせよスポーツを楽しむ第一歩は、中立的に見るのではなく、お気に入りの選手とお気に入りのチームを見つけることですね。4年に1度の頂点をぜひお楽しみいただければと思います。

 翻って日本のサッカーですが・・・4年後に大きく飛躍させようと思えば、大量に有望な選手を帰化させるというのも手かもしれませんね。オリンピックなどではよくやられる手法ではありますが、フランスやイングランド、スイス代表の半数近くはアフリカ系ですし、ドイツ代表にもトルコ系が多いです。

 こうした方々はつまりは、歴史的につながりの深い国々から移民されてきた方々の子孫であることが多いわけですが、「スポーツの底上げ」という切り口から、わが国の移民政策を進めていくのも面白いかもしれませんね。

 

 さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。

 前回の「キャンペーンを斬る」では、楽天銀行の「夏のボーナスキャンペーン」円定期預金特別金利を取り上げました。気になる金利はと言うと・・・

■楽天銀行「夏のボーナスキャンペーン」円定期預金特別金利

 ・3ヶ月:0.15%
 ・1年 :0.25%
 ・3年 :0.35%


 となっています。そこそこの水準ですね。ただ1年もので「0.3%台」に届かない水準というのは、やや物足りない印象を受けるのも事実です。0.3%まで後もう少しなのですが・・・この残り「0.05%」の違いは銀行としても結構、大きいということなのでしょうね。

 それでも1年ものの市場金利が0.176%という金利環境においては、それを大きく上回る「赤字覚悟」の金利であるのは間違いないとは思いますが。

 なお今シーズンは期間が短い定期預金が人気なのか、楽天銀行も従来の6ヶ月ものではなく、3ヶ月ものをこのキャンペーンではフィーチャーしておりますね。

 ただ残念ながら金利が0.15%とイマイチなことに加えて、3ヵ月後に楽天銀行から高金利の定期預金が提供される可能性は限りなくゼロですので、ニーズは限定的と言えそうです。

 さて投票結果ですが、5つ★満点で、「2.0」。真ん中である3つ★を大きく下回る残念な結果ですね・・・ただ金利水準からすればこれくらいの評価で妥当なのではないかと思います。

 では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は8月4日まで。

>>>楽天銀行の「夏のボーナスキャンペーン」円定期預金特別金利について詳しくはこちら

投票:http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=1052

前回のコラム:http://www.ginkou.info/modules/news/article.php?storyid=715


 今回は、SBI証券が取り扱う、小田急電鉄3年もの社債を取り上げたいと思います。

 

 ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。

■長期金利推移(グラフ期間:1年)



 昨年4月初旬の「異次元緩和」とも称される日銀の新たな金融緩和策発表により、長期金利はむしろ上昇するという、驚きの動きが起きました。

 しかしその後、長期金利は徐々に低下しています。つまりは超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。上記グラフを見ても過去1年でじりじり金利が低下してきたことが分かります。残念なことです・・・。

 足元でも長期金利は何と0.540%まで下がってきています!長らく0.6%が強い抵抗線となっていたわけですが、いよいよ0.5%台が定着しつつあります。金利低下がもう一段深化してしまった感じです・・・。

 今後の金利見通しとしては、やはり異次元緩和が実施されている間は金利が大きく上昇していくシナリオは考えにくいですね。加えて、世界的にも金利の低下が進んでおり、こうしたことも巡りめぐって国内金利の低下要因となります。何やら今度はポルトガルが騒がしくなってきておりますし・・・。

 当面は金利が上がらないという前提で預金運用・資産運用をご検討いただければと思います。

 さていよいよボーナスシーズンも佳境となりつつあることもあって、各銀行が金利の引き上げや、夏の定期預金キャンペーンを開始するなどボーナス資金獲得に動いています。

 一方で最近パッタリと大人しくなってしまったのが個人向け社債の販売です。ほとんど見かけることはなくなりました。金融市場が正常化する中で、個人から資金を集める必要性はほとんどなくなってしまったのかもしれません。

 そうした中ではありますが、SBI証券が、珍しく小田急電鉄株式会社の個人向け社債を販売しておりますので取り上げたいと思います。

 まずそもそも個人向け社債とは何ぞやということですが、利率は最初から決まっていて、運用期間中は上がることも下がることもありません。そして満期になれば元本と利息が還ってくるという点では、ほぼ定期預金のような商品です。

 ただ定期預金と大きく違うのは2点あって、1つ目は途中解約という概念がない、ということですね。どうしても換金したくなれば市場でその社債を売るしかありませんが、その時の値段は、その会社の信用力や金利環境によって変わってきます。場合によっては元本割れする可能性があります。

 2つ目は預金保険の対象ではない、ということですね。もちろんその会社が存続する限りは元本保証ですが、万が一、その会社が倒産したり法的整理になったりすると、元本が大幅にカットされる可能性があります。購入する際にはその会社の信用力・安全度をしっかり見届ける必要があります。

 で、そういったリスクの見返りに、この小田急電鉄株式会社社債の気になる金利はと言うと・・・

■小田急電鉄株式会社/3年もの社債

 ・3年:0.17%


 さすがに財務体質がピカピカの電鉄会社の社債だけあって、金利面でやはり信用力に反比例した水準となっています。つまりは「低い」ということですね。

 実際、小田急電鉄株式会社の格付けはJCRが「AA-」とトップレベルです。

 むしろこれだけの信用力がありながら、0.2%近い金利というのは「がんばった金利」と言えるのかもしれません。今月の個人向け国債の3年もの金利は0.06%ですからね。「国債の3倍近い金利」と言うことになります。

 ただ一方で、リスクが完全にゼロの定期預金でもキャンペーン金利で3年0.5%もあるわけですからね・・・そういう意味では1,000万円をはるかに超える金融資産がお持ちでない限り、あまり積極的に利用する必要性はなさそうです。

 ちなみに小田急の2014年3月決算は、当期利益が250億円という堂々たる内容ですね。経営に懸念はありません。
 
 なおこの社債購入に関する注意事項としては、募集期間は7月24日(木)までとなっていますが、その前に売り切れてしまうかもしれません。口座をお持ちでない方は購入するかどうかは別にして、まず口座開設しておいた方が良さそうです。今なら一応、口座開設+取引で最大7,300円の現金がもらえるようですね。

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 ではこの、3年で0.17%となる、SBI証券が取り扱う小田急電鉄株式会社の個人向け社債。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・多少のリスクはあるものの、そこそこの金利である点を評価して「★★★★」としておきます。投票は8月11日まで。

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