前回の読者アンケート「あなたのスパイウエア対策はどれ?」では・・・
1位:ウイルス対策ソフトのインストール、アップデート 32%
2位:自宅以外のパソコンでインターネットバンキングをしない 17%
3位:セキュリティ対策がしっかりしている銀行を選ぶ 14%
4位:インターネットバンキングを使わない 9%
〃:乱数カードを提供している銀行を選ぶ 9%
となりました。やはり数千円のお金をケチらず、しっかりウイルス対策ソフトをインストゥールすることが肝要ですね。まだの方は投票をお願いします。8月17日まで。
http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=75
さて今回は、「中国人民元の切り上げ」について。
--- Ginkou ---
中国株ファンドで高値更新が続出、人民元切り上げで人気再燃も
http://www.reuters.co.jp/financeNewsArticle.jhtml?type=marketsNews&storyID=9147980
[東京 22日 ロイター] 2004年秋から資金流出が続いている中国株ファンドで、設定来高値を更新する中国株ファンドが相次いでいる。人民元の切り上げで中国株式市場の堅調さが再注目され、資金流入に転じる可能性も出てきた。
<誤解の多い中国株ファンド>
野村総合研究所(NRI)によると、中国株ファンドは2004年9月以降、今年6月まで資金純流出が続いている。反日デモをきっかけに今年4月は個人投資家の中国に対する信認が揺らぎ始め、流出額は350億円を超えた。5月も200億円弱、6月も350億円近い流出となった。
6月に資金流出額が膨らんだ背景には、基準価額が上昇してきていたことで、利益確定の売りが膨らんだことがあるとみられている。
資金流出の続く中国株ファンドだが、中国株式市場の上昇を背景に、基準価額が設定来高値を更新するものが出てきている。中国株式市場は、6月に発表された経済指標でインフレの懸念がなく、消費拡大が進んでいることが明らかになり、原油価格高騰による石油関連銘柄の上昇も加わって株価をサポートし、H株指数やレッドチップは上昇傾向にある。
6月末現在、中国株ファンドで最大の純資産を誇る大和住銀投信投資顧問「チャイナ・エクイティ・オープン(チャイナ騰飛)」<22311041.JPF>の基準価額は21日現在、1万0407円。分配金450円を考慮すると、設定来高値1万0676円(2004年3月8日)を更新している。
同様に、HSBC投信の「HSBCチャイナオープン」<51311021.JPF>の基準価額は同1万6641円で、既払分配金は900円。2004年1月6日につけた設定来高値の1万7502円を更新した。三井住友アセットマネジメントの「三井住友・ニュー・チャイナ・ファンド」も同1万2020円(分配金1000円)で、最高値1万2639円(2004年3月8日)を更新中だ。
NRIは「中国株ファンドのパフォーマンスは、7月に入り2004年2月に付けた過去最高水準に近づいている」と指摘。中国株ファンドの運用会社関係者は、「悪い悪いと言われ続けてきた中国株ファンドは、実は高値を更新してきている。人民元切り上げは中国国内の購買力が上がることを意味し、中期的には中国株式市場にはプラスと判断している」と強気姿勢だ。
〔 出典:ロイター
http://www.reuters.co.jp/home.jhtml 〕
--- Ginkou ---
ついに人民元が切り上げ可能となる制度に移行しましたね。上昇幅はたった2%ですが。輸出一辺倒の経済から、輸入もしっかりする経済大国への小さな一歩を踏み出した、というところでしょうか。日本にとってはどうなんでしょうね。労働力の賃金格差が縮まり、少しは工場が戻ってきたり、中国への輸出が増えるのであればプラスですね。一方、中国に工場があって中国を通して輸出している場合はマイナスですね。ならすと・・・やはりプラスの方が多そうですね。いずれにせよ、元が安すぎたのは事実でしょうから、日本にとってプラスにせよ、マイナスにせよ、適切な水準に近づく一歩というのは歓迎すべきなんでしょうね。
で。この元の切り上げ、ささやかながら投資家の立場からするとチャンスなんでしょうか?それともピンチなんでしょうか?安心してください。筆者も知りません(笑)。投資家と言っても、中国に投資するには投信を購入するくらいしかできませんし、我々が購入できるファンドはほとんどが香港に上場している株式に投資するもので、つまり香港ドル建てなので、直接的に元の切り上げが影響するわけではありませんので、正直、よくわからないですよね。
まぁ、わからないながら考えてみると、短期的に見れば輸出企業が苦しくなるわけでマイナスでしょう。ただし、切り上げ幅が結果的に2%程度なら、そもそもそれくらいの影響でしかないわけで、元の切り上げ云々よりも、中国の成長率などのファンダメンタルズの方がよっぽど重要かもしれません。一方中期的に見れば、それだけ中国の購買力が高まり経済が大きくなっていくわけですから、プラスと言えるかもしれませんね。
というわけで筆者は、ほとんどない知識をもとに5分だけ考えて、中国ファンドに投資するのに短期的にはマイナス、中期的にはプラス、と考えました。で、中期的にプラスなわけですから、引き続き買ってもいいかなぁと考えますが(←自信なし)、読者のみなさんはどうお考えでしょうか?投票ください。8月22日まで。
■大きいニュースの割には、影響がイマイチよく分からない「人民元の切り上げ」ですが、中国ファンドは買い?それとも・・・(8月22日まで)■
http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=77
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