Gikuri

ギクリのブログ。たまに自意識過剰。

石見出雲一人旅 2日目

2022-07-02 | 旅に出た
島根旅行2日目です。
朝食は前日に買ったご当地パン。
出雲のなんぽうパンのばらパンは
渦巻きの間にクリームが挟まってる。
隣県広島のタカキベーカリーの
石窯マスカットレーズンは本当に
レーズンにマスカットの香りがした。
温めた方が美味しかったかな。
外は曇りで寒い。帰りの高速バスの
切符を朝のうちに案内所で買っておく。

浜田駅から浜田市生活路線バスの
旭浜田路線(今市線)に乗車。
バスは山道を行き美又口で下車。

実際は美又温泉口バス停の位置で、
図の×印ではなく○印のところに
停車します。×印の方の道を進む
つもりが間違えて○印の方の道を
歩道橋潜ってしばらく進んでしまい、
5分強ロスして焦った(ロスした
せいで結局2.7kmくらい歩いてる)。
金城線(かなぎおでかけバス)だと
○印の方の道に行くみたいですが
今回は乗れず(乗れた場合は
滝原橋が最寄りバス停だった)。
気温9度だけど浜田駅付近と違って
風がないのでずっと歩いてれば
寒くなかったです。ただ眼鏡が曇って
危ないので、全く人がおらず
犬の吠える声しか聞こえないのを
いいことに顎マスクしてました。
美又温泉は泉質がいいそうですね。

最後坂を上って安楽寺へ。
事前に訪問可能か電話確認済み。
庭園拝観希望者はチャイムを鳴らすよう
看板に書いてあったので、飛び込みでの
見学も不可能ではないかもしれませんが、
電話した時は「その時間いるようにして
おきます」と伺った(=いつ来ても
対応できるわけではない?)ので、
なるべく予約した方がよさそうです。
9時早々にご案内いただきました。
上がると、奥に森蘊が40年前に作った
枯山水庭。まず豊かな苔が目に入る。
苔は春の明るい緑や梅雨の深緑が
よく、真夏は元気がないそうです。
積雪は少ないものの、屋根から落ちる
雪が融けずに根雪になりがちと。
枯滝は大きめの石を立ててまっすぐ
落ちる形ではなく、礫を敷き詰めた
小川の傾斜が急になったような
意外に見ない形です。苔から向こうは
すぐ山だったのを削って作庭。
一番奥の石は坐して見るべし。
座った方が苔も近いし。
石にもよく見ると苔が生えていて
雨で濡れると映えるらしいです。
紅葉は黄色くらいにしかならず、
その横の木が赤く色づくそうです。
小川家より落葉樹が多い感じ。
イソヒヨドリ?も訪ねてきました。
拝観料の設定はなく、帰りに賽銭箱に
志納。お寺に入ってすぐ横の庭は
森蘊の作庭ではなく、先代住職の
集めていた石を広島の業者に頼んで
作庭させたものだそうです。

金城バス停(に上っていく入口)まで
タクシー8分2310円(迎車220円)。
金城PAでようやくトイレ。
広島から来た高速バスいさりび号、
定刻ぴったりで逆にびびった。
2分遅れで浜田駅に戻り、10:30でも
開いてるさかね食堂で早い昼食。
特急出発まであまり時間ないし
まだ空腹って時間でもないので
単品メニューから黒焼きそば700円。
外にあるメニュー以外にも
オムカレーとかいろいろあります。
他に客いないし10分もせず出てきた。
焼きそばの味付けで鰹節も載ってる
けど実は日本蕎麦(だから黒)です。
この旅行で初めてまともに野菜食った。
席のそばの洋蘭が香る。

特急乗ったら自由席の窓側満席。
福岡あたりから出雲大社への
観光客が多く来てるんでしょうか?
江津で山側の席が空いたけど海側が
よかったな…。砂浜+石州瓦の景色とか
海岸の岩壁とか見えてたし。
江の川沿いの山の斜面を星形に伐採
してたのが気になり調べたら、ツツジを
「島の星山」に星形に植えたらしい。

午後は世界遺産の石見銀山へ。
そこまで産業史興味ないし当初行く
つもりなかったけど、半日空いたから
行くことにしました。大田市駅から
バスに乗り、大森代官所跡バス停下車。
ガチャガチャした賑やかさはなく
平日で観光客も多くなく、木造和建築が
左右に並ぶ比較的落ち着いた町並み。
秋の曇り空に合ってて好み。
道の真ん中に隈取りしたような猫。
1ヶ所客引きしてる店があって
先を歩いてた観光客が捕まってる隙に
通過。自販機にも木の枠。さりげなく
玄関先に花活けてたり野菜飾ったり
軒に干し柿ぶら下がってたり、
キョロキョロよく見て歩くと楽しい。

まず熊谷家住宅。この町は武家屋敷も
あるけど例に漏れず質素のようで、
こちらの商家の方が立派だそうです。
部屋いっぱいあるけどまず奥の間、
普通赤い敷物がよく敷かれますが
ここは何色か敷いてました。でも
それに負けないような華やかな部屋。
広くはないけど庭もあります。
浴室は外への扉が開いて夏涼しそう。
居間の地下蔵がかなり深いです。
火災時はここに家財を避難させると。
坪庭2つあったかな。蔵や2階は展示室。

龍源寺間歩まで行く「ぎんざんカート」
は満席で乗れませんでした。
銀山口自治会館前カート乗り場から
約2.3kmだか歩いたけど、カートも鈍行
なので予定から10分遅れにとどまった。
行きに乗った客で帰りも高確率で満席に
なるし、待った挙句乗れないとバスに
乗り遅れるので、帰りも徒歩決定。
レンタサイクルもあるけど上り坂具合が
分からないのと雨降ってもおかしくない
雲行きだったからやめた(結局降らず)。
25分ほど歩き龍源寺間歩に到着。
近くで発掘調査してた。折角来たので
坑山の地下坑道を歩きました。
よくこんなとこ頑張って掘ったなあ。
ひおい坑は人一人入れるかって狭さ。
水滴とライトのあるところで雑草が
たくましく育ってました。
11度で夏涼しく冬暖かそうだけど
外も14度であまり変わらなかったです。
歩き続けて暑かったから寒くてよし。
間歩内はそんなに長くなくて、時間
リカバリーどころか最終的に余った。
帰りに小学生の遠足見かけました。
結局石見銀山では6kmくらい歩いてる。
石見銀山とりあえず行っただけって
感じであまり学習も満喫もしなかった
気が(笑)。「産業史に興味ないけど
世界遺産らしいから少し寄ってみた」
って観光客は、町並みで食べ歩きしたり
カフェ入ったりする方が楽しめるかも?
行きも帰りも大森代官所跡でバス乗降
する観光客が多いけど、もしかしたら
本当に町並みしか見てないのかも?

山陰線の各駅は海側の席空いてたので
掛戸の海岸などを見つつ出雲市駅へ
移動。バスの時間までお土産下調べ。
広島行き高速バスみこと号は
下熊谷バスセンター下車の場合は
予約不可で当日乗車時前払い。
釣り銭なく持ってるか聞かれて
現金の頭でいたけど、交通系IC
カードでも支払えたみたい。
満席じゃなかったので無事乗れた。
バス停に近いレストラン旬香
ナポリタン田守り麺880円。
要は米粉麺。違和感ない。
変わった麺料理ばかり食ってる。
美味しいけどすでに約9km歩いてる
今日の私には量が足りない…。
隣のスーパーでいわし煮買い食い
して蛋白質とカルシウム補給。
翌日は昼食がパンの可能性があった
ので朝食におにぎりを探したけど、
翌朝までに賞味期限切れない商品が
スーパーにもホテル近くのコンビニ
にもドラッグストアにも全くない。
仕方ないからパンにした。
「ホイップあんぱん出雲ぜんざい風
おめでたい紅白の求肥入り」という
ご当地なんだかそうじゃないのか
分からないパンとみかん1個。

ホテル上代で宿泊。出雲内陸部で
泊まろうとするとホテルの選択肢が
なかったけど、客室は不満なし。
古いなりに清潔感あったし
浴室はリフォームしてたし。
コインランドリーは洗濯500円
(洗剤セルフ)乾燥300円と相場の
倍しました。当然誰も使ってない。
内陸だから夜余計に冷える。
寒くて寝られず暖房つけたら
冷蔵庫ともどもうるさい…。


《写真ブログ記事》
島根県・浜田 安楽寺
島根県・大田 石見銀山
島根県・大田 熊谷家住宅
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